Apple Accountの復旧キーを設定する

復旧キーはセキュリティ対策の機能です。利用は必須ではありませんが、Apple Accountのセキュリティ強化に役立ちます。アカウントにアクセスできなくなった場合に、復旧キーを使ってパスワードをリセットし、アクセスを復旧できます。

復旧キーでApple Accountのセキュリティを強化する

復旧キーは、28文字の秘密のコードです。このコードを、信頼できる電話番号やApple製デバイスと組み合わせて使い、アカウントとデータを復旧できます。

この方が、アカウントの復旧を自分で進めることができる上、攻撃者によるアカウントへのアクセスや乗っ取りを阻止できます。

アカウントのパスワードがわからず、信頼できるデバイスを紛失してしまったり、デバイスが手元にない場合、Apple Accountへのアクセスを復旧するには、復旧キーが必要になり、復旧キーを入力しないと、アカウントから完全にロックアウトされてしまいます。

復旧キーのコピーをプリントしておくか、書き留めておきましょう。キーは安全な場所に保管しておいてください。複数の場所に分けてコピーを取っておいたり、復旧キーのコピーを信頼できる家族に渡しておいたりすると安心です。

Appleパスワードアプリ、iCloud写真、メモ、iCloud Driveには復旧キーを保管しないでください。Apple Accountにアクセスできなくなると、これらのアプリを開いて復旧キーを見つけることもできなくなります。

必要なもの

復旧キーを設定する前に、以下を実行してください。

Apple Accountの復旧キーを設定する

信頼済みのデバイスでApple Accountを使ってサインインし、復旧キーを生成できます。復旧キーを生成したら、以下の手順に従って更新したり、オフにしたりできます。

復旧キーをオフにすると、Appleの通常のアカウント復旧プロセスを使って、アカウントへのアクセスを復旧できるようになります。

iPhoneやiPadで復旧キーを設定または更新する方法

  1. 「設定」で、自分の名前をタップし、「サインインとセキュリティ」をタップします。Apple Accountの入力を求められる場合があります。

  2. 「復旧キー」をタップして、「続ける」をタップし、画面の案内に従って復旧キーを作成します。

  3. 復旧キーを書き留めて、安全な場所に保管しておきます。

  4. 確認のため、復旧キーを入力するかスキャンして、設定完了です。

Macで復旧キーを設定または更新する方法

  1. Apple  メニュー>「システム設定」の順に選択し、自分の名前をクリックします。

  2. 「サインインとセキュリティ」をクリックします。

  3. 「復旧キー」をクリックします。Apple Accountの入力を求められる場合があります。

  4. 「オンにする」をクリックし、「復旧キーを使用」をクリックしてからMacのパスワードを入力します。

  5. 復旧キーをプリントするか書き留めて、安全な場所に保管しておきます。

  6. 「続ける」をクリックします。

  7. 確認のため、復旧キーを入力して、設定完了です。

復旧キーを使う

復旧キーとiCloudの高度なデータ保護

iCloudの高度なデータ保護を有効にすると、iCloudのほとんどのデータがエンドツーエンドで暗号化されます。つまり、そのデータを復旧するために必要な暗号化キーをAppleが知ることはできません。そのため、復旧キーなり、復旧用連絡先なり、少なくとも1つは代替の復旧方法を設定しておく必要があります。

高度なデータ保護を使用し、復旧キーと復旧用連絡先を両方とも設定した場合、復旧キーまたは復旧用連絡先のいずれかを使用して、アカウントへのアクセスを復旧できます。

iCloudの高度なデータ保護の詳細

復旧用連絡先の詳細