WindowsパソコンからiCloudストレージを管理する
Windowsパソコンで、iCloudから情報を削除してストレージを増やす方法や、iCloudに保存している情報のコピーを作成する方法について説明します。
iCloudストレージの容量を使い切った場合に発生する事態
iCloudを設定すると、無料で5GB分のストレージを自動的に利用できるようになります。この容量を利用して、iCloudバックアップを作成したり、写真やビデオをiCloud写真に保存したり、iCloud Driveで書類を最新の状態で同期したりすることができます。iCloudストレージの容量をどのくらい使っているのかは、デバイスの「設定」やiCloud.comでいつでも調べることができます。
iCloudストレージの容量を使い切った場合
新しい写真やビデオがiCloud写真にアップロードされなくなります。
iCloud Driveやその他のiCloudアプリが、デバイス間で最新の状態に保たれなくなります。
iCloudメールアドレスでのメールの送受信ができなくなります。
iPhone、iPad、またはApple Vision Proは、iCloudにバックアップされません。
空き容量が不足している場合は、コンテンツを削除して空き容量を増やすか、いつでもiCloud+にアップグレードできます。
WindowsパソコンのiCloudに保存した情報をアーカイブまたはコピーする
iCloudに保管している情報のアーカイブを作成することで、情報のコピーをもう1つ別に確保しておくことができます。その後、重要な書類、写真、またはメールを誤って削除した場合でも、削除した項目をiCloudまたは作成したアーカイブから復元できます。
WindowsパソコンでiCloud Driveのファイルまたはフォルダをコピーする
エクスプローラーを開きます。
ナビゲーションパネルで「iCloud Drive」をクリックします。
「Ctrl」キーを押しながら、項目を別のフォルダにドラッグします。コンピュータをバックアップする際には、このフォルダも対象に含めてください。
iCloudに保管されている他社製のデータについてサポートが必要な場合は、アプリの開発者に直接お問い合わせください。他社製のデータについては、その詳細情報が表示されないのに、iCloudのストレージ容量を消費している場合があります。
WindowsパソコンにiCloudの写真とビデオのコピーをダウンロードする
Windows用iCloudを設定し、iCloud写真を有効にしていることを確認してください。
エクスプローラーを開きます。ナビゲーションパネルで「iCloud写真」をクリックし、Windowsパソコンに保存しておきたい写真を選択します。
選択した写真を右クリックして、「このデバイス上に常に保持する」を選択します。
写真がダウンロードされたら、コンピュータ上の別のフォルダにコピーしてください。具体的には、「Ctrl」キーを押しながら写真を目的のフォルダにドラッグします。コンピュータをバックアップする際には、このフォルダも対象に含めてください。
Windowsパソコンの共有アルバムから写真やビデオをコピーする
Windows用iCloudを開きます。
「写真」の横にある「オプション」をクリックします。「iCloudフォトの場所」の下に表示されているパスを書き留めておきます。
「ファイルエクスプローラ」ウインドウ(Windows 8以降)を開きます。
先に書き留めておいたパスを参考にして「iCloud写真」フォルダに移動し、「共有」フォルダを開きます。
保存したい写真を選択します。
写真をコンピュータ上の別のフォルダにコピーします。具体的には、「Ctrl」キーを押しながら写真を目的のフォルダにドラッグします。コンピュータをバックアップする際には、このフォルダも対象に含めてください。
共有アルバムからコピーした写真やビデオは、フル解像度で保存されず、コメントや「いいね!」も保存されません。
Windowsパソコンでカレンダーをコピーする
クラシックOutlookで、カレンダーに移動します。
予定表のリストから、コピーするカレンダーを選択します。
ほかのカレンダーは選択を解除します。
「ファイル」>「予定表の保存」の順に選択します。
「その他のオプション」をクリックして、カレンダーに含める日付の範囲や詳細情報を調整します。Outlookのバージョンによって方法は異なります。
「OK」をクリックします。
カレンダーの保存先を選択して、「保存」をクリックします。
コピーするカレンダーごとに、上記の手順を繰り返します。
WindowsパソコンでOutlookから連絡先を書き出す
連絡先を書き出す手順については、Microsoftのこちらの記事を参照してください。
Windowsパソコンのバックアップについて詳しくは、Microsoftサポートサイトをご覧ください。
WindowsパソコンのiCloudで空き容量を増やす
コンテンツを削除する前に、iCloudに保存している情報をアーカイブまたはコピーしておくとよいでしょう。
Windowsパソコンでバックアップを削除し、iCloudバックアップをオフにする
「ストレージ」をクリックします。
リストに表示される項目の中から「バックアップ」を選択します。
いずれかのデバイスバックアップを選択し、「削除」をクリックします。バックアップをオフにしてiCloudからそのデバイスのバックアップをすべて削除するには、確認メッセージで「削除」を選択してください。
バックアップを削除すると、デバイスのiCloudバックアップもオフになります。デバイスのiCloudの設定画面でiCloudバックアップをオンに戻すことができます。
WindowsパソコンのiCloud写真で写真を削除する
エクスプローラーを開き、ナビゲーションパネルでiCloud写真をクリックします。
削除したい写真またはビデオを選択し、「delete」キーを押します。
Windows用iCloud 14.2以降では、Microsoft写真アプリで写真を削除すると、iCloud写真がオンになっているすべてのデバイスからもその写真が削除されます。
iCloud共有写真ライブラリに参加している場合、共有ライブラリに追加された写真の分は、その共有ライブラリを作成したユーザのストレージ容量としてのみカウントされます。iCloudのストレージ容量を消費しているアイテムを削除するには、個人用ライブラリが表示されていることを確かめてください。
WindowsパソコンのiCloud Driveでフォルダまたはファイルを削除する
Windows用iCloudをダウンロードしてインストールします。
Apple Accountでサインインします。
「iCloud Drive」をオンにします。
iCloud Driveフォルダに移動し、削除するフォルダまたはファイルを選択します。
「削除」をクリックします。ファイルをWindowsパソコンにダウンロードした場合、ごみ箱に移動されます。ごみ箱に移動していない場合は、削除されたファイルまたはフォルダはiCloud.comおよびiOSデバイスの「最近削除した項目」で、30日間保存されます。
Windowsパソコンでメッセージを削除してメールを管理する
Microsoft Outlook 2010~Outlook 2016(Windows)の場合は、不要なメッセージを削除します。次にOutlookを閉じて再起動したときにメッセージが完全に削除されます。