MacBook Air(13-inch, M4, 2025):下部ケース
始める前に
警告
始める前に「バッテリーの安全性」を読み、作業スペースとバッテリーの取り扱いに関するガイドラインに従ってください。
ツール
バッテリーカバー
バッテリーフレックスケーブル位置調整ツール
創傷防止の手袋
静電気放電防止ピンセット
細字の油性マジック
ナイロン製プローブ(ブラックスティック)
五角ネジ用ドライバー
吸着カップ
トルクドライバー(ブルー、0.65 kgf cm)
トルクスプラス3IP 44mm半月型ビット
すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。

注:この手順には別のモデルの画像が使用されている場合がありますが、手順は同じです。ただし必ず、修理するモデルに適したツールを使用してください。
取り外し
コンピュータを裏向きにし、清潔で平らな作業台の上に置きます。
五角ネジ用ドライバーを使って、五角ネジ(1)を2本、下部ケースの前面の角から取り外します。
注:ネジの色はコンピュータのモデルによって異なります。
シルバー(923-12542)
スカイブルー(923-12542)
スターライト(923-12542)
ミッドナイト(923-12545)
五角ネジ用ドライバーを使って、五角ネジ(2)を2本、下部ケースの背面の角から取り外します。
注:ネジの色はコンピュータのモデルによって異なります。
シルバー(923-12541)
スカイブルー(923-12541)
スターライト(923-12541)
ミッドナイト(923-12544)
下部ケースを上部ケースに固定する4個の内部クリップの位置をメモしておきます。
図のように、吸着カップの右端を上部ケースの溝の左端に合わせます。吸着カップを押し付けて、下部ケースの前端付近に取り付けます。
前端にある内部クリップが外れるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。
吸着カップの端を強く押して外します。
吸着カップの左端を上部ケースの溝の右端に合わせます。吸着カップを押し付けて、下部ケースの前端付近に取り付けます。
前端にある内部クリップが外れる感触があるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。次に、吸着カップを両端から内側に絞るように押して外します。
下部ケースの左側に吸着カップを取り付けます。
左側にある内部クリップが外れる感触があるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。次に、吸着カップを両端から内側に絞るように押して外します。
下部ケースの右側に吸着カップを取り付けます。
右側にある内部クリップが外れる感触があるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。次に、吸着カップを両端から内側に絞るように押して外します。
創傷防止手袋を着用します。
手前側で下部ケースを少し持ち上げ、下部ケースと上部ケースの間に隙間があくようにします。下部ケースを引き出して、上部ケースから取り外します。清潔で平らな作業台の上に、下部ケースを上向きにして置きます。
注意:下部ケースは10mm以上持ち上げないでください。
重要:下部ケースを交換する場合は、以下を実行します。
元の下部ケースは、修理が完了するまで保管しておきます。
細字の油性ペンで、交換用の下部ケースの内側にコンピュータのシリアル番号を書き込みます。
下部ケース以外の部品を交換しない場合は、取り付け手順11に進みます。
手袋を外します。
バッテリーカバーをバッテリーの上に置き、バッテリーカバーの穴を、カチッとはまるまで上部ケースのネジに押し込みます。
バッテリーフレックスコネクタのカウリングからポリエステルフィルムをはがします。
重要:ポリエステルフィルムのタブは必ずまっすぐ上に引き上げてください。
ブルーのトルクドライバーと3IPビットを使って、3IPネジ(923-12573)を2本、バッテリーコネクタのカウリングから取り外します。
バッテリーコネクタのカウリングを取り外し、再度取り付けるまで保管しておきます。
バッテリーフレックスケーブルの端を持ち上げて、コネクタから外します。
取り付け
図のように、バッテリーフレックスケーブル位置調整ツールのピンをネジ穴の横に配置します(1)。
位置調整ツールを平らに置き、ネジ穴に位置合わせピンを挿入します(2)。
バッテリーフレックスケーブルの端を押してコネクタに接続します(3)。
重要:ポリエステルフィルムのタブがバッテリーフレックスケーブルの端に接着されていることを確認してください。
バッテリーフレックスケーブルの調整用ツールを取り外します。
ブルーのトルクドライバーと3IPビットを使って、バッテリーフレックスケーブルのコネクタの右側に3IPネジ(923-12573)1本を仮締めします。
バッテリーコネクタのカウリングをバッテリーフレックスケーブルの端にかぶせます。図のように、カウリングの端を3IPネジの下にスライドさせます(1)。
ブルーのトルクドライバーと3IPビットを使って、バッテリーコネクタのカウリングの右側の3IPネジを完全に締めます(2)。
ブルーのトルクドライバーと3IPビットを使って、バッテリーコネクタのカウリングの左側に3IPネジ(923-12573)1本を取り付けます。
バッテリーカバーの縁を持ち、上部ケースから持ち上げて取り外します。
コンピュータの向きを変え、ディスプレイヒンジが手前に来るようにします。
創傷防止手袋を着用します。
図のように、下部ケースを上部ケースの上に置き、下部ケースのブラケットの位置を上部ケースのスピーカー付近の2本の内部ネジと合わせます。
下部ケースの左側を手前に引き寄せながら、下部ケースの左側のヒンジの近くを押します。下部ケースのブラケットが、上部ケースのスピーカー付近の2本の内部ネジに引っ掛かっている感触を確かめます。
注意:ディスプレイヒンジ付近の上部ケースの端より手前に下部ケースを引き寄せないでください。
下部ケースを手前にスライドさせながら下に押し込み、下部ケースの残りの2つのブラケットを2本の内部ネジに引っ掛けます。
注意:ディスプレイヒンジ付近の上部ケースの端より手前に下部ケースを引き寄せないでください。
上部ケースの4つの内部クリップがカチッとはまるまで、下部ケースを押し下げます。
五角ネジ用ドライバーを使って、五角ネジ(1)を2本、下部ケースの背面の角に取り付けます。
注:ネジの色はコンピュータのモデルによって異なります。
ミッドナイト(923-12544)
シルバー(923-12541)
スカイブルー(923-12541)
スターライト(923-12541)
五角ネジ用ドライバーを使って、五角ネジ(2)を2本、下部ケースの前面の角に取り付けます。
注:ネジの色はコンピュータのモデルによって異なります。
ミッドナイト(923-12545)
シルバー(923-12542)
スカイブルー(923-12542)
スターライト(923-12542)
注意
ロジックボードを交換した場合、コンピュータを起動すると診断モードになります(システム構成を完了したら、診断モードを終了できます)。
Touch IDボードを交換した場合、システム構成を完了するまでは、電源ボタンとしてのみ機能します。
蓋角度センサーを交換した場合、システム構成プロセス中にメッセージが表示されたら、ディスプレイを20秒間閉じます。このプロセスの間にディスプレイが完全に閉じていないと、新しい蓋角度センサーの取り付けが必要になります。