iMac:機械的な問題のトラブルシューティング
コンピュータで異常な熱や異臭、過度なノイズ、ハム音、振動が発生する場合のトラブルシューティング
コンピュータで異常な熱や異臭、過度なノイズ、ハム音、振動が発生する場合のトラブルシューティング
問題を特定する
以下のいずれかの問題を確認した場合は、下記の記事を参照してください。
コンピュータまたは電源アダプタが異常に熱い。
注:デスクトップコンピュータは、負荷の高い状態で使用する際や、初期設定やSpotlightの索引作成を行う際に、普段より熱くなったりノイズが大きくなったりすることがあります。これは正常な状態であり、修理が必要な問題ではありません。
コンピュータまたは電源アダプタから、焦げた臭い、煙、またはそのほかの異臭が発生する。
注:意図的につけられた臭いの場合があります。また、新品の製品からは異臭を感じる場合があります。たとえば、一部のUSB-Cケーブルから異臭がする場合があります。この臭いは、乳幼児やペットが口に入れたり噛んだりするのを防ぐための意図的なものです。
コンピュータまたは電源アダプタからノイズや振動が発生する。
コンピュータのファンの音が大きすぎる。
サポート記事の手順に従っても問題が解決しなかった場合は、次のセクションに進んでください。
簡単なトラブルシューティング手順を試す
コンピュータの動作時温度を同等のコンピュータと比較します。温度とファン速度は、実行中のプロセスや接続されている周辺機器に応じて正常な範囲内で変動することに注意してください。負荷の大きいプロセッサやI/O の処理が終了した後でも、ファンの速度がアイドル状態に戻るまで数分間かかる場合があります。これは正常な状態であり、修理が必要な問題ではありません。
コンピュータからすべての周辺機器を取り外します。
コンピュータを別の場所に移動させ、電源コードを別のコンセントに差し込んで、ノイズがなくなるかどうか確認します。コンピュータの近くで動作している、または同じコンセントを使っているほかの電気機器からの干渉が原因で、ノイズが生じている可能性があります。
通気孔が塞がれていない場所で、固くて平らな台の上にコンピュータを置き、温度の問題が解消するかどうかを確認します。
液体をこぼした跡がないか、コンピュータを調べます。液体をこぼすと、内部回路がショートし、ファンが機能しなくなることがあります。
「トラブルシューティングを行う際のクイックチェック」を参照して、手順とサポートリソースを確認します。
手動テストと診断テストを実行する
サポート記事の手順に従ったり、考えられる原因をチェックしたりしても問題が解決しない場合は、以下の診断テストと手動テストを実行して、問題の原因の切り分けを試みます。
Macリソースインスペクタ(MRI)診断プログラムを実行します。
注:この診断プログラムでは、温度センサーの測定値が限度値を超えていないかどうかを確認します。MRIの結果をチェックして、電源、ファン、温度に関する警告や障害がないか確認してください。
コンピュータを開いて検査する
サポート記事の手順や診断テストを実行しても問題の解決や切り分けができなかった場合は、コンピュータの修理マニュアルを参照しながら、コンピュータを開いて調べます。部品の損傷や位置のずれが原因で、いずれかの問題が発生している可能性があります。
修理マニュアルの手順に従ってコンピュータを開きます。
内部コンポーネントと筐体をチェックし、物理的な損傷や液体による損傷、汚れ、黒く焼け焦げた部分がないか調べます。
ヒートシンクと各ファンの周囲に埃や異物が溜まっていないか調べます。静電気防止掃除機やエアダスターを使い、ヒートシンクとファンから埃やごみを慎重に取り除きます。各ファンがスムーズに回転し、障害になるものがないことを確認します。
注:このセクションでは、部品とツールの注文が必要です。部品を交換してもコンピュータの問題が解決しない可能性があります。その他の修理サービスオプションは、support.apple.com/ja-jp/repairで確認できます。
部品を交換する
ここまでの手順を実行しても問題の解決や切り分けができなかった場合は、問題のあるファンを交換します。
注:このセクションでは、部品とツールの注文が必要です。部品を交換してもコンピュータの問題が解決しない可能性があります。その他の修理サービスオプションは、support.apple.com/ja-jp/repairで確認できます。
スタンドまたはヒンジに関する問題のトラブルシューティング
問題を特定する
緩んだスタンドまたはヒンジ
スタンドまたはヒンジが曲がっている、または損傷している
手動テストを実行する
問題の原因を切り分けるために、以下の手動テストを実行します。
スタンドを調べます。固くて平らな面に置いたときに、スタンドがiMacをがたつかずにしっかりと縦向きに保持できることを確認します。
ヒンジ部分を調べます。ヒンジからのノイズを確認しながら、ヒンジを使ってiMacを前後に動かして調整します。iMacを所定の位置に保持する際、ヒンジの動きが安定しており、固過ぎたり緩過ぎたりしないことを確認します。ヒンジが可動範囲全域でスムーズに動くことを確認します。
フランジ部分を調べ、ヒンジの動きの不具合や損傷がないか確認します。
iMacを固くて平らな面に置きます。もう一人の人にスタンドに下向きの圧力をかけてもらいながら、iMacの正面から筐体の両側をしっかりとつかみ、筐体全体をゆっくりと左右に回転させてみて、筐体が動かないことを確認します。この状態を同等のiMacモデルと比較します。筐体が異常に回転する場合は、筐体内に取り付けられているメカニズムがしっかり固定されていない可能性があります。場合によっては、筐体の交換が必要になります。
iMacを固い平らな面に置き、iMacの片側が、もう片側より高く/低くなっていないか確認します。
スタンドとヒンジの動作がどちらも正常で、適切なすべての場所でiMacをしっかり縦向きに保持できることを確認します。
部品を交換する
ここまでの手順を実行しても問題の解決や切り分けができなかった場合は、部品の交換を検討します。
スタンドがぐらつくなどの問題がある場合、またはスタンドに損傷が見つかった場合は、スタンドを交換します。
ヒンジの動きに問題がある場合、またはフランジ部分に損傷が見つかった場合は、フランジ部分を交換します。
iMacのスタンド上での固定が緩い場合や、iMacが片側に傾いている場合、筐体を交換します。
注:このセクションでは、部品とツールの注文が必要です。部品を交換してもコンピュータの問題が解決しない可能性があります。その他の修理サービスオプションは、support.apple.com/ja-jp/repairで確認できます。