Apple Pro Display XDR のファームウェアアップデートの新機能

Pro Display XDR のファームウェアアップデートの変更点や新機能についてご説明します。

ディスプレイファームウェア 4.2.37

  • Pro Display XDR キャリブレータの使用時にインフィールドキャリブレーションの設定が適用されない問題に対処しました。

macOS 10.15.6 以降が必要です。

ディスプレイファームウェア 4.2.30

  • Pro Display XDR キャリブレータを使った、ディスプレイのインフィールドキャリブレーション (再補正) に対応しました。自社内の分光測光器によるカスタムキャリブレーションが適宜必要となる、特定のカラーワークフローが利用可能になりました。関連情報

  • 安定性が向上しました。

macOS 10.15.6 以降が必要です。

ディスプレイファームウェア 3.3.23

  • Pro Display XDR の補正を微調整するためのコントロールが追加され、自社内のディスプレイ補正の目標値により正確に一致するように、ホワイトポイントと輝度を調整できるようになりました。関連情報

  • 安定性が向上しました。

macOS 10.15.5 以降が必要です。

ディスプレイファームウェア 2.2.2

  • 特定のワークフローでのニーズに合わせて、色域、ホワイトポイント、輝度、トランスファーファンクションなどの複数のオプションを設定して、Pro Display XDR のリファレンスモードをカスタマイズできるようになりました。関連情報

  • 安定性が向上しました。

macOS 10.15.4 以降が必要です。

ファームウェアのバージョンを調べる

Pro Display XDR のファームウェアのバージョンを調べるには、キーボードの「option」キーを長押ししながらメニューバーから Apple メニュー >「システム情報」の順に選択し、「グラフィックス/ディスプレイ」をクリックします。「Pro Display XDR」セクションで、「ディスプレイのファームウェアバージョン」の横にファームウェアのバージョンが表示されます。

ファームウェアをアップデートする

ファームウェアアップデートに必要なバージョンの macOS をインストールした後、24 時間以内にアップデートが Mac にダウンロードされます。Mac がファームウェアアップデートをインストールできる状態になると、再起動してアップデートを適用するように案内するメッセージが表示され、インストールしている間は数分ほど画面が真っ暗になる場合があります。

Pro Display XDR の再起動を促す通知に「今はしない」または「再起動」のオプションが表示されているところ

アップデートの案内で「今はしない」を選択するか、リファレンスモードがプリセットメニューに表示されていない場合は、ディスプレイを電源に接続し直す必要があると考えられます。macOS でユーザアカウントにログインしていることを確認し、ディスプレイを電源から外して 30 秒待ってから、もう一度電源につなぎ直してください。

設定内容を確認する

ファームウェアアップデートがダウンロードされるように、以下の設定をオンにしておいてください。

  • macOS Ventura 以降では、Apple メニュー  >「システム設定」の順に選択し、サイドバーで「一般」をクリックしてから、右側で「ソフトウェアアップデート」をクリックします。「自動アップデート」の横にある情報ボタンNo alt supplied for Image をクリックし、「セキュリティ対応とシステムファイルをインストール」と「macOS アップデートをインストール」がオンになっていることを確認します。

  • 以前のバージョンの macOS では、Apple メニュー  >「システム環境設定」の順に選択し、「ソフトウェアアップデート」をクリックします。「詳細」をクリックし、「システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール」と「macOS アップデートをインストール」が選択されていることを確認します。

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