macOS Sonoma 14.1 にアップデートした後、カメラまたはビデオ出力デバイスを使用できない場合

macOS Sonoma 14.1 以降、最新のシステム拡張機能を使用していないカメラやビデオ出力デバイスは、レガシー設定を復元しないと使えなくなります。

macOS Sonoma 14.1 以降、macOS では、最新のシステム拡張機能を使用するカメラおよびビデオ出力デバイスのみがサポートされます。この最新のソフトウェアは、カメラのプライバシーインジケータ (カメラの使用中にメニューバーに表示される緑の丸印のアイコン) に対応するなど、より安全でプライバシーに配慮した体験を提供します。

macOS Sonoma 14.1 にアップデートすると、古いソフトウェアを使用しているカメラまたはビデオ出力デバイスは、アプリで使うように選択するオプションとして表示されなくなります。

Apple はビデオデバイスメーカーと協力して、メーカーのサポートソフトウェアを macOS Monterey 12.3 で利用可能になった最新のカメラ拡張機能にアップデートしています。ですが、一部のビデオデバイスメーカーではまだアップデートが行われておらず、そのカメラやビデオ出力デバイスはサポートが終了したソフトウェアに依存しています。

古いソフトウェアを使用しているためにカメラまたはビデオ出力デバイスを選択して使用できない場合は、デバイスメーカーに連絡して、カメラ拡張機能を使用したソフトウェアの更新バージョンが利用可能か、または今後提供される予定があるかどうかを確認してください。

また、Mac でレガシービデオデバイスのサポートを復元して、カメラまたはビデオ出力デバイスを引き続き使用することもできます。

レガシービデオデバイスのサポートを復元する

これらのレガシー設定を復元すると、古いソフトウェアを搭載したカメラの使用中は、カメラのプライバシーインジケータがメニューバーに表示されなくなります。

  1. Mac を再起動してリカバリモードにします。

  2. 「オプション」ボタンをクリックし、「続行」をクリックします。

  3. 「ユーティリティ」メニューの「ターミナル」を選択します。

  4. 以下のコマンドを入力します。system-override legacy-camera-plugins-without-sw-camera-indication=on

  5. 「return」キーを押します。システム構成によっては、追加の手順を完了するように求められる場合があります。

  6. ターミナルを終了します。

  7. Apple メニューから「再起動」を選択します。

ターミナルでコマンドを実行する方法について

デフォルト設定に戻すには、もう一度手順に従って、次のコマンドを入力します。system-override legacy-camera-plugins-without-sw-camera-indication=off

カメラの「プライバシーとセキュリティ」設定を確認する

Mac でレガシービデオデバイスのサポートを復元すると、システム設定に警告が表示されます。

  1. Apple メニュー  ＞「システム設定」の順に選択します。

  2. 下にスクロールして「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。

  3. 「カメラ」をクリックします。レガシービデオのサポートが復元されていると、サポートされていないプラグインを搭載したカメラまたはビデオ出力デバイスの使用中はカメラのプライバシーインジケータがメニューバーに表示されないという警告が出ます。

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