Final Cut Proライブラリのストレージを増やす必要がある場合
作業中のFinal Cut Proライブラリを保存しているボリュームの空き容量が足りなくなると、警告が表示される場合があります。このような場合は、追加ストレージを入手して、ライブラリを新しいストレージデバイスに移動することができます。また、不要なクリップなどの項目や、使っていないレンダリングファイルなどを削除して、現在のボリュームに空き容量を確保することもできます。
次の手順に進む前に、Final Cut Proライブラリ、メディア、Final Cut Proアプリケーションをバックアップしてください。
Final Cut Proプロジェクトの作業中に以下のいずれかの警告が表示された場合は、作業中のライブラリを保存しているボリュームの空き容量が不足しているか、APFSフォーマットではない外部ストレージデバイスにライブラリが保存されている可能性があります。
操作を完了できませんでした。アクセス権がありません。[ライブラリ名]はすでに[Macの共有名].localの[ユーザアカウント名]で使用されています。
書類[ライブラリ名]はすでに[Macの共有名].localの[ユーザアカウント名]で使用されています。
書類[ライブラリ名]を開けませんでした。アクセス権がありません。[ライブラリ名]はすでに[Macの共有名].localの[ユーザアカウント名]で使用されています。
ライブラリ[ライブラリ名]は破損しています。項目[項目名]を読み出せませんでした。
上記いずれかの警告が表示された場合は、以下の手順に進む前にMacを再起動してください。
ライブラリの保存先ボリュームを判断する
Final Cut Proが開く場合は、Final Cut Proの「ライブラリ」サイドバーでライブラリを選択します。Macintosh HDなどのボリューム名は、右側のライブラリのプロパティインスペクタに表示されます。
Final Cut Proを開けない場合は、以下の手順を実行してください。
Finderで「command + F」キーを押して、詳細検索用の条件にアクセスします。
「表示」>「リスト」の順に選択します(または「command + 2」キーを押します)。
検索条件のポップアップメニューの「任意」をクリックして、「その他」を選択します。
ポップアップメニューの横のフィールドに「Final Cut Proライブラリ」と入力します。
「表示」>「表示順序」(または、設定に応じて「グループを使用」)と選択し、「変更日」を選択します。変更日が一番新しいライブラリが、リストの一番上付近に表示されます。ライブラリ名がタイムスタンプになっているライブラリ(「20240401_0915_CDT」など)は無視してください。
「control」キーを押しながらリスト内のライブラリをクリックし、「内包しているフォルダで表示」を選択すると、Finderの一番下にライブラリの保存先のパスが表示されます。パスが表示されない場合は、「command + option + P」キーを同時に押すと、パスが表示されます。
空き容量を確認する
現在のライブラリを保存しているボリュームの空き容量を確認します。
Finderで「移動」>「コンピュータ」の順に選択します。
ライブラリの保存先ボリュームを選択します。
「ファイル」>「情報を見る」の順に選択するか、「command + I」キーを押します。
「情報」ウィンドウの「一般」セクションで、ボリュームの空き容量を確認できます。
ライブラリの保存先ボリュームの空き容量が限界に達していたり、限界に近い場合は、外部ストレージデバイスなどの空き容量のある場所にライブラリを移動します。このとき、ストレージデバイスが APFSでフォーマットされていることを確認してください。
ライブラリのサイズを確認する
より十分な空き容量がある場所にライブラリを移動する必要がある場合は、ライブラリのサイズを確認して、あとどれくらいの容量が必要か確認します。
MacのFinderで問題のライブラリを探します。
Finderでそのライブラリを選択します。
「ファイル」>「情報を見る」の順に選択するか、「command + I」キーを押します。
「情報」ウィンドウの「一般」セクションで、ライブラリファイルのサイズを確認できます。

ストレージデバイスのフォーマットを確認する
ライブラリを保存している外部ストレージデバイスに十分な空き容量があるにもかかわらず、警告メッセージが表示される場合は、APFSでフォーマットされているか確認してください。デバイスがExFATやNTFSなどの非対応のフォーマットになっている場合は、ストレージデバイスを再フォーマットしてください。
問題のライブラリとデバイスに保存されているほかのライブラリを一時的に別の場所にコピーします。
適切にフォーマットしたストレージデバイスにライブラリをコピーし直します。
ライブラリを新しいストレージデバイスに移動する
追加ストレージが必要な場合は、APFSでフォーマットした新しいストレージデバイスにFinal Cut Proライブラリを移動します。Final Cut Proライブラリ専用に追加ストレージを用意しておけば、将来のプロジェクトに備えて十分な空き容量を確保することができます。
外部ストレージデバイスは、販売時にExFATやNTFSなどのWindows用のファイルシステムのフォーマットになっている場合があります。Final Cut Proライブラリで最大限のパフォーマンスを得るため、デバイスをAPFSで再フォーマットしてください。
アプリとライブラリは、定期的にバックアップしてください。
ライブラリを起動ディスクに保存している場合
Macの起動ディスク(通常は「Macintosh HD」)の空き容量が限界に達していたり、限界に近い場合は、APFSでフォーマットした新しいストレージデバイスにFinal Cut Proライブラリを移動してください。
起動ディスク名がわからない場合は、以下の手順を実行してください。
Appleメニュー>「システム設定」の順に選択します。
サイドバーで「一般」をクリックし、右側の「起動ディスク」をクリックします。起動ディスクが選択されているように表示されます。
Macの起動ディスクに保存しているFinal Cut Proライブラリを移動する前に、Macをバックアップしてください。
ライブラリから項目を削除する
ライブラリ内の不要なクリップやプロジェクト、またはイベント全体を削除して、ボリュームの空き容量を増やすことができます。イベントのクリップやプロジェクトを削除したり、イベント全体を削除すると、ソースメディアファイルがゴミ箱に移動されます。項目を削除した後は、忘れずにゴミ箱を空にしてください。
レンダリングファイルを管理する
Final Cut Proでは、プロジェクト内でリアルタイムで再生できない部分のために、一時的なビデオ/オーディオレンダリングファイルが作成されます。デフォルトで、レンダリングはバックグラウンドで処理されますが、プロジェクトまたはプロジェクトの一部のレンダリングを手動で制御することもできます。レンダリングファイルは時間がたつにつれて増えていき、保存領域を占有することがあります。
レンダリングファイルを積極的に管理することで、Final Cut Proライブラリの空き容量を確保することができます。特定のイベント内で使っていないレンダリングファイルを削除したり、クリップ、プロジェクト、イベント、またはライブラリのレンダリングファイルを削除することもできます。レンダリングファイルは、元のメディアからいつでも再生成できます。