iMac (24-inch, 2023):ディスプレイの再組立て
始める前に
危険
始める前に、「電気に関する安全対策」をお読みください。
警告
始める前に、「破損したガラスに関する安全対策」をお読みください。
以下の部品を取り外してから作業を開始してください。
![](https://cdsassets.apple.com/live/SZLF0YNV/service-documentation/imac/103949/103949_Internal_Locator_V1_1X.jpg)
ツール
ディスプレイサポートスタンド (923-0416)
エタノールワイプまたはイソプロピルアルコール (IPA) ワイプ
カプトンテープ
超極細ポリッシングクロス
ナイロン製プローブ (ブラックスティック)
マスキングテープ (幅 2.5 ~ 5 cm)
サイドシールド付きの安全ゴーグル
はさみ
シリコーンローラー
粘着性シートパッド
サポート固定具 (076-00507)
すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。
注意
この修理手順にはシステム構成が必要です。取り外しと取り付けの手順をすべて実施した後、システム構成プロセスの開始方法を確認してください。
組み立て
エタノールワイプまたはイソプロピルアルコール (IPA) ワイプを使って、ディスプレイとハウジングに残っているディスプレイ接着剤を取り除きます。
重要:ディスプレイ接着シートをはがした後に残っている接着剤の除去に関する追加情報については、「ディスプレイの取り外し」を参照してください。
コンピュータがきれいで、ゴミなどが付いていないことを確認します。
ディスプレイの接着シートを平らな場所に置き、破損やしわがないか確認します。
(946-21745) (1)
(946-18677) (2)
(946-21744) (3)
iMac (24-inch, 2023, Two ports) (946-19175) (4)、iMac (24-inch, 2023, Four ports) (946-18118) (4)
注意: 下部接着シートはモデルごとに異なります。必ず修理対象モデルに合った下部接着シートを使用してください。
注意:シートが破損していると、隙間ができて外観上の問題が発生したり、光漏れが生じたり、ディスプレイとハウジングの接着が弱くなったりする可能性があります。破損やしわがある場合は、接着シートを交換してください。
注:ディスプレイ接着シートは、2 層の接着面とその間のスポンジ層で構成されています。シートの裏側には紙製のライナー (裏紙) が、表側にはビニール製のライナーが付いています。ライナーの色は異なる場合があります。
図のように、ハウジングを平らに置きます。1 枚のディスプレイ接着シートの裏紙の短い部分をはがします。
重要:ディスプレイ接着シートのビニール製ライナーは、まだはがさないでください。
注:コンピュータに VESA マウントアダプタが取り付けられている場合は、VESA サポート固定具の上にコンピュータを平らに置きます。
ディスプレイ接着シートをハウジングのマッチする側の端に合わせ、露出している接着面をハウジングに押し付けます。
ディスプレイ接着シートの位置を合わせながら裏紙を少しずつはがし、接着面をハウジングの縁に押し付けて、シートを最後まで貼り付けます。
手順 2 ~ 4 を繰り返して、残りのディスプレイ接着シートを貼り付けます。
ディスプレイ接着シートの位置が正しく、しわや気泡がないことを確認します。
上端が手前に来るように、ハウジングの向きを変えます。サポート固定具を図のようにハウジング内に置きます。
取り外す際にカプトンテープを使ってカメラと EDP (embedded DisplayPort) のフレックスケーブルとディスプレイバックライトのフレックスケーブルをハウジングに固定した場合は、そのカプトンテープをはがします。
ディスプレイの下端をスタンドのサポート固定具の溝に差し込みます。ディスプレイを三角形のサポート固定具の上に置きます。
ディスプレイバックライトのフレックスケーブルの先端をディスプレイ背面のコネクタに差し込みます (1)。
ディスプレイバックライトフレックスケーブルのコネクタの上にテープを貼ります (2)。
重要:はがす際にテープが破損した場合は、破損したテープを破棄し、ディスプレイスターターキットまたはディスプレイ補充キットに付属している交換用のテープを使用してください。
カメラと EDP のフレックスケーブルの 2 つの端子をディスプレイ背面のコネクタ (1) に差し込み、ロックレバーを下げます (2)。
ディスプレイの上端を少しだけ持ち上げて、2 つの三角形のサポート固定具をハウジングから外します。
スタンドのサポート固定具 (1) の溝からディスプレイをゆっくりと引き出し、ディスプレイの上端をハウジングの方に下げます (2)。
注意:ディスプレイを動かすときにフレックスケーブルを引っ張らないようにしてください。
ディスプレイをハウジングの上に平らに置きます。ディスプレイの上端がハウジングの上端からほんの少しだけはみ出ている状態になるはずです。
ディスプレイとハウジングの位置を合わせたら、コンピュータの上部にマスキングテープを 2 枚貼り、一時的にディスプレイをハウジングに固定します。
ハウジングと平行になるようにディスプレイを持ち、コンピュータを慎重に立てます。ディスプレイがわずかにずれてディスプレイフックに引っかかり、ハウジングの端とディスプレイの端がそろいます。
注意:ディスプレイは、ハウジング内のディスプレイフックによって部分的に保持されている状態になります。ハウジングと平行になるようにディスプレイを持ち、ディスプレイがフックからはずれないように注意してください。
注:コンピュータに VESA マウントアダプタが取り付けられている場合は、ディスプレイサポートスタンドの上にコンピュータを立てます。
ディスプレイとハウジングの四辺がすべてぴったり合っていることを確認し、2 枚のマスキングテープの位置を調整して、コンピュータの上端にぴったりと合うようにします。
ディスプレイとハウジングの間を少しだけ開き、ハウジング下部の 2 枚のディスプレイ接着シートからライナーをはがせる程度の隙間を開けます。
注:図のように、ハウジング中央のタブを使ってライナーをはがします。
ディスプレイとハウジングの間を少しだけ開き、ハウジング両側面の下半分の 2 枚のディスプレイ接着シートからライナーをはがせる程度の隙間を開けます。
注:図のように、ハウジング中央のタブを使ってライナーをはがします。
コンピュータの上端に貼った 2 枚のマスキングテープをはがします。
コンピュータ下部にマスキングテープを 2 枚貼ります。テープをディスプレイにしっかり貼り付けます。
ディスプレイとハウジングの間を少しだけ開き、ハウジング両側面の上半分の 2 枚のディスプレイ接着シートからライナーをはがせる程度の隙間を開けます。
注:図のように、ハウジング中央のタブを使ってライナーをはがします。
ディスプレイとハウジングの間を少しだけ開き、ハウジング上部の 2 枚のディスプレイ接着シートからライナーをはがせる程度の隙間を開けます。
注:図のように、ハウジング中央のタブを使ってライナーをはがします。
ディスプレイが上を向くように、コンピュータを平らに置き、マスキングテープをはがします。
粘着性シートパッドの裏紙をはがします。粘着性シートパッドの上でシリコーンローラーを前後に転がして、ローラーをきれいにします。
ディスプレイの下部と両端にそってシリコーンローラーを前後に転がして、ディスプレイ接着シートを接着させます。
注:コンピュータに VESA マウントアダプタが取り付けられている場合は、2 つの三角形のサポート固定具の上にコンピュータを置きます。
三角形のサポート固定具を図のように置きます。
コンピュータからスタンド固定具を外し、ディスプレイが上を向くように、コンピュータをサポート固定具の上に置きます。
ディスプレイの上端にそってシリコーンローラーを前後に転がして、ディスプレイ接着シートを接着させます。
超極細ポリッシングクロスでディスプレイをきれいに掃除します。
注意
取り外しと取り付けの手順をすべて実施した後、システム構成プロセスの開始方法を確認してください。
交換用のディスプレイまたはロジックボードを取り付けた場合は、システム構成が必要です。
ロジックボードを交換した場合、システム構成を完了するまでは、コンピュータを起動すると診断モードになります。
ディスプレイを交換した場合、システム構成を完了するまでは、ディスプレイの明るさと True Tone が正常に機能しない場合があります。