tvOS 9.1.1 のセキュリティコンテンツについて
tvOS 9.1.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては、「Apple 製品のセキュリティ」Web サイトを参照してください。
Apple Product Security PGP キーについては、こちらの記事を参照してください。
CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。
その他のセキュリティアップデートについては、こちらの記事を参照してください。
tvOS 9.1.1
ディスクイメージ
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:ローカルユーザがカーネル特権を取得し、任意のコードを実行できるようになる可能性がある。
説明:ディスクイメージの解析処理に、メモリ破損の脆弱性が存在します。この問題は、メモリ処理を改良することによって解決されています。
CVE-ID
CVE-2016-1717:Yahoo! Pentest Team の Frank Graziano 氏
IOHIDFamily
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:ローカルユーザがカーネル特権を取得し、任意のコードを実行できるようになる可能性がある。
説明:IOHIDFamily API に、メモリ破損の脆弱性が存在します。この問題は、メモリ処理を改良することによって解決されています。
CVE-ID
CVE-2016-1719:Google Project Zero の Ian Beer 氏
IOKit
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:ローカルユーザがカーネル特権を取得し、任意のコードを実行できるようになる可能性がある。
説明:メモリ処理の改善により、メモリ破損の脆弱性が解決されました。
CVE-ID
CVE-2016-1720:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:ローカルユーザがカーネル特権を取得し、任意のコードを実行できるようになる可能性がある。
説明:メモリ処理の改善により、メモリ破損の脆弱性が解決されました。
CVE-ID
CVE-2016-1721:Google Project Zero の Ian Beer 氏、Trend Micro の Ju Zhu 氏
libxslt
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:悪意を持って作成された XML ファイルを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:libxslt に、型の取り違え (type confusion) に起因する脆弱性が存在します。この問題は、メモリ処理を改良することによって解決されています。
CVE-ID
CVE-2015-7995:puzzor 氏
syslog
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:ローカルユーザが root 権限を取得し、任意のコードを実行できる可能性がある。
説明:メモリ処理の改善により、メモリ破損の脆弱性が解決されました。
CVE-ID
CVE-2016-1722:Zimperium zLabs の Joshua J. Drake 氏および Nikias Bassen 氏
WebKit
対象となるデバイス:Apple TV (第 4 世代)
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:WebKit にメモリ破損の脆弱性が複数存在します。この問題はメモリ処理を改善することで解決されました。
CVE-ID
CVE-2016-1724:Apple
CVE-2016-1727:Apple
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