QuickTime 7.6.8 のセキュリティコンテンツについて

この記事では、QuickTime 7.6.8 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては「Apple 製品のセキュリティ」Web サイトを参照してください。

Apple Product Security PGP キーについては「Apple Product Security PGP キーの使用方法」を参照してください。

CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。

他のセキュリティアップデートについてはこちらの記事 を参照してください。

QuickTime 7.6.8

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2010-1818

    対象 OS:Windows 7、Vista、XP SP2 以降

    影響:細工を施された Web サイトを閲覧すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:QuickTime ActiveX コントロールに入力検証の問題があります。オプションのパラメータ '_Marshaled_pUnk' が ActiveX コントロールに渡され、後でポインタとして扱われる任意の整数を特定する場合があります。悪意を持って作成された Web サイトにアクセスすると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。この問題は、パラメータ '_Marshaled_pUnk' を無視することで解決されています。この問題は Mac OS X システムでは発生しません。この問題は、HBelite と TippingPoint の Zero Day Initiative との協力により報告されました。

  • QuickTime

    CVE-ID:CVE-2010-1819

    対象 OS:Windows 7、Vista、XP SP2 以降

    影響:悪意を持って作成されたディレクトリの画像を表示すると、任意のコードが実行される可能性がある。

    説明:QuickTime Picture Viewer にパス検索の問題があります。攻撃者が悪意を持って作成された DLL を画像ファイルと同じディレクトリに置いた場合、その画像ファイルを QuickTime Picture Viewer で開くと、任意のコードが実行される可能性があります。この問題は、現在の作業ディレクトリを DLL 検索パスから削除することで解決されています。この問題は Mac OS X システムでは発生しません。この問題の報告は、Fortinet's FortiGuard Labs の Haifei Li 氏の功績によるものです。

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