iPhone や iPad でリマインダーを整理する

リマインダーアプリでリストやタグを使って、リマインダーを整理しましょう。ツールを使いこなせば、たとえば、買い物リストで買うものを自動的に分類したり、リストをテンプレートとして保存して再利用したりできます。

リマインダーリストを作成、編集、グループ分けする

リストを追加して、仕事や学校など、生活のさまざまな側面を管理しましょう。アイテムを分類してくれる買い物リストを作成することもできます。

リストを作成する

  1. リマインダーアプリを開いて、「リストを追加」をタップします。確認を求められたら、使うアカウントを選択します。

  2. リストの名前を入力します。

  3. 色とアイコンまたは絵文字を選択してリストをカスタマイズしておくと、一目で見分けられるようになります。リストをスマートリストに変換することもできます。

    新しいリストは作成時にカスタマイズできます。アイコンや名前などを選択するか、テンプレートやスマートリストなどのツールを使用してください。
  4. 「完了」をタップします。

アイコンを選択できるのは、iCloud アカウントで作成したリストだけです。

リストを編集する

  1. 編集したいリストをタップし、詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  2. 「リスト情報を表示」をタップします。

  3. リストの名前、色、アイコンを変更します。

  4. 「完了」をタップします。

リストをグループ化する

複数のリストをグループに入れて整理できます。たとえば、「仕事」というグループを作り、その中に仕事関連のリストを全部入れることができます。

  1. リストをタップしたまま長押しします。そのままそのリストを別のリストの上にドラッグします。

  2. 新しいグループに名前を付けます。

  3. 「作成」をタップします。

リマインダーを別のリストに移動する

  1. リストをタップし、移動したいリマインダーをタップします。

  2. 詳細情報の編集ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  3. 「リスト」をタップし、移動先のリストを選択します。

  4. 「完了」をタップします。

リマインダーを別のリストにドラッグすることもできます。

  1. リマインダーを 1 本指でタップしたまま長押しします。

  2. リマインダーを長押ししたまま、「リスト」ボタンをタップして「マイリスト」に戻ります*。

  3. 移動先のリストの上にリマインダーをドロップします。

  4. 複数のリマインダーを移動するには、そのうちの 1 つをタップしたまま長押しし、別の指でほかのリマインダーをタップして束にします。

* iPad をお使いの場合は、リストが表示されたままなので、2 つのリスト間でリマインダーをドラッグできます。

リスト内のリマインダーの順序を変更する

リマインダーをタップしたまま長押しし、リスト内の表示したい位置にドラッグします。リマインダーとリマインダーの間に入れてください。リマインダーの上にドラッグすると、サブタスクになってしまいます。

サブタスクの入っているリマインダーをドラッグすると、サブタスクも一緒に移動します。

リストテンプレートを作成および使用する

iOS 16、iPadOS 16 以降では、リストをテンプレートとして保存しておいて、日常のタスクや梱包明細など、さまざまに活用できます。テンプレートを共有したり、ほかの人から共有してもらったテンプレートをダウンロードしたりできます。

リストをテンプレートにする

  1. リマインダーアプリで、テンプレートとして使いたいリストを開きます。

  2. 詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  3. 「テンプレートとして保存」をタップします。

  4. テンプレートの名前を選択し、「保存」をタップします。

テンプレートを作成した後でそのリストを変更しても、テンプレートにはその変更は反映されません。

ほかの人とテンプレートを共有する方法については、こちらを参照してください。テンプレートをダウンロードして使用するには、iOS 16、iPadOS 16、macOS Ventura 以降でリマインダーを使う必要があります。

テンプレートを編集する

  1. リマインダーアプリで、詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  2. 「テンプレート」をタップします。

  3. 編集したいテンプレートの 情報ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  4. 「テンプレートを編集」をタップし、適宜変更します。または、「テンプレートを削除」をタップして、テンプレートを削除します。

  5. 「完了」または「削除」をタップします。

共有したテンプレートを編集した場合、共有相手はテンプレートをあらためてダウンロードして、編集内容を反映したものを入手する必要があります。テンプレートを削除しても、そのテンプレートをダウンロードしておいたものには影響はありません。

テンプレートからリストを作成する

  1. リマインダーアプリで、詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  2. 「テンプレート」をタップします。

  3. 使いたいテンプレートをタップします。

  4. 新しいリストの名前を入力してから「作成」をタップします。

リストをタグで整理する

タグを使えば、キーワードに基づいてすばやく自動的にリマインダーを整理できます。たとえば、「肥料を受け取る」というリマインダーを作成する際に、#お使い、#ガーデニング、#買い物といったタグを付けておきます。また、タグと既存のリストの合わせ技で、複数のリストからリマインダーを検索したり、フィルタで絞り込んだりできます。

タグを作成する

  1. リマインダーを作成または編集する際に、クイックツールバーで タグボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  2. キーワードを入力します。タグは 1 つの単語にしますが、ハイフンやアンダースコアを使ってタグ名を長くしてもかまいません。

リマインダーの中に直接 # 記号を入力してタグを追加することもできます。入力時にキーボードの上に、メモアプリで使われているものなど、タグの候補が表示されます。

タグを使えるのは、iCloud アカウントで作成したリマインダーだけです。

タグブラウザを使って特定のタグが付いているリマインダーを表示する

作成したタグは自動的にタグブラウザにボタンとして追加されます。このブラウザは、リスト表示の一番下にあります。

リマインダーのタグブラウザで、使用されているタグをすべて確認できます。

「タグ」セクションでタグのボタンをタップすると、全リストの中から、そのタグが付いているリマインダーが表示されます。複数のタグを選択した場合は、選択したタグがすべて付いているリマインダーだけが表示されます。

タグブラウザには、その時点でリマインダーに適用されているタグがすべて表示されます。使われなくなったタグは、タグブラウザに表示されません。

複数のリマインダーにまとめて一度にタグを追加する

  1. リストを開いて、詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

    メモを表示している場合は、詳細ボタンをタップして、その他のオプションを表示できます。
  2. 「リマインダーを選択」をタップし、タグを付けたいリマインダーを選択します。

  3. その他の操作ボタンNo alt supplied for Image をタップし、「タグを追加」をタップします。

    リスト内の個々のリマインダーにタグを追加できます。
  4. 追加したいタグを 1 つまたは複数選択し、「適用」をタップします。

リマインダーからタグを削除する

  1. リマインダーでタグを長押しします。

  2. キーボードの「delete」キーをタップします。

タグを削除する/タグ名を変更する

  1. リスト表示の下部にあるタグブラウザで、削除したいタグまたは名前を変更したいタグをタップします。

  2. 詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  3. 「タグを削除」または「タグの名前を変更」をタップします。

  4. 確認のため「削除」をタップするか、または、タグ名を入力してから、確認のため「OK」をタップします。

iOS 15 または iPadOS 15 以降を搭載したデバイスでタグを作成すると、iOS 15、iPadOS 15、macOS Monterey 以降を搭載したほかの Apple 製デバイスのリマインダーにもタグとして表示されます。ほかのデバイスのソフトウェアのバージョンがそれより古い場合、タグはリマインダーのタイトルやメモの一部になっていない限り表示されません。また、その場合でもタグはプレーンテキストとして表示されます。

iOS 15、iPadOS 15、macOS Monterey 以降を使っている相手とタグ付きのリマインダーを共有した場合、その人はタグの付いた単語を見ることができますが、本人がタグに変換しない限り、実際のタグとしては表示されません。それより古いバージョンのソフトウェアを使っている相手とタグ付きのリマインダーを共有しようとしても、相手にはタグは見えません。ただし、タグがリマインダーのタイトルやメモに使われている場合は、プレーンテキストとして表示されます。

スマートリストを使う

リマインダーアプリに組み込まれているスマートリストを使えば、さまざまなリストに入っているリマインダーを全部簡単に確認できます。カスタムのスマートリストを作成し、自分で設定したルールに基づいてリマインダーを自動的に集めることもできます。スマートリストのタグやフィルタの条件を満たすリマインダーは、自動的にそのリストに追加されます。

スマートリストに変換できるのは、iCloud アカウントで作成したリストだけです。

用意されているスマートリストでリマインダーを表示する

リマインダーアプリのメイン画面にはスマートリストが組み込まれていて、リマインダーを自動的に整理してすばやく表示してくれます。

  • 「今日」には、今日が期日のリマインダーが全部表示されます。期日が過ぎたリマインダーも表示されます。

  • 「日時設定あり」には、期日を設定してあるリマインダーが、期日のタイミング (過去、今日、未来) を問わず全部表示されます。

  • 「フラグ付き」には、フラグが割り当てられているリマインダーが全部表示されます。

  • 「すべて」は、すべてのリマインダーをリストごとに整理して表示します。

スマートリストには、すべてのカスタムリストに入っているリマインダーが表示されます。「日時設定あり」「すべて」「フラグ付き」スマートリストでは、詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップして「実行済みを表示」を選択し、実行済みのリマインダーも表示できます。

「割り当てられたもの」リストや「Siri からの提案」リストが表示される場合もあります。「割り当てられたもの」には、共有しているリストの中で自分に割り当てられているリマインダーがすべて表示されます。「Siri からの提案」には、メールアプリやメッセージアプリに基づいて、作成した方がいいリマインダーの候補が表示されます。

カスタムのスマートリストを作成する

  1. リマインダーアプリのメイン画面で「リストを追加」をタップします。

  2. 確認を求められたら、iCloud アカウントを選択します。リストの名前を入力し、「スマートリストに変換」をタップします。

    新しいリストの作成時に、「リストタイプ」オプションでスマートリストに変換することを選択できます。
  3. このリストで使いたいタグを選択します。以下のフィルタのいずれかをタップし、設定することもできます。

    スマートリストの作成時に、期日のリマインダーなどのフィルターを追加できます。
    • 日付:「指定した範囲」または「相対範囲」に締切が来るリマインダーをリストに追加します。前者の場合は、日付を自分で選択します。後者の場合は、今後 1 週間や過去 2 か月などの範囲を選びます。

    • 時間帯:特定の時間帯 (午前、午後、夕方、夜間など) に締切が来るリマインダーをリストに追加します。

    • 場所:指定した場所の条件に一致するリマインダーをリストに追加します。

    • フラグ:フラグ付きのリマインダーをリストに追加します。

    • 優先順位:同じ優先順位 (高、中、または低) のリマインダーをリストに追加します。

  4. 色とアイコンまたは絵文字を選択してリストをカスタマイズしておくと、一目で見分けられるようになります。

  5. 「完了」をタップします。

通常のリスト1をスマートリストに変換することもできます。

  1. リマインダーリストを表示した状態で、詳細ボタンNo alt supplied for Image をタップします。

  2. 「リスト情報を表示」をタップします。

  3. アイコン群のさらに下にスクロールして、「スマートリストに変換」をタップします。2

1. 共有リストをスマートリストに変換することはできません。

2. 通常のリストをいったんスマートリストに変換すると、元の通常リストには戻せなくなります。

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