ヘルスケアアプリの心の健康のアセスメントを理解して活用する

心の健康のアセスメントは、うつ病や不安障害にかかる現時点でのリスクレベルについて情報を提供します。心の健康のデータは、家族や医療提供者など、ほかの人と共有できます。

心の健康のアセスメントは有益なツールになり得る

ファイザーが公開しているPHQ-9(Patient Health Questionnaire-9)とGAD-7(Generalized Anxiety Disorder-7)は、うつ病や不安障害になるリスクがないか評価するツールとして活用できます。これらのツールはヘルスケアアプリで提供されていますが、あくまでも情報提供を目的としたものであり、その結果は医学的診断ではありません。

心の健康に懸念がある場合は、臨床医にご相談ください。

心の健康のアセスメントの結果について

心の健康のアセスメントを行うと、立証済みのガイドラインと現地のメンタルヘルスのリソースに基づいて、うつ病リスクまたは不安障害リスクのレベルが判定されます。こうした結果とリソースは、あくまで情報提供を目的に提供されるものであり、医師やその他の資格のある医療専門家による診察に代えることはできません。

結果から、うつ病や不安障害にかかるリスクの有無がわかる場合はありますが、実際の診断は臨床医にしかできません。アセスメントを終了した時点で、医療専門家が引き続きフォローしてくれるわけではありません。

心の健康のデータを共有する方法

結果のPDFを医師と共有するには、ヘルスケアアプリの「心の健康状態」カテゴリから「うつ病リスク」または「不安障害リスク」のいずれかをタップし、画面の一番下までスクロールして「PDFとして書き出す」をタップします。

うつ病リスクまたは不安障害リスクのアセスメントの完了後にも、PDFを書き出すためのリンクが表示されます。

また、ヘルスケアアプリのヘルスケア共有機能を使用して、心の健康のデータを家族や友人と共有することもできます。

  • ヘルスケア共有の相手として選択した人は、心の状態、うつ病リスク、不安障害リスクのデータなど、あなたの心の健康状態の概要データを見ることができます。

  • 共有を停止しない限り、共有したデータに関する新しい情報も相手に届きます。

  • ヘルスケア共有の相手は、「心の状態」ログに追記された「追加の情報」や、心の健康のアセスメントの個々の質問への回答を表示することはできません。

「心の状態」「うつ病リスク」「不安障害リスク」のデータはすべてデバイス上で処理されます。ヘルスケア共有機能でほかのユーザと共有するデータに、Appleがアクセスしたり閲覧したりすることはできません。心の健康状態のデータの共有はいつでも停止できます。

心の健康に懸念がある場合は、臨床医にご相談ください。

ヘルスケアデータを友達や家族と共有する

使用許諾情報

アセスメントは、特定の国と言語に限り、臨床的に認証されています。PHQ-9およびGAD-7は13歳以上の方がヘルスケアアプリで利用できます。

PHQ-9とGAD-7は、ロバート・L・スピッツァー博士、ジャネット・B・W・ウィリアムス博士、カート・クロエンケ博士およびその他の研究者により、ファイザー株式会社の教育助成金を受けて作成されました。無償公開されており、複製、翻訳、表示、または配布に際して使用許可は不要です。

詳しくは、ファイザーのWebサイト(www.phqscreeners.com)をご覧ください。

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