iPhoneの充電速度について
iPhoneの充電速度を改善する方法について説明します。
充電に必要な推定時間を確認する
iOS 26では、「設定」>「バッテリー」で、iPhoneの充電に必要な推定時間を確認できます。iOSは、80パーセントに充電するまで、または充電レベルが80パーセントを超えている場合は100パーセント(または充電上限)に充電するまでにかかる時間を推定します。この推定はロック画面の上部にも表示されます。

別の充電器を使って、より速く充電する
有線で高速充電するには、iPhone 15以降のモデルにはUSB-C Power Deliveryに対応する充電器とUSB-Cケーブル1(iPhone 14以前のモデルにはUSB-C - Lightningケーブル)を使用してください。
高速ワイヤレス充電するには、MagSafe充電器2、または Qi2対応のワイヤレス充電器を使用してください。
以下をお使いの場合、iPhoneの充電に予想以上に時間がかかることがあります。
7.5W以下の有線充電器
10W未満のワイヤレス充電器(Qi1対応の充電器など)
35WデュアルUSB-Cポート搭載電源アダプタのように、有線充電器にポートが複数ある場合や、ほかのデバイスに接続されているコンピュータまたはUSBハブで充電する場合は、最大出力が低下する可能性があります。これは、接続されているすべてのデバイスの総電力需要やシステムの状況によって違ってきます。
USBハブや車内の充電ポートは、専用のUSB-C充電器よりも充電に時間がかかることがあります。
別の充電器を使う必要があるかどうか確認する
iOS 18以降では、ワット数がより高い充電器を使うことで充電を改善できる可能性がある場合、iOSによってロック画面と「設定」>「バッテリー」に「低速充電」というメッセージが表示されます。これは、iPhoneや充電器に問題があるという意味ではありません。
をタップすると詳細を確認できます。
iOS 26では、接続されているけれども充電していない充電器をiOSが検出した場合、「設定」>「バッテリー」に「Incompatible Charger」(互換性のない充電器)というメッセージが表示されます。
より速く充電する
充電速度を上げる方法はいくつかあります。
その他のアクセサリの接続を外す
規格に従い、iPhoneをワイヤレスで充電している状態でUSB-CアクセサリやLightningアクセサリ(ヘッドフォンなど)を接続した場合、システムによって充電が7.5Wに制限されます。
電源パススルー対応のアクセサリ(USB-C Digital AV Multiportアダプタなど)でポートへの電力確保が必要な場合、iPhoneに供給される電力量が減少する可能性があります。
高速ワイヤレス充電をするためには、iPhoneから有線のアクセサリの接続を外してください。
アプリの使用を控える
次のような場合、充電速度の低下が見られることがあります。
グラフィックスやプロセッサへの負荷が高いアプリ、ゲーム、または機能(カメラアプリなど)を使用するとき
高品質のビデオをストリーミングするとき(特にディスプレイの輝度を最大にして使っている場合)
iPhoneを速く充電する必要がある場合は、これらのアプリの使用を控えてください。
涼しい場所で充電する
充電中にiPhoneが少し熱を帯びることもあります。極端な温度条件下では、iPhoneの充電が一時的に保留になることがあります。極端な温度条件については、こちらの記事を参照してください。バッテリーの温度が通常の動作範囲内に戻ると、充電が再開されます。iPhoneと充電器を涼しい場所に移動してみてください。
「設定」>「バッテリー」で、iPhoneで充電が保留になっているかどうかを確認できます。
関連情報
USB-A充電器を使ってiPhone 15以降のモデルを充電する場合、最大7.5Wで充電されます。
MagSafeバッテリーパックを使用する場合、「低速充電」というメッセージが表示されます。