iCloud写真を設定・使用する

iCloud写真を使えば、写真アプリとの連係で写真やビデオがiCloudに安全に保管され、お使いのデバイスで常に最新の写真やビデオを見られるようにしてくれます。

iCloud写真の仕組み

iCloud写真は、撮影した写真やビデオをすべてiCloudに保存してくれるので、どのデバイスからでも、写真アプリを開くだけで、いつでもライブラリを閲覧できます。1台のデバイスで行った変更は、ほかのデバイスにも反映されます。写真やビデオは「年別」「月別」「日別」「すべての写真」に整理されます。

写真やビデオはオリジナルの形式のまま、フル解像度でiCloudに保存されます。HEIF、JPEG、RAW、PNG、GIF、TIFF、HEVC、MP4をはじめ、スローモーション、タイムラプス、4Kビデオ、Live Photosなど、iPhoneやiPadで撮った特別なフォーマットにも対応しています。インターネット接続の速度によって、写真とビデオがお使いのすべてのデバイスやiCloud.comに表示されるまでの所要時間には差が出ます。

iCloud写真を有効にする

iCloudが設定されていて、お使いのすべてのデバイスで同じApple Accountを使ってiCloudにサインインしていることを確かめてください。

WindowsパソコンでiCloud写真を設定して活用する方法

写真を編集または削除したらどうなるか

写真やビデオを編集または削除すると、すべてのデバイスにその変更が反映されます。

編集内容はすべてのデバイスに反映

iPhoneやiPadMacの写真アプリで写真を編集すると、すべてのデバイスに編集内容が自動的に反映されます。iPhoneで写真を切り取ったり補正したりすると、Macでその変更内容を見ることができます。元の状態の写真やビデオはiCloudに保管されているので、どれだけ変更しても、いつでも元に戻せます。

すべてのデバイスから写真を削除

1台のデバイスで写真やビデオを削除すると、iCloud写真を使っているすべてのデバイスから削除されます。間違えて削除してしまった場合は、その後30日以内であれば、「最近削除した項目」フォルダから取り戻せます。30日が過ぎると、完全に削除され、取り戻せなくなります。

写真やビデオのコピーをダウンロードする

iCloud写真を有効にすると、写真とビデオが自動的にiCloudにアップロードされます。iCloudバックアップで二重に保存されることはないので、ライブラリのバックアップコピーは常にとっておくことをお勧めします。方法についてはこちらの記事を参照してください。

ストレージの現状を確認する

iCloud写真に保存した写真とビデオは、iCloudストレージとデバイス本体のストレージを消費します。iCloudにサインアップすると、5GBの無料ストレージが使えるようになります。ストレージをさらに増やしたり、特典機能を使いたい場合は、iCloud+にアップグレードできます。iCloudの設定には、iCloudの空き容量を増やす方法について、おすすめの提案も紹介されています。

iCloudストレージとデバイス本体のストレージについて

「ストレージを最適化」を有効にする

iCloud写真には、写真やビデオがオリジナルの高解像度で保管されます。デバイスの容量を節約する必要がある場合は、「ストレージを最適化」をオンにします。「ストレージを最適化」をオンにすると、iCloudにはオリジナルの写真とビデオが保管され、デバイスには省スペースのバージョンが保存されます。容量が必要になった場合はライブラリも最適化され、アクセス頻度の低い写真やビデオから先に処理されます。オリジナルが必要になったら、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信経由でダウンロードすることができます。

iCloudにもデバイスにもオリジナルのフル解像度の写真やビデオを保管しておきたい場合は、「オリジナルをダウンロード」をオンにしておきましょう。

iCloudへのライブラリのアップロードを一時停止する

iCloud写真を有効にしたときに、写真やビデオがiCloudにアップロードされるまでの所要時間は、コレクションのサイズとインターネット接続の速度によって異なります。コレクションが大容量の場合、通常よりもアップロードに時間がかかる可能性があります。進捗状況を確認し、アップロードを1日一時停止することができます。ライブラリの状況によっては、一時停止できない場合があります。

Learn how iCloud operates in China mainland.