Mac で AirPods のサウンドをカスタマイズする
ヘッドフォン調整を使って弱い音を増幅し、一人ひとりの聞こえ方に合わせてトーンを調整できます。
ヘッドフォン調整は、AirPods Pro 2 および macOS Sequoia 以降を搭載した Mac コンピュータで利用できます。AirPods Pro 2 を iPhone、iPad、Apple TV などのほかの Apple 製デバイスで使用すると、最後に接続した iPhone、iPad、または Mac と同じヘッドフォン調整の設定が使用されます。
Mac でヘッドフォン調整を設定する
Apple メニュー から「システム設定」を選択します。
サイドバーの「アクセシビリティ」をクリックし、「聴覚」で「オーディオ」をクリックします。
「ヘッドフォン調整」をオンにします。
ヘッドフォン調整の設定の対象となるオーディオコンテンツの種類は、「ヘッドフォン調整」の「適用先」セクションで次のように選択できます。
通話、FaceTime 通話、他社製のビデオ通話アプリに「ヘッドフォン調整」の設定内容を適用するには、「電話」をオンにします。
音楽、映画、ポッドキャスト、オーディオブック、Siri、留守番電話に「ヘッドフォン調整」の設定内容を適用するには、「メディア」をオンにします。
AirPods のヘッドフォン調整の音質は次のように最適化できます。
トーンを調整し、弱い音を増幅する
ヘッドフォン調整には、AirPods のオーディオを最適化できるさまざまな設定が用意されています。これらの設定で AirPods のサウンドがどのように変化したかを実際に確認するには、Apple Music や Apple TV などのアプリからメディアを再生するか、「サンプルを再生」をクリックしてオーディオファイルのサンプルを再生します。テスト時は「メディア」が選択されていることを確認してください。
全体のトーンを調整する
オーディオの全体的なトーンを調整するには、「オーディオを以下に調整」ポップアップメニューに以下のオプションを選択します。
「バランスの取れたトーン」では幅広い範囲の音域が増強されます。
「音声の音域」では中音域が増強され、人間の声がはっきり聞こえるようになります。
「明るさ」では高音域が増強されるため、「ess」や「shh」のような歯擦音が強調されます。
弱い音を自動的に増強する
最適化スライダを調整すると、自動的に AirPods が弱い音をどの程度増強するかを、「弱め」「中程度」「強め」に変更できます。
カスタムオーディオ設定を使う
カスタムオーディオセット設定では、オーディオサンプルをいくつか聴いて、快適に聴こえる方を選びます。選択した内容に応じてカスタム設定をおすすめしてもらえるので、そのまま適用できます。
ヘッドフォンを装着したら、Mac に接続します。この後の作業は静かな場所で行ってください。
「ヘッドフォン調整」の「カスタムオーディオ設定」をクリックします。
画面に表示される案内にそって操作します。
試聴が終わったら、以下のいずれかの操作を行います。
選択した内容に応じて Mac が設定を推奨している場合は、「カスタム」と「標準」を切り替えて 2 つの設定を比較できます。選択内容に基づく推奨設定を適用するには、「カスタム」を選択し、「続ける」をクリックします。
Mac が AirPods の標準設定を推奨している場合は、「完了」をクリックします。AirPods のサウンドは調整されず、「ヘッドフォン調整」はオフになります。
外部音取り込みモードをカスタマイズする
外部音取り込みモードは外部の音を取り入れるので、周囲で何が起きているのか音で察知できます。ヘッドフォン調整を使用すると、外部音取り込みモードをニーズに合わせてカスタマイズできます。外部音取り込みモードの設定をカスタマイズするには、以下の手順を実行してください。
AirPods を耳に着け、Mac に接続します。
カスタマイズで外部音取り込みモードがどのように変化したかを試聴するには、AirPods で外部音取り込みモードをオンにしてください。
Apple メニュー から「システム設定」を選択します。
サイドバーの「アクセシビリティ」をクリックし、「聴覚」で「オーディオ」をクリックします。
「ヘッドフォン調整」をオンにします。
「ヘッドフォン調整」で、「外部音取り込みモード」をオンにします。
外部音の全体的な増幅レベル、左右のバランス、外部音の全体的なトーン、および周囲の雑音の低減量を調整します。まず、「トーン」または「増幅」のスライダを調整して、設定を和らげます (小さい値から始めます)。少しずつ設定を変更し、人の声や周囲の自然の音を聞きやすい値を見つけましょう。
AirPods で外部音取り込みモードをオンにして対面で会話するには、「会話を強調」をオンにすると聞き取りやすくなります。「会話を強調」を使うと、目の前にいて話している人の声を AirPods が拾うようになります。