アカウント復旧用連絡先として友達や家族を手伝う

信頼する友達や家族がアカウントからロックアウトされてしまった場合、自分が復旧用連絡先になっていれば、アクセスの復旧を助けてあげられます。助けを求められた場合にどうすればよいのかや、リクエストを承認または拒否する方法についてご案内します。

復旧用連絡先の役目

友達や家族が Apple ID のパスワードを忘れてしまった場合やロックアウトされてしまった場合、自分が復旧用連絡先になっていれば、アクセスの復旧を手伝ってあげることができます。そうした事態になった場合、相手から電話や直に会って相談があるので、6 桁の復旧コードを生成する簡単な手順を教えてもらい、生成したコードを教えてあげましょう。このコードと、その他の本人確認情報があれば、パスワードをリセットして、アカウントとデータへのアクセスを復旧できます。

アカウント復旧用の連絡先になる方法

友達や家族から参加をお願いされない限り、その人のアカウント復旧用連絡先にはなれません。参加依頼が送られてきたら、自分のデバイスのメッセージ App に通知が表示されます。依頼者のファミリー共有グループに参加している場合は、その人の復旧用連絡先として自動的に追加されます。参加していない場合は、リクエストを承認するか拒否するかを決めるよう求められます。

お使いのデバイスの「設定」画面で、いつでも自分で復旧用連絡先をやめることができます。

注意点

ほかの人のアカウント復旧用連絡先になったからといって、その人のアカウントにアクセスできるわけではありません。できることは 1 つだけ、その人から求められたときにコードを提供してあげることです。コードは友達や家族本人にだけ、直接教えるようにしてください。ほかの人からコードを求められても、教えないでください。

復旧用連絡先になるための条件

デバイスで iOS 15、iPadOS 15、macOS Monterey 以降を実行していることが必要です。
13 歳未満ではないことが前提です。
Apple ID で 2 ファクタ認証を有効にしておく必要があります。
デバイスにパスコードを設定しておく必要があります。

アカウントへのアクセスの復旧を手伝ってあげる方法

友達や家族がアカウントからロックアウトされた場合、まず本人が Apple ID アカウント情報の一部について確認作業を済ませる必要があります。その後、復旧用連絡先に電話したり直に会ったりして、相談することになります。以下の手順にそって、復旧用コードを生成し、教えてあげましょう。そのコードを相手が本人のデバイスに入力できます。

iOS 15 または iPadOS 15 以降を搭載した iPhone、iPad、iPod touch の場合

「設定」を開いて、自分のユーザ名をタップします。
「パスワードとセキュリティ」＞「アカウントの復旧」の順にタップします。
連絡先の名前をタップします。
「復旧用コードを取得」をタップします。
友達の準備ができたら、復旧コードを読んで教えてあげます。友達が自分のデバイスにコードを入力すれば、パスワードをリセットできるようになり、アクセスを復旧できます。

macOS Monterey 以降を搭載した Mac の場合

Apple メニュー  ＞「システム設定」(または「システム環境設定」) の順に選択し、ユーザ名 (または「Apple ID」) をクリックします。
「パスワードとセキュリティ」をクリックします。
「アカウントの復旧」の横の「管理」をクリックします。
「以下の人のアカウント復旧用連絡先」セクションで、相手の連絡先名を探し、「詳細」をクリックします。
「復旧用コードを取得」をクリックします。
友達の準備ができたら、復旧コードを読んで教えてあげます。友達が自分のデバイスにコードを入力すれば、パスワードをリセットできるようになり、アクセスを復旧できます。