Apple TV 2.1 のセキュリティコンテンツについて
Apple TV 2.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては、こちらを参照してください。
Apple Product Security PGP キーについては、こちらの記事を参照してください。
CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。
その他のセキュリティアップデートについては、こちらの記事を参照してください。
Apple TV 2.1
Apple TV
CVE-ID:CVE-2008-1015
対象となるデバイス:Apple TV
影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:データ参照アトムの処理に問題があり、バッファがオーバーフローする可能性があります。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、データ参照アトムの検証を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、Carnegie Mellon University Computing Services の Chris Ries 氏の功績によるものです。
Apple TV
CVE-ID:CVE-2008-1017
対象となるデバイス:Apple TV
影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:「crgn」アトムの解析に問題があり、ヒープバッファがオーバーフローする可能性があります。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint の Zero Day Initiative に協力する Sanbin Li 氏の功績によるものです。
Apple TV
CVE-ID:CVE-2008-1018
対象となるデバイス:Apple TV
影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:「chan」アトムの解析に問題があり、ヒープバッファがオーバーフローする可能性があります。悪意を持って作成されたムービーファイルを表示すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者の功績によるものです。
Apple TV
CVE-ID:CVE-2008-1585
対象となるデバイス:Apple TV
影響:悪意を持って作成された QuickTime コンテンツを再生すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:file: URL の処理に URL 処理の問題があります。これにより、悪意を持って作成された QuickTime コンテンツをユーザが再生すると、任意のアプリケーションやファイルが実行される場合があります。このアップデートでは、ローカルアプリケーションとローカルファイルを起動しなくすることで問題が解消されています。この問題の報告は、TippingPoint の Zero Day Initiative に協力する McAfee Avert Labs の Vinoo Thomas 氏および Rahul Mohandas 氏、GNUCITIZEN の Petko D. (pdp) Petkov 氏の功績によるものです。
Apple TV
CVE-ID:CVE-2008-0234
対象となるデバイス:Apple TV
影響:悪意を持って作成された QuickTime コンテンツを再生すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:RTSP トンネリングが有効な場合に、HTTP レスポンスの処理でヒープバッファオーバーフローが発生します。悪意を持って作成された QuickTime コンテンツを再生すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。
Apple TV
CVE-ID:CVE-2008-0036
対象となるデバイス:Apple TV
影響:悪意を持って作成された PICT 画像を開くと、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:圧縮した PICT 画像を処理すると、バッファオーバーフローが発生する可能性があります。悪意を持って作成された圧縮した PICT ファイルを開くと、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性があります。このアップデートでは、配列境界チェック機能を強化することで問題が解消されています。この問題の報告は、Carnegie Mellon University Computing Services の Chris Ries 氏の功績によるものです。