Apple Remote Desktop 3 - 技術仕様
システム条件
管理システムとクライアントシステム
Mac OS X v10.3.9以降を搭載したすべてのコンピュータ
Automatorアクション、Remote Desktopウィジェットを使用するには、管理者のシステムにMac OS X v10.4以降がインストールされている必要があります
Remote Spotlight検索を使用するには、クライアントシステムにMac OS X v10.4以降がインストールされている必要があります
ネットワーク環境
Ethernet(推奨)、FireWire over IPまたは AirMacネットワーク接続が必要
同梱品
Apple Remote Desktop 3ソフトウェア
電子マニュアル
Getting Startedガイド
Universal
互換性の維持も万全。Apple Remote Desktop 3はUniversalアプリケーションなので、PowerPCとIntel ベースどちらのMacでもネイティブに動作します。
資産管理
リモートSpotlight検索
種類、アクセス日、最終変更日、作成、キーワード、カラー、ラベル、名前、コンテンツ、サイズといったメタデータをキーワードに使った条件付きでのリモートコンピュータ、起動ディスク、特定のフォルダの検索、特定のテキストのフィルタリングを実行
検索結果の管理者のコンピュータへのコピー、リモートコンピュータでの開閉、削除が可能
ユーザ履歴レポート
コンピュータにログオンしたユーザ、アクセス方法と場所、ログオン/ログオフ日時をリストアップ
アプリケーション使用状況レポート
リモートシステムで使用されたアプリケーション、起動回数、起動時間、起動ユーザを表示
ファイル検索レポート
ファイル名、ペアレントパス、フルパス、拡張子、変更日、作成日、実サイズ、ディスク内のサイズ、種類、可視属性、バージョン番号、バージョン文字列、オーナー、グループ、アクセス権、ロック状態などのファイル属性に基づき、複数のMac OS Xクライアントで該当するファイルを検索
ソフトウェアバージョンレポート
選択した最大10個のアプリケーションについて、管理用コンピュータと複数のMac OS Xクライアントにインストールされているバージョンを比較
ソフトウェア差分レポート
管理用コンピュータと複数のMac OS Xクライアントのアプリケーション、フォント、インストール済みパッケージを比較
システム概要
コンピュータ:使用中のプロセッサ、利用可能なユーザメモリ、ブートROM、バスクロック速度、バスのデータ幅、CPU速度、シリアル番号、ベクトルプロセッサ、二次キャッシュ容量、三次キャッシュ容量、マシンクラス、マシンモデル、搭載メモリ、空いているRAMスロット、使用中のPCIスロット、CPU数、CPUの種類、セールスオーダー番号、仮想メモリ(VM)サイズ、メモリスロット数
ソフトウェア:カーネルバージョン、システムバージョン
ドライブ:空いているディスク容量、ディスクの総容量、ゴミ箱のサイズ
AirMac:AirMacの稼働状態、AirMacカードのファームウェアバージョン、AirMacカードのハードウェアアドレス、AirMacの地域設定、AirMacカードの種類、AirMacカードの装着状態、AirMacネットワークチャンネル、接続可能なAirMacネットワーク、コンピュータ対コンピュータの接続状態、接続中のAirMacネットワーク名
モデム:モデムの国設定、モデムドライバ、モデムのファームウェアバージョン、モデムの装着状態、モデムインターフェイスの種類、モデムのモデル
ネットワーク:プライマリEthernetアドレス、NetBoot状態、プライマリネットワークのIPアドレス、プライマリネットワークの衝突状態、プライマリネットワークのフラグ状態、プライマリネットワークのハードウェアアドレス、プライマリネットワークの入力エラー数、プライマリネットワークの入力パケット数、プライマリネットワークの出力エラー数、プライマリネットワークの出力パケット数
ディスプレイ:モニタの種類、1台目のモニタの色数と解像度、2台目のモニタの種類、2台目のモニタの色数と解像度
接続装置:ATA装置数、FireWire装置数、接続中のキーボード、接続中のマウス、光学式ドライブの種類、SCSI装置数、USB装置数
AppleTalk:AppleTalkの稼働状態、AppleTalkネットワークID、AppleTalkノードID、AppleTalkゾーン
共有:コンピュータ名、ファイル共有、FTPアクセス、リモートAppleEvent、リモートログイン、UNIXホスト名、Web共有、Windows共有
共有設定:ディスプレイのスリープ、ハードディスクのスリープ、コンピュータのスリープ、Ethernet経由の管理者アクセスによるスリープ解除(Wake-on-LAN)
印刷:プリンタ名、プリンタ共有、プリンタの種類、プリンタのバージョン
Remote Desktop:コンピュータ情報1〜4(ユーザ定義)
ストレージレポート
ハードウェア:ドライブの製造元、ドライブのモデル(機種)、ドライブのリビジョン、ドライブのプロトコル、リムーバブルメディア対応、シリアル番号、論理ユニット番号、ドライブ取り外しの可否
ボリューム:作成日、ディスク名、ファイル数、フォルダ数、ディスクの総容量(最大サイズ)、空いているディスク容量、起動ディスク設定、UNIXマウントポイント
ファイルシステム:ディスクフォーマット、オーナー、グループ、パーミッションモード、パーミッション(アクセス権)、書き込みの可否、変更日、ケースセンシティブ(英大文字と小文字の識別)、ケースプリザーブ(文字の入力状態の保持)
バックアップ:ジャーナリング対応、ジャーナリング有効、最終バックアップ日、最終チェック日
FireWireデバイスレポート
製造元、モデル、装置の速度、ソフトウェアバージョン、ファームウェアバージョン
ネットワークインターフェイスレポート
ネットワーク概要:ネットワーク名、稼働状態、プライマリ、構成方法、ハードウェアアドレス、インターフェイス名、フラグ状態
稼働中のインターフェイス:ドメイン、ルータアドレス、IPアドレス、ブロードキャストアドレス、DNSサーバ、サブネットマスク、IPアドレス
ネットワーク統計情報:衝突数、入力エラー数、入力パケット数、出力エラー数、出力パケット数
出力統計値:出力キューの最大容量、出力キューのサイズ、出力キューのピークサイズ、出力キューのドロップ回数、出力キューの出力回数、出力キューの再試行回数、出力キューの停滞回数
Ethernet統計値:Ethernetアライメントエラー、Ethernet FCSエラー、Ethernet単一衝突フレーム、Ethernet多重衝突フレーム、Ethernet SQEテストエラー、Ethernet延期伝送、Ethernet衝突遅延、Ethernet過大衝突、Ethernet内部MAC伝送エラー、Ethernetキャリア検出エラー、Ethernetフレーム過長、Ethernet内部MAC受信エラー、Ethernetチップセット、Ethernet消失フレーム、Ethernet受信側超過、Ethernet受信側監視タイムアウト、Ethernet受信側フレーム短小、Ethernet受信側衝突エラー、Ethernet受信側PHYエラー、Ethernet受信側タイムアウト、Ethernet受信側中断、Ethernet受信側リセット、Ethernet受信側リソースエラー、Ethernetトランスミッタ不足、Ethernetトランスミッタジャパーイベント、EthernetトランスミッタPHYエラー、Ethernetトランスミッタタイムアウト、Ethernetトランスミッタ中断、Ethernetトランスミッタリセット、Ethernetトランスミッタリソースエラー、Ethernet衝突頻度
PCIカードレポート
カード名、カードの種類、カード上のメモリ、カードのリビジョン、製造元ID、装置ID、ROMバージョン、スロット名
メモリレポート
メモリスロット識別子、メモリモジュールのサイズ(容量)、メモリモジュールの種類、メモリモジュールの速度
USB装置レポート
製品名、製造元名、装置の速度、製品ID、製造元ID、バスパワー(消費電流)
スケジュール設定
レポートを出力する日付と時刻の設定が可能
Mac OS Xクライアントを設定し、定期的または必要に応じてハードウェアおよびソフトウェア構成に関するデータを再構築し、管理者側のコンピュータに送信することが可能
ソフトウェアの配布
パッケージのインストール
1つまたは複数のパッケージを複数のMac OS Xシステムにリモートインストール
.pkg、.mpkgフォーマットでパッケージをインストール
インストールを実行する日付と時刻の設定が可能
コンピュータ再起動の必要性を検知
インストール完了時または後でコンピュータを再起動
データストリームを暗号化
ネットワーク帯域幅の使用量を指定
ファイルのコピー
複数のMac OS Xクライアントに対し、単一または複数のファイルとフォルダをリモートコピー
単一または複数のファイルとフォルダを複数のMac OS Xクライアントから管理用コンピュータにリモートコピー
単一または複数のファイルを事前定義された場所にコピー(同じ相対位置、アプリケーションフォルダ、現在のユーザのDesktopフォルダ、現在のユーザのホームディレクトリ、Fontsフォルダ、Preferencesフォルダ、Systemフォルダ、ローカルドライブのルート階層、指定したパス)
コピーを実行する日付と時刻の設定が可能
コピーするファイルやフォルダがすでに存在する場合の動作を選択(確認する、置換する、既存のファイルやフォルダの方が古い場合は置換する、既存のファイルやフォルダの名前を変更する、コピーするファイルやフォルダの名前を変更する)
コピー後のファイルの許可を設定(コピー先のフォルダに従う、現在の所有者やユーザの設定を維持、ユーザとグループを指定)
データストリームを暗号化
ネットワーク帯域幅の使用量を指定
リモートアシスタンス(操作補助)
リモートのMacの画面の監視と管理
Windows、Linuxシステムを含むVNC対応コンピュータに対応
リモートコンピュータ同士でファイルをドラッグ&ドロップ
リモートでのコピー&ペーストにより、テキストや画像をすばやく転送
4段階の色数調整(白黒、グレースケール、数千色、数百万色)が可能
画面の大きさをディスプレイの現在のウインドウのサイズに合わせて変更
機密情報の設定時にカーテンモードを使い、ユーザの表示をブロック
リモートユーザのマウスとキーボードを完全にコントロールまたは共有
フルスクリーンモード、ウインドウのサイズに合わせるfit-in-windowモードの切り替えが可能
スクリーンショットを撮影
リモートのMac、VNC対応コンピュータの画面の同時監視とコントロール
1つのウインドウで最大50のクライアント画面を表示
各ページで表示するクライアント画面の数を調整
4段階の色数調整(白黒、グレースケール、数千色、数百万色)が可能
監視するコンピュータリストの表示を自動もしくは手動を変更可能
システムステータスインジケータを使ってネットワークコンピュータの情報を一目で確認
画面共有とテキストコミュニケーション
1台のMacクライアントの画面を他のMac OS Xクライアントと共有
複数のMac OS Xクライアントにテキストメッセージを送信
リアルタイムのコンピュータ同士の一対一のテキストチャットが可能
リモート管理
システムのリモート管理
複数のMac OS Xクライアントのスリープ設定とスリープ解除
複数のMac OS Xシステムの再起動と終了、即時の再起動と終了、ユーザによる作業保存後の再起動と終了
複数のMac OS Xクライアントでファイルとアプリケーションを起動
複数のMac OS Xクライアントで「ゴミ箱を空にする」操作を実行
複数のMac OS Xクライアントで現在のユーザをログアウトすることが可能
Apple Remote Desktopクライアントソフトウェアv1.2以降の古いバージョンを実行している複数のMac OS Xコンピュータで、Apple Remote Desktopクライアントソフトウェアのアップグレードが可能
複数のMac OS XシステムへのUNIXコマンドの送信
カレントユーザまたは指定ユーザとしてコマンドを実行
コマンドラインツールを使ってネットワーク、節電モード、日付といったシステム環境設定を設定
タスクテンプレートメニューで30種類のサンプルUNIXスクリプトの使用、カスタムスクリプトの追加が可能
起動ディスクの設定
起動ディスクをローカルディスクまたはパーティションに設定、あるいはNetBoot、ネットワークインストールイメージの中から選択
新しい起動時ディスクの設定後にコンピュータを再起動(オプション)
Mac OS Xコンピュータの名前の変更
複数のコンピュータを選択する際、各コンピュータに固有の番号を付与
Apple Remote Desktopクライアントの設定の変更
1台または複数のMac OS XシステムのApple Remote Desktopクライアントの設定を変更
設定をパッケージとして保存し、後でMac OS Xシステムに適応可能
自動化
Apple Remote Desktopのアクションを組み合わせて、システム管理ワークフローを作成
アクションを他のアプリケーションのアクションと組み合わせて、エンドツーエンドのソリューションを作成
Automatorワークフローをプラグインとして保存
簡単セットアップ
ネットワークスキャナを使って、管理対象のコンピュータを検知。必要な数だけスキャナを作成し、それぞれネットワークの特定の領域を検索するように設定
コンピュータリストを作成し、モデル、場所、部署などの項目別にシステムを整理
これまでに実行されたタスクのリストを使ったタスクのレビュー、再利用が可能
管理者以外のユーザによる一部またはすべての機能を有効に設定したApple Remote Desktop 3の実行が可能
管理者のコンピュータ以外のコンピュータをTask Serverとして使い、レポーティングデータを自動的に収集
場所、モデル、部署別にグループを整理
ルールを定義し、コンピュータをスマートコンピュータリストに自動的に追加
コンピュータを7つのユーザ定義ラベルの1つに関連づけ
14の追加属性の中から選択してカスタマイズしたコンピュータリスト表示を使って、必要な情報のみを表示
組織のディレクトリサービスのグループ名を使ってクライアントを認証
Apple Remote Desktop 3とクライアントコンピュータ間のすべての通信を128ビットAESで暗号化し、データ主体の作業では暗号化を解除