Studio Display(2026):ディスプレイ(VESAマウントアダプタ)
始める前に
危険
AC電源コードがコンセントに差し込まれていないことを確認してください。
警告
始める前に、「破損したガラスに関する安全対策」を読んでください。
重要
傾きを調整できるスタンド、または傾きと高さを調整できるスタンドで構成されたモデルについては、「ディスプレイ(スタンド)」を参照してください。
この手順のいくつかの画像には、VESAマウントアダプタの代わりにスタンドが取り付けられている様子や、別のStudio Displayモデルが表示されていますが、ディスプレイの取り外しおよび取り付けの手順は同じです。
ツール
接着シートカッター
接着シートカッター用交換ホイール
創傷防止手袋
ディスプレイ接着シート
ディスプレイサポートスタンド
静電気放電防止ピンセット
エタノールワイプまたはIPAワイプ
マイクロフォームバッグ
ナイロン製プローブ(ブラックスティック)
サイドシールド付きの安全ゴーグル
シリコーンローラー
粘着性シートパッド
サポート用発泡ウレタン台
サポート固定具(傾きを調整できるスタンド用)
サポート固定具(傾きと高さを調整できるスタンド用)
注意
取り外しや取り付けの手順では、2人での作業が必要になる場合があります。
この記事の画像の一部では、電源コードがディスプレイから取り外されていますが、この手順の実施中は電源コードをディスプレイに接続したままにしておく必要があります。
この修理手順にはシステム構成が必要です。システム構成を実行するには、以下が必要です。
Apple T2セキュリティチップおよびmacOS Sonoma 14.1以降を搭載した、AppleシリコンまたはIntelベースのMacにインストールされている最新バージョンのAppleサービスユーティリティ
インターネット接続
USB-C充電ケーブルまたはUSB-A - USB-Cケーブル電力供給とデータ転送の両方に対応したUSB-Cケーブルを用意してください。Thunderbolt 3ケーブルは使わないでください。
取り外し
注:取り外しの手順がすでに完了している場合は、「取り付け」に進んでください。
注意
接着シートカッターには交換用ホイールが付いています。ホイールに欠け、へこみ、破損、歪みがある場合は交換しなければならないため、おそらく複数のホイールを使う必要があるでしょう。損傷しているホイールを使うと、ディスプレイのポリエステルテープが損傷する可能性があります。以下の画像は、損傷したホイールと新品のホイールを示しています。
ディスプレイを上向きにして、サポート用発泡ウレタン台の上にディスプレイを平らに配置します。

ディスプレイと筐体の間に接着シートカッターを差し込んで、ディスプレイの接着シートを切っていきます。接着シートカッターのホイールを角から入れ、ディスプレイの縁に沿って動かします。
重要
それぞれの接着シートは、1つのスポンジ層が2つの接着層の間に挟まれた構造になっています。この作業では主にスポンジ層を切っていくことになりますが、シートを完全に切るには、おそらくディスプレイの縁にそってカッターを何度も動かす必要があるでしょう。


ディスプレイと筐体の縁の周辺には大きな切り込みが複数あります。それらの部分と、ディスプレイの周囲全体で、接着シートを完全に切り通すようにしてください。


ディスプレイを慎重に持ち上げて、ディスプレイ接着シートが十分に切断されていることを確認します。接着シートが完全に切断されていない場合は、接着シートカッターを使って、残っている接着シートを切断してください。
注意:ディスプレイを筐体から外すときに、ブラックスティックを使わないでください。ブラックスティックを使うと、ディスプレイにひびが入って交換が必要になる可能性があります。
筐体上部(カメラ側)を下にした状態でディスプレイを立てます。
画像のように、2つのサポート固定具をディスプレイの前に置きます。
注意:手順6~9を実行するには、別の人の助けが必要になります。

別の人に筐体を背面から支えてもらった状態で、ディスプレイを下部(カメラがない側)から開き、筐体から慎重に外していきます。

ディスプレイの残りの部分を筐体から慎重に外し、ディスプレイのフックを筐体の上部(カメラ側)付近にあるハンガーから確実に外します。ディスプレイが筐体のハンガーから外れたら、ディスプレイを持ち上げて、2つのサポート固定具の上に乗せます。

ディスプレイから以下のケーブルの接続を外します。
注:ディスプレイケーブルは筐体に接着されています。必要に応じてブラックスティックを使い、ディスプレイケーブルから接着シートをはがします。
デュアルディスプレイバックライトの電源フレックスケーブルとDisplayPort電源フレックスケーブルの端を引いて、コネクタから抜きます(1)。
重要: デュアルディスプレイバックライトの電源フレックスケーブルは、ディスプレイ側の端が2つに分岐しています。片方のフレックスケーブルの端の両側をつまんで、コネクタから抜きます。同じ手順で、もう片方のフレックスケーブルも抜いてください。
カメラ/環境光センサー(ALS)のフレックスケーブルおよびDisplayPortの信号フレックスケーブル(2)のロックバーを開き、フレックスケーブルの端をコネクタから引き抜きます。

2つのサポート用発泡ウレタン台の上に筐体を上向きに配置し、ディスプレイサポートスタンドにディスプレイをセットします。
重要:ディスプレイサポートスタンドがない場合は、ディスプレイの表側を下向きにして、清潔で柔らかいタオルの上に置いてください。ディスプレイの損傷を防ぐため、フレックスケーブルがタオルに触れないようにしてください。

取り付け
交換用ディスプレイを取り付ける場合は、手順2に進んでください。元のディスプレイを再度取り付ける場合は、ブラックスティックを使用してディスプレイ周囲の接着シートをはがします。ブラックスティックの平らな方の先端を使って接着シートを持ち上げ、ピンセットまたは指で接着シートを引っ張ってはがします。
注意
ディスプレイのポリエステルフィルムの損傷を防ぐため、ディスプレイ接着シートをディスプレイの角からはがさないでください。
ディスプレイにはエタノールワイプやIPAワイプを使わないでください。エタノールやイソプロピルアルコールが、ポリエステルフィルムに損傷を与える可能性があります。

静電気放電防止ピンセットまたは指で、筐体の端からディスプレイ接着シートをはがします。

エタノールワイプまたはIPAワイプを使って、筐体の縁に残っている接着シートをすべてきれいに取り除きます。

ディスプレイ接着シートを平らな場所に置き、損傷やしわがないことを確認します。接着シートの部品番号を参照して、接着シートの正しい貼り付け位置を確認してください。
左(946-38388)(1)
右(946-38389)(2)
右上(946-38711)(3)
左上(946-38710)(4)
下(946-38390)(5)
注意:ディスプレイ接着シートに破損があると、隙間ができて外観上の問題が発生したり、光漏れが生じたり、ディスプレイと筐体の接着が弱くなったりする可能性があります。接着シートにしわや破損がある場合は、交換してください。
注:ディスプレイ接着シートは、2つの接着層の間に1つのスポンジ層がある構造になっています。シートの裏側には紙製の剥離ライナー(裏紙)が、表側にはビニール製の剥離フィルムが付いています。ライナーやフィルムの色は異なる場合があります。

筐体を、内部を上向きにしてサポート用発泡ウレタン台の上に置きます。
左側用の接着シートの紙製の剥離ライナーの各部分をはがしながら、接着シートを筐体の端に押さえつけて貼り付けていきます。その後、ブラックスティックの平らな方の先端を使って接着シート全体をしっかりと押さえ、筐体に接着させます。

重要:ディスプレイ接着シートの形状が、筐体側の形状に合うようにして貼り付けてください。
筐体の右端、左上端、右上端、下端で手順6を繰り返して、接着シートを貼り付けます。その後、手順8に進みます。


注意:手順8~10を実行するには、別の人の助けが必要になります。
別の人に、上部(カメラ側)を下にした状態で筐体を立ててもらい、2つのサポート固定具を筐体の前に置きます。
ディスプレイを持ち上げて、2つのサポート固定具の上にのせます。

以下のケーブルをディスプレイに接続します。
デュアルディスプレイバックライトの電源フレックスケーブルとDisplayPortの電源フレックスケーブルの端をコネクタ(1)に差し込みます。
カメラ/ALSのフレックスケーブルとDisplayPortの信号フレックスケーブル(2)をコネクタに差し込み、ロックバーを閉じます。

端の位置を合わせながら、ディスプレイを筐体内に配置します。ディスプレイ背面のフックが、筐体上部付近(カメラ側)にある2つのハンガーにかみ合うようにしてください。
2つのサポート用発泡ウレタン台を、画像のように線の向きが垂直方向になるようにテーブルの上に置き、ディスプレイ側を上向きにして筐体を発泡ウレタン台の上に置きます。

ディスプレイの下端から剥離ライナーを取り除ける程度に、ディスプレイとの間にすき間を開けます。ディスプレイの周囲に沿って、左端、右端、上端の剥離ライナーを取り除くまで、同じ手順を繰り返します。

粘着性シートパッドのライナーをはがし、シリコーンローラーを粘着性シートの上で前後に転がしてきれいにします。

ディスプレイの各辺で、シリコーンローラーを6回転がします。


ディスプレイの端を30秒間押さえて、接着シートをしっかりと接着させます。ディスプレイの周囲を回りながら、各側を30秒間ずつ押さえてください。
注意:ディスプレイを筐体に接着させるため、ディスプレイの外周全体でこの作業を繰り返してください。

2つのウレタン台の上でディスプレイを上向きにしたまま、接着シートが固着するまで30分間待ちます。

ディスプレイをマイクロフォームバッグに入れ、そのバッグをディスプレイ側を下向きにして清潔なテーブルの上に平らに置きます。接着シートがディスプレイと筐体の両方に固着するよう、30分間待ちます。
注意:テーブルの上に置いたディスプレイを引きずって動かさないでください。

マイクロフォームバッグからディスプレイを取り出します。
修理の完了
注意
ディスプレイやロジックボードを交換した場合は、残りの手順に従ってシステム構成を実行してください。続ける前に、AppleサービスユーティリティがインストールされたMacと、USB-C充電ケーブルがあることを確認してください。
MacでAppleサービスユーティリティアプリを開きます。すべてのリソースがインストールされていることを確認してください。
注:リソースのダウンロードとインストールにかかる時間は、インターネットへのネットワーク接続速度によって異なります。
Appleサービスユーティリティに、「デバイスまたはツールを接続」というメッセージが表示されます。
ディスプレイの電源コードをコンセントに差し込みます。
USB-C充電ケーブルの片方の端をMacに接続し、もう片方の端をディスプレイの背面にあるThunderbolt 5ポートに接続します。一番右側にあるポートがThunderbolt 5ポートです。
Appleサービスユーティリティでディスプレイが検出されると、システム構成が自動的に開始されます。
システム構成に成功すると、Appleサービスユーティリティに「『システム構成』が完了しました」というメッセージが表示されます。
注意
システム構成で中断、キャンセル、またはエラーが発生した場合は、AppleサービスユーティリティにSelf Service Repair Storeチームに連絡してサポートを求めるよう案内するメッセージが表示されます。
ディスプレイを交換した場合は、システム構成を完了しない限り、ディスプレイの明るさ、True Tone、センターフレームが正常に機能しない可能性があります。
ロジックボードを交換した場合は、システム構成を完了するまで、画面に警告シンボルと「support.apple.com/display/restore」が表示されます。