iCloud データ復旧サービスについて

iCloud はデータを暗号化したフォーマットで保管し、安全に守っています。パスワードやデバイスパスコードを忘れてしまった場合は、iCloud データ復旧サービスがアクセスを復旧できるよう、データの復号化を手伝ってくれます。

iCloud にデータを保管いただく場合、データのプライバシーとセキュリティを守る Apple の方策の 1 つとして、データは暗号化したフォーマットで保管されます。iCloud データ復旧サービスは、お客様が必要とされる場合に、ご本人に代わってデータを復号化します。たとえば、パスワードを忘れてしまった場合にデータへのアクセスを復旧する場合や、iCloud.com にサインインしてデータにアクセスする場合が考えられます。iCloud データ復旧サービスを利用すると、正常にサインインできさえすれば、写真、メモ、書類、デバイスのバックアップなどにアクセスできます。

キーチェーン、スクリーンタイム、ヘルスケアデータなど、一部の重要な情報については、エンドツーエンドで暗号化されます。こうしたデータには、iCloud データ復旧サービスではアクセスできません。こうした情報には所有者本人だけが、本人が iCloud にサインインしているデバイス上でのみアクセスできます。情報を復号化し、アクセスするには、本人だけが知っているデバイスパスコードが必要です。

データを全部復旧できるように、アカウント復旧用の連絡先を設定する、復旧キーを使うといった対策もご検討ください。いずれも、エンドツーエンドで暗号化される情報を含むデータ復旧のための、さらなる対策となります。