QuickTime 7.6 のセキュリティコンテンツについて

この記事では QuickTime 7.6 のセキュリティコンテンツについて説明します。このセキュリティコンテンツは、システム環境設定の「ソフトウェアアップデート」パネル、または Apple の「ダウンロード」ページからダウンロードしてインストールできます。

Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては、こちらを参照してください。

Apple Product Security PGP キーについては、こちらの記事を参照してください。

CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。

その他のセキュリティアップデートについては、こちらの記事を参照してください。

QuickTime 7.6

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0001

    対象となるバージョン:Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2 および SP3

    影響:悪意を持って作成された RTSP URL にアクセスすると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:QuickTime で RTSP URL を処理すると、ヒープバッファオーバーフローが発生することがあります。悪意を持って作成された RTSP URL にアクセスすると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、RTSP URL の検証を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、Attila Suszter 氏の功績によるものです。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0002

    対象となるバージョン: Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2 および SP3

    影響:悪意を持って作成された QTVR ムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:QuickTime で QTVR (QuickTime Virtual Reality) ムービーファイルの THKD アトムを処理した場合に、ヒープバッファのオーバーフローが発生します。悪意を持って作成された QTVR ファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者の功績によるものです。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0003

    対象となるバージョン:Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2

    影響:悪意を持って作成された AVI ムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:AVI ムービーファイルの処理時に、ヒープバッファのオーバーフローが発生する可能性があります。悪意を持って作成された AVI ムービーファイルを開くと、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行される可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者の功績によるものです。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0004

    対象となるバージョン: Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2 および SP3

    影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:MP3 オーディオコンテンツを含む MPEG-2 ビデオファイルの処理時に、ヒープバッファのオーバーフローが発生する可能性があります。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、CERT Coordination Center の Chad Dougherty 氏の功績によるものです。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0005

    対象となるバージョン: Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2 および SP3

    影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:H.263 でエンコードされたムービーファイルを QuickTime で処理した場合に、メモリ破損の問題が発生します。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、H.263 でエンコードされたムービーファイルの検証を強化することで、この問題を解決しています。この問題の報告は、NGS Software の Dave Soldera 氏の功績によるものです。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0006

    対象となるバージョン: Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2 および SP3

    影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:Cinepak でエンコードされたムービーファイルを QuickTime で処理した場合に符合の問題が発生し、その結果、ヒープバッファのオーバーフローが発生する場合があります。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、ムービーファイルの検証を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者の功績によるものです。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2009-0007

    対象となるバージョン: Mac OS X v10.4.9 ~ v10.4.11、Mac OS X v10.5 以降、Windows Vista、XP SP2 および SP3

    影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:QuickTime で QuickTime ムービーファイルの jpeg アトムを処理した場合に、ヒープバッファのオーバーフローが発生します。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者の功績によるものです。

重要:Apple 製以外の製品に関する情報は、あくまで参考情報であり、Apple はこれらの製品を推奨するものでも保証するものでもありません。詳しくは、各社にお問い合わせください。

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