Apple Vision Proをトラベルモードに切り替えて機内や電車内で使用する

Apple Vision Proをトラベルモードで使用すると、移動中に最高の体験を得られるように適応した機能が提供されます。

Apple Vision Proは多くのセンサーを使ってユーザの周囲の環境を捉え、視界にある項目を安定した状態に保ちます。あなたが飛行機や電車に乗っていることをApple Vision Proが感知すると、一般的な航空機や電車での移動に固有の動きや環境に適応した体験が得られるよう、トラベルモードをオンにするかどうかをたずねてきます。

トラベルモードは、Apple Vision Proの提案を受けてオンにすることも、コントロールセンターで手動でオンにすることもできます。

Apple Vision Proの提案を受けてトラベルモードをオンにする

あなたが飛行機や電車に乗っていることをApple Vision Proが感知すると、トラベルモードをオンにするかどうかをたずねるメッセージが表示されます。オンにすることを確定するには、Digital Crownを押すだけです。トラベルモードをオンにしない場合は、Digital Crownを回して「キャンセル」を選択し、Digital Crownを押します。

「Tracking Failed」（トラッキング失敗）という警告が表示された場合

移動中かどうかにかかわらず、Apple Vision Proが周囲をトラッキングできない場合は、画面が暗くなり、「Tracking Failed」（トラッキング失敗）という警告が表示されます。警告には「飛行機または電車に乗っている場合はトラベルモードを使用すると映像が安定します。そうでない場合は、キャンセルを選択するとトラッキングが回復します」と表示されます。

移動中にこのような警告が表示された場合は、Digital Crownを押してトラベルモードをオンにします。移動中でない場合は、体を動かさないで「キャンセル」を選択し、トラッキングが回復して周囲が見えるようになるまで待ちます。

コントロールセンターでトラベルモードをオンまたはオフにする方法

1. コントロールセンターを開きます。

2. コントロールセンターボタン をタップすると、詳細オプションが表示されます。

3. トラベルモードボタン をタップします。

4. 「トラベルモードをオンにする」をタップして確認します。

トラベルモードを終了するには、コントロールセンターに戻り、「オフにする」をタップします。

トラベルモードを使用する際の注意事項

• トラベルモードは着席した状態で使用し、立ち上がる前にApple Vision Proを取り外してください。

• タキシング中、離陸中、着陸中に加えて、飛行中に乱気流が発生した場合も、Apple Vision Proを取り外してください。

• 窓から外を眺めないようにしてください。デバイスの周囲の追跡機能に影響する可能性があります。

• 周囲の環境に配慮しましょう。トラベルモードを使用すると、周囲の状況を確認したり、常に意識したりするのに役立つ機能がオフになります。

• Apple Vision Proのコンテンツが傾いて表示される場合や、中心からずれて表示される場合は、Digital Crownを長押ししてビューを中央に戻します。

• Apple Vision Proを再起動すると、トラベルモードがオフになります。

トラベルモードで利用可能になるApple Vision Proの機能

• ポインタコントロールがオンになっており、頭をポインタとして使用するように設定されている場合は、飛行機や電車が動き始めた後にトラベルモードをオンにできないことがあります。頭をポインタとして設定してトラベルモードを使用するには、乗り込む前、または座席を見つけた時点でトラベルモードをオンにします。機内では、離陸時にはApple Vision Proを取り外し、安全になったら再度装着してください。ポインタコントロールを使用して、動き始める前にトラベルモードをオンにするのを忘れた場合は、飛行機や電車に乗っていることをApple Vision Proが感知し、オンにするかどうかをたずねてくるまで待つ必要があります。Digital Crownを使って、トラベルモードをオンにすることを確定します。

• Personaは、トラベルモードを使用中は使用できません。

• Apple Vision Proの最初の設定は、飛行機や電車での移動中にはできません。