Xserve RAID 1.5 and later:パフォーマンス最適化のための設定

Apple の Xserve RAID 1.5 アップデートは、お使いの Xserve RAID の安定性の向上と Xserve RAID のパフォーマンスの向上とのバランスを選択できるように設計されています。Xserve RAID をどのように利用するかによって、安定性の向上またはパフォーマンスの向上について適切なオプションを選べます。

これらの新しいオプションを利用するには、RAID ファームウェアのバージョン「firmware-1.5-1.50.xfb」との接続に「RAID Admin 1.5」を使う必要があります。

RAID アレイの設定

パフォーマンスを最大にするために、RAID が両サイドで 7 台のドライブに完全に分散され (ただし必要な場合は 1 台をホットスペアに割り当てます)、512 MB RAM を搭載するように設定します。Xserve RAID の両サイドを RAID レベル 5 に設定します (または、Xsan メタデータ用 LUN は従来通りに 2 台のドライブで構成された RAID1 にします)。RAID セットの構築中は、パフォーマンスが低下することに注意してください。RAID セットのサイズにもよりますが、構築には最大 40 時間が必要となります。

Xserve RAID ファイバーチャネルの設定

Xserve RAID を直接 Apple Fibre カードに接続する場合、Xserve RAID のトポロジー設定は、「Point-to-Point」に設定する必要があります。
Xserve RAID をファイバーチャネルスイッチまたはハブに接続する場合、Xserve RAID のトポロジー設定は、「自動」に設定する必要があります。

この設定を行うには、以下の手順を実行します。

  1. RAID Admin で該当する RAID を選択します。
  2. 設定」ボタンをクリックします。
  3. 画面の指示に従って認証を行います。
  4. 「ファイバーチャネル」タブを選択します。
  5. トポロジー」設定を設定します。必要な接続の種類に応じて、「Point-to-Point」または「自動」に設定します。

Xserve RAID のパフォーマンス設定

Xserve RAID コントローラごとにパフォーマンスを向上させる設定ができます。

この設定を行うには、以下の手順を実行します。

  1. RAID Admin で該当する RAID を選択します。
  2. 設定」ボタンをクリックします。
  3. 画面の指示に従って認証を行います。
  4. 「パフォーマンス」タブを選択します。

設定 1:「コントローラの書き込みキャッシュを使用」

パフォーマンスを最大にするために、「コントローラの書き込みキャッシュを使用」オプションを選択します。

警告:この設定を行うときは、無停電電源装置 (UPS) システムを使ってデータ消失が発生しないようにしてください。詳しくは、こちらの記事を参照してください。

設定 2:「ホストのキャッシュフラッシュを許可」

Xsan ボリュームで Xserve RAID を使っている場合は、このオプションの選択を解除します。

RAID Admin 1.5 には、ホストのキャッシュフラッシュ動作をユーザがコントロールするための新しい機能が加えられています。Xserve RAID を Final Cut Pro などのビデオアプリケーションのストレージとして使っている場合は、リアルタイムのビデオキャプチャに必要な帯域幅と処理速度を維持するために「ホストのキャッシュフラッシュを許可」オプションの選択を解除してください。同様に、Xserve RAID を AFP などのファイルサービスのファイル保存場所として使っている場合は、「ホストのキャッシュフラッシュを許可」オプションの選択を解除してください。ホストのキャッシュフラッシュ機能を無効にした場合、停電時にデータが失われることのないよう RAID を無停電電源装置 (UPS) に接続してください。ビデオキャプチャが完了したら、信頼性を最適化するために「ホストのキャッシュフラッシュを許可」を再び選択します。

設定 3:「ドライブの書き込みキャッシュを使用」

パフォーマンスを最大にするために、Apple Drive Module (ADM) のドライブキャッシュを有効にしてください。

設定 4:「安定ストリーミングモードを使用」

パフォーマンスを最大にするために、このオプションの選択を解除します。

このパフォーマンス機能は、データ配信の短時間の遅れを改善できますが、全体的なデータ配信の帯域幅を最大 20 % ほど低下させると推定されます。このモードは、RAID ユニットでメディアの特定なセクションからの読み取り速度が遅く、「アレイのバックグラウンド調整」ユーティリティを実行するには時間が足りないような状況で使うと効果的です。

設定 5:読み込みプリフェッチ

パフォーマンスを最大にするために、「読み込みプリフェッチ」を 8 ストライプ (512 KB/ディスク) に設定します。

正しい設定を表示している以下の画像を参照してください。

これは RAID のパフォーマンスとデータ整合性を向上させるために新しく追加されたユーティリティです。データ処理の量が少ない場合 (たとえばレンダリング、メールの受信、メディアのダウンロードなどを行っている場合) や、Xserve RAID を使っていないときは、この機能をバックグラウンドで実行できます。「アレイのバックグラウンド調整」ユーティリティは、大量のビデオをキャプチャしたりマスターテープを作成したりする作業の直前や直後に実行すると特に有用です。ユーティリティの実行には数時間かかりますが、必要に応じて一時停止したり中断することができます。 「アレイのバックグラウンド調整」についての詳細は、こちらの記事 を参照してください。

注意:Xserve RAID Admin Tools 1.5 アップデートにバンドルされているファームウェア (firmware-1.5-1.50f.xfb) をインストールすると、クライアントコンピュータ上にある「Xserve RAID Driver 1.0」のソフトウェア設定は無効になります。ホストのキャッシュフラッシュ動作を再開するには、「RAID Admin 1.5」で「ホストのキャッシュフラッシュを許可」を選択する必要があります。

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