OS X Server 5.1 のセキュリティコンテンツについて

OS X Server 5.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては、「Apple 製品のセキュリティ」Web サイトを参照してください。

Apple Product Security PGP キーについては、こちらの記事を参照してください。

CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。

その他のセキュリティアップデートについては、こちらの記事を参照してください。

OS X Server 5.1

• Server App

  対象 OS：OS X Yosemite v10.10.5 以降

  影響：管理者が知らないうちに、アクセス権が有効にならないままボリュームにバックアップが保管される場合がある。

  説明：Time Machine サーバに、サーババックアップを実行する際にアクセス権が無視されていても、管理者に適切に警告しないという問題がありました。この問題は、警告を改善することで解決されました。

  CVE-ID

  CVE-2016-1774：CJKApps

• Web サーバ

  対象 OS：OS X Yosemite v10.10.5 以降

  影響：攻撃者に、RC4 暗号化アルゴリズムの脆弱性を悪用される場合がある。

  説明：サポート対象の暗号化方式から RC4 が削除されました。

  CVE-ID

  CVE-2016-1777：Pepi Zawodsky 氏

• Web サーバ

  対象 OS：OS X Yosemite v10.10.5 以降

  影響：リモートのユーザが、重要な構成情報を閲覧できる可能性がある。

  説明：Apache で .DS_Store ファイルおよび .htaccess ファイルへのアクセスに問題が起きていました。この問題は、アクセス制限を強化することで解決されました。

  CVE-ID

  CVE-2016-1776：カリフォルニア大学アーバイン校の Shawn Pullum 氏

• Wiki サーバ

  対象 OS：OS X Yosemite v10.10.5 以降

  影響：ネットワーク上の特権的な地位を利用した攻撃者が、重要なユーザ情報を漏洩させる可能性がある。

  説明：一部の Wiki ページへのアクセスに問題が起きていました。この問題は、アクセス制限を強化することで解決されました。

  CVE-ID

  CVE-2016-1787：匿名の研究者