MacBook Pro(14-inchおよび16-inch, Nov 2023):下部ケース
始める前に
警告
始める前に「バッテリーの安全性」を読み、作業スペースとバッテリーの取り扱いに関するガイドラインに従ってください。

ツール
調整可能なトルクドライバー(10~34 Ncm)(923-02995)
14インチモデル用バッテリーカバー(923-06086)
16インチモデル用バッテリーカバー(923-06087)
創傷防止手袋(923-01368)
静電気放電防止ピンセット
超極細ポリッシングクロス
ナイロン製プローブ(ブラックスティック)(922-5065)
五角ネジ用ドライバー(923-0731)
油性マジック
吸着カップ(922-8252)
トルクドライバー(ブルー、0.65 kgf cm)(923-0448)
トルクスプラス3IP 44mm半月型ビット(923-08468)
トルクスプラス5IP 50mmビット(923-08673)
すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。
取り外し
注:取り外しの手順がすでに完了している場合は、「取り付け」に進んでください。
コンピュータを、清潔で平らな面の上に、下部を上に向けてディスプレイヒンジが奥になる向きに置きます。
五角ネジ用ドライバーで長い五角ネジを4本取り外します。
注:ネジはコンピュータの仕上げに合わせた色になっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)
シルバー(923-10122)
スペースグレイ(923-09792)
MacBook Pro(14-inch, M3 Pro/M3 Max, Nov 2023)
シルバー(923-06867)
スペースブラック(923-06869)
MacBook Pro (16-inch, Nov 2023)
シルバー(923-10061)
スペースブラック(923-10059)
五角ネジ用ドライバーで短い五角ネジを4本取り外します。
注:ネジはコンピュータの仕上げに合わせた色になっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)
シルバー(923-10123)
スペースグレイ(923-09793)
MacBook Pro(14-inch, M3 Pro/M3 Max, Nov 2023)
シルバー(923-06866)
スペースブラック(923-06868)
MacBook Pro (16-inch, Nov 2023)
シルバー(923-10060)
スペースブラック(923-10058)
下部ケースは4つの内部クリップで上部ケースに取り付けられています。下部ケースの左側に吸着カップを取り付けます。
左側にある内部クリップが外れる感触があるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。
吸着カップの端を強く押して外します。
吸着カップを右側に移動し、下部ケースに押し付けて取り付けます。
右側にある内部クリップが外れる感触があるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。
吸着カップの端を強く押して外します。
吸着カップを中央下に移動し、下部ケースに押し付けて取り付けます。
中央にある2個の内部クリップが外れる感触があるまで、吸着カップの取っ手を引き上げます。
吸着カップの端を強く押して外します。
画像のように、ブラックスティックの平らなほうの先端をディスプレイと上部ケースの間の隙間(1)に差し込みます。ブラックスティックを前方に引いてスプリングフィンガーを外します(2)。反対側の隙間で同じ手順を繰り返します。
下部ケースを上部ケースから持ち上げて、清潔で平らな面の上に上向きに置きます。
重要
下部ケースを交換する場合、元の下部ケースは修理が完了するまで保管しておきます。
油性ペンで、交換用の下部ケースの内側にコンピュータのシリアル番号を書き込みます。
注:下部ケースのみを交換する場合は、取り付け手順9に進みます。
バッテリーカバーをバッテリーの上に置き、
カチッとはまる感触があるまで、バッテリーカバーの黒いタブを上部ケースのクリップに押し込みます。
14インチモデル
16インチモデル
Battery Management Unit(BMU)フレックスケーブルのロックレバーからポリエステルフィルムのタブを慎重にはがし(1)、ブラックスティックを使ってロックレバーを上げます(2)。
BMUフレックスケーブルの端をコネクタから抜きます。
注意:BMUフレックスケーブルの接続を外した後、ロジックボードが放電するまで1分ほど待ってから、残りの取り外し手順に進みます。
ブルーのトルクドライバーと3IPビットを使って、2本の3IPネジ(923-06851)をトラックパッドコネクタのカウリングから取り外します。カウリングを取り外し、再度取り付けるまで保管しておきます。
トラックパッドフレックスケーブルの端を持ち上げて、ロジックボードのコネクタから取り外します。
トラックパッドフレックスケーブルをゆっくりと折り返し(1)、BMUフレックスケーブルを5IPネジ(923-06849)から慎重にはがします(2)。
ブラックスティックを使ってフレックスケーブルを押さえ(1)、10〜34 Ncmに調整可能なトルクドライバーとトルクスプラス5IPビットを使って、5IPネジを取り外します(2)。
取り付け
重要
下部ケースを交換する場合、元の下部ケースは修理が完了するまで保管しておきます。
油性ペンで、交換用の下部ケースの内側にコンピュータのシリアル番号を書き込みます。
10〜34 Ncmに調整可能なトルクドライバーに5IPビットを取り付け、トルク値を19 Ncmに設定します。
ブラックスティックを使ってBMUとトラックパッドのフレックスケーブルを押さえ(1)、調整可能なトルクドライバーと5IPビットを使って5IPネジ(923-06849)を取り付けます(2)。
ブラックスティックを使ってトラックパッドフレックスケーブルを押さえ(1)、BMUフレックスケーブルを軽く押し(2)、5IPネジに接着させます。
トラックパッドフレックスケーブルが平らになるように置き、トラックパッドフレックスケーブルの端をロジックボードのコネクタに向かって押し付けます。
重要:交換用トラックパッドフレックスケーブルを取り付けたら、接着シートの裏紙をはがします。次に、トラックパッドフレックスケーブルをロジックボードにゆっくりと押し付け、接着させます。
トラックパッドフレックスケーブルのカウリングをトラックパッドフレックスケーブルの端にかぶせて、ブルーのトルクドライバーと3IPビットを使って、2本の3IPネジ(923-06851)をカウリングに取り付けます。
BMUフレックスケーブルの端をロジックボードのコネクタに差し込みます。
BMUフレックスケーブルのコネクタのロックレバーを下げ(1)、ポリエステルフィルムのタブをロックレバーに押し付けます(2)。
バッテリーカバーの縁を持ち、上部ケースから持ち上げて取り外します。
超極細ポリッシングクロスを使って、下部ケースの内部がきれいで異物がないことを確認します。
下部ケースを上部ケースの上に置きます。下部ケースの背面を通気孔/アンテナモジュールの位置と合わせ、下部ケースの長辺側が通気孔/アンテナモジュールの滑らかな面に平坦に収まるようにします。
手袋を着用し、下部ケースの手前の角を持って反対側にゆっくり押し込み、ディスプレイヒンジと上部ケースの位置と合わせます。
下部ケースを押し込むと、スプリングフィンガーがロックされる感触があります。
重要:下部ケースの位置が合わない場合は、手前に引いて取り外し、その後、手順10から12を実行します。
下部ケースの手前の端を最大2.5cmほど持ち上げて、放熱ファンダクトに合わせます。
2つの内部クリップがカチッとはまるまで、下部ケースの両側を同時に押し込みます(1)。次に、内側の2か所を同時に押し込んで(2)、残りの内部クリップをはめ込みます。
下部ケースと上部ケースのすべての側面がぴったり合っていることを確認します。上部ケースと下部ケースの位置がずれている場合は、取り外し手順4からやり直します。
五角ネジ用ドライバーで長い五角ネジを4本取り付けます。
注:コンピュータの仕上げに合わせて、正しい色のネジを使用してください。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)
シルバー(923-10122)
スペースグレイ(923-09792)
MacBook Pro(14-inch, M3 Pro/M3 Max, Nov 2023)
シルバー(923-06867)
スペースブラック(923-06869)
MacBook Pro (16-inch, Nov 2023)
シルバー(923-10061)
スペースブラック(923-10059)
五角ネジ用ドライバーで短い五角ネジを4本取り付けます(2)。
注:コンピュータの仕上げに合わせて、正しい色のネジを使用してください。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)
シルバー(923-10123)
スペースグレイ(923-09793)
MacBook Pro(14-inch, M3 Pro/M3 Max, Nov 2023)
シルバー(923-06866)
スペースブラック(923-06868)
MacBook Pro (16-inch, Nov 2023)
シルバー(923-10060)
スペースブラック(923-10058)
注意
交換した部品によっては、取り付け手順をすべて完了すると、デバイスで修理アシスタントを実行できるようになります。修理を完了するために修理アシスタントを実行することをおすすめします。修理アシスタントの起動方法について、詳しくはこちらを確認してください。
ロジックボードを交換した場合、修理アシスタントを完了するまでは、コンピュータを起動すると診断モードになります。
Touch IDボードを交換した場合、修理アシスタントを完了するまで、Touch IDは電源ボタンとしてのみ機能します。
蓋角度センサーを交換した場合、修理アシスタントを完了するまで、コンピュータが正しくスリープ/スリープ解除されない場合があります。