ファミリー共有について（小さなお子様や10代のユーザ向けの説明）
iPhone、iPad、Apple Watch、Macは、学んだり、いろんなことを調べたり、つながりを保ち続けるために作られた最もパワフルなツールです。ファミリー共有グループに参加すると、サブスクリプションの共有などの機能を利用できます。また、スクリーンタイムやその他のペアレンタルコントロールによって、Apple製デバイスでできるあらゆることを安全な方法で楽しむことができます。
ファミリー共有グループに参加すると…
ファミリー共有を使うと、スクリーンタイムやその他のペアレンタルコントロールを通じて、あなたのデバイスの設定を親や保護者に手助けしてもらうことができます。これにより、デバイスの使い方や購入するもの、重要な個人情報を確認できる人物などについて、安全な選択が簡単にできるようになります。
ファミリー共有グループ内で親／保護者として指定された成人のメンバーは、スクリーンタイムやその他のペアレンタルコントロールを使って、あなたがデバイスを使用する際に、年齢にふさわしい体験が提供されるようにすることができます。親／保護者は、あなたがどのようなアプリやWebサイトを使っているか確認し、利用回数を決める手助けができます。
また、購入やダウンロード、アプリ利用時間延長のリクエストを承認したり、一日を通してあなたの居場所を確認したりできます。
13歳1未満の場合、ファミリー管理者、または親／保護者にApple Accountを作成してもらう必要があります。このApple Accountは、ファミリー共有グループに自動的に追加されます。13～17歳1の場合は、自分でアカウントを作成することも、親／保護者にアカウントの作成を手助けしてもらうこともできます。
ファミリー共有グループに変更があると、あなたにもお知らせが入ります。たとえば、新しい親／保護者がグループに参加したり、「自分の位置情報を共有」の設定の変更に対して親／保護者が承認したり却下したりすると、通知が届きます。
このような通知は、ホーム画面やロック画面にテキストメッセージやその他の重要な警告として表示され、設定アプリに赤い感嘆符が表示されます。
自分のファミリー共有グループに関する情報を確認しよう
あなたのアカウントにどのようなペアレンタルコントロールが設定されているかなど、ファミリー共有グループに関する詳細を簡単に確認できます。
設定アプリ（またはMacのシステム設定）を開いて、「ファミリー」をタップし、自分の名前をタップします。
親／保護者：あなたにペアレンタルコントロールを設定したり、スクリーンタイムや「承認と購入のリクエスト」を承認できる成人を確認することができます。
スクリーンタイム：親／保護者があなたのアカウントに対して設定しているペアレンタルコントロール（たとえば、休止時間、コミュニケーションの制限、コンテンツとプライバシーの制限）です。
承認と購入のリクエスト：親／保護者によって「承認と購入のリクエスト2」が設定されている場合は、共有されたアプリをApp Storeから再ダウンロードしたり、テレビ番組、映画、書籍を購入したりする際に、親／保護者にリクエストすることができます。
位置情報の共有：あなたのアカウントに対して親／保護者が行った設定内容に応じて、ここに表示されている家族は、一日を通してあなたの居場所を確認できます。
承認と購入、会話やメッセージの相手、時間延長をリクエストしよう
新しい友だちにメールを送ったり、アプリをダウンロードしたりするなど、親／保護者の承認が必要なことをしたい場合があります。その場合は、親／保護者に頼んでみましょう。そのリクエストが、親／保護者にiMessageで届きます。
承認と購入のリクエスト：対象品（App Storeのアプリや、テレビ番組、映画、書籍など）を購入またはダウンロードするには、「承認を求める」をタップするか、親／保護者が近くにいる場合は「直接承認」をタップします。親／保護者が承認すると、アイテムが自動的にダウンロードされます。親／保護者によって設定された年齢制限よりも高い年齢層向けのアプリをダウンロードしたい場合は、そのアプリに限って例外を許可してもらうよう保護者に依頼することができます。
Ask to talk or text（会話やメッセージの相手のリクエスト）：承認済みの連絡先リストに登録されていない人と連絡を取りたい場合は、その人を追加するよう親／保護者にリクエストできます。
時間延長の許可を求める：「アプリ使用時間の制限」に達した場合は、「あと1分」をタップするか、親／保護者に時間延長をリクエストできます。
ペアレンタルコントロールによって、デバイスをどのように安全に使えるようになるか
親／保護者は、ファミリー共有やスクリーンタイムを使って、あなたがApple製デバイスを安全な方法で利用できるように手助けしてくれます。
安全な会話とメッセージのために
親／保護者は、あなたが話したりテキストメッセージを送ったりできる相手を制限できますが、ペアレンタルコントロールを設定してあっても、親／保護者には、あなたの会話を聞くことも、テキストメッセージを読むこともできません。
「コミュニケーションの制限」では、あなたが話したりテキストメッセージを送ったりできる相手とその時間について、親／保護者が選ぶ手助けをしてくれます。
「コミュニケーションの安全性」機能は、ヌード画像が含まれる写真やビデオをあなたが受信した場合や送信しようとした場合に役立つ機能です。「コミュニケーションの安全性」は、あなたが立ち止まって考えるための時間を与えます。また、さらにサポートが必要な場合は、助けを求める方法を案内してくれます。
18歳1未満の場合、新しいアカウントを作成した際や最新のソフトウェアバージョンにアップデートした際に、「コミュニケーションの安全性」が自動的にオンになります。
適切なコンテンツを表示するために
「アプリとWebサイトのアクティビティ」では、あなたが使うアプリや機能、それらを使う時間帯や時間について賢い選択ができるよう、親／保護者が手助けしてくれます。親／保護者は、ここで、アプリやWebサイトでのあなたのアクティビティを確認することができます。さらに、あなたがじゃまされずに、学校で集中したり、就寝時間にゆっくり休めるよう、画面を見ない休止時間を設定することができます。
「コンテンツとプライバシーの制限」は、あなたが年齢にふさわしいコンテンツにアクセスするよう手助けするための機能です。親／保護者は、重要なアカウント情報の変更を制限することもできます。
「アプリ用の年齢範囲」を使用すると、親／保護者があなたの年齢範囲をアプリと共有して、年齢に応じた体験が提供されるようにすることができます。
「Webコンテンツ」の制限を使用すると、Web閲覧時にSafariが成人向け／アダルト向けコンテンツをフィルタリングし、適切なコンテンツのみが表示されるようになります。18歳1未満の場合、新しいアカウントを作成した際や最新のソフトウェアバージョンにアップデートした際に、「Webコンテンツ」の制限が自動的にオンになります
以前使用していたアプリが見つからない場合は、そのアプリの年齢制限が変更され、親／保護者によってアカウントに設定されたものより高い年齢層向けになっている可能性があります。App Storeでそのアプリを検索すれば、まだ入手できる場合があります。例外として再ダウンロードを許可してもらうよう、保護者に依頼することができます。
自分の居場所を安全に共有するために
あなたが今どこにいるかという情報は、最も重要な個人情報で、共有する場合は注意が必要です。
ファミリー管理者によってファミリー共有グループの「位置情報の共有」が設定されている場合、グループ内のほかの人たちと自分の居場所を共有するかどうかは、あなたが選ぶことができます。
アプリであなたの位置情報を初めて使用する必要がある場合、アプリから許可を求めるメッセージが表示されるようになっています。この情報を共有するかどうかや、いつ共有するかについては、あなたが選ぶことができます。アプリが位置情報サービスに基づいてあなたの位置情報を使用しているときは、iPhoneの一番上のステータスバーまたはコントロールセンターに矢印アイコンが表示されます。
親／保護者は、「自分の位置情報を共有」設定などのプライバシーに関する特定の設定を変更できないようにすることができます。
Intelligence機能を安全に使用するために
Appleデバイスには、作業をよりクリエイティブに、かつスピーディにこなすためのIntelligence機能が用意されており、あらゆる段階でユーザのプライバシーが保護される設計になっています。親／保護者は、お子様がAppleデバイスを安全に使用できるように、「コンテンツとプライバシーの制限」で以下の機能を許可するかどうかを選択できます。
Siriは、リクエストをより自然に話しかけたり入力したりできる便利な手段です。質問やリクエストがあるときにお子様がSiriを使ってWebを検索することを許可するかどうかを、親／保護者が選択できます。
作文ツールでは、メールやメモといった文章を書くほとんどの場面で、Apple Intelligenceを使ってテキストの校正、書き直し、要約を行うことができます。
Apple Intelligenceの画像作成ツールであるImage Playgroundやジェン文字、画像マジックワンドでは、希望するイメージを説明するだけで、オリジナルの画像やカスタム絵文字を作成できます。
お子様が13歳以上の場合、親／保護者は、お子様がSiri、作文ツールなどからChatGPTやその他のIntelligence機能拡張にアクセスすることを許可できます。ユーザの情報が共有される場合は、必ず、事前に許可を求められます。
計算メモを使用すると、メモアプリで直接数学の問題を解いたり、変数を使用したり、方程式をグラフ化したりできます。
共有する個人情報を管理しよう
Appleの製品やサービスは、あなたのプライバシーをしっかり守り、あなたが自分の個人情報をコントロールできるよう作られています。親／保護者は、あなたがプライバシー設定を管理して、何を共有するか安全に選べるよう、手助けしてくれます。
データとプライバシーのアイコン
が表示されたときは、Appleがあなたの個人情報の使用を求めているときです。Appleがあなたの個人情報を使用するときは、どのようなデータが収集され、どのように使用されるかについて、詳しい情報を読むことができます。手助けが必要なときは、親／保護者にこの情報を読んでもらい、説明してもらってください。
データとプライバシーページから、いつでも、自分のデータを管理したり、どのように保存されるか確認したり、データのコピーをリクエストしたりできます。
13歳未満の場合、データに関するリクエストをするには、親／保護者の許可が必要です。
デバイスを自分で管理できるようになったら…
年齢によっては、ファミリー共有グループから自分で抜けることができます。ファミリー管理者の許可が必要な場合もあります。
13歳1未満の場合は、ファミリー共有グループから抜けられません。
13～17歳1の場合、親／保護者がスクリーンタイムを設定していると、グループを抜けるにはファミリー管理者の許可が必要です。スクリーンタイムがオンになっていない場合は、ファミリー共有グループのメンバーとして留まることがあなたにとって最善かどうか、保護者に相談してください。
18歳になったら、ファミリー共有グループから抜けるか、スクリーンタイムの設定を自分で管理するかを決定できるようになります。
韓国では、ファミリー管理者が「承認と購入のリクエスト」で購入を承認した後、あなたの年齢確認を求めるメッセージが表示される場合があります。詳しくはこちらの記事を参照してください。