磁石を内蔵したアクセサリによる iPhone カメラへの磁気干渉について

一部の iPhone アクセサリに内蔵されている磁石から生じる磁場が、iPhone の背面カメラに影響を及ぼす場合があります。こうした干渉を防ぐ方法をご案内します。

iPhone のカメラは、どんなに難しい条件下でもきれいに写真を撮影できるようになっています。写真を撮るときに思わずカメラを動かしてしまうと、撮れた写真がぶれてしまう場合があります。これを防止するために、iPhone の一部のモデルは光学式手ぶれ補正 (OIS) を搭載しています。1また、一部のモデルの iPhone には、クローズドループ方式のオートフォーカス (AF) 機能があります。また、一部のモデルの iPhone には、クローズドループ方式のオートフォーカス (AF) 機能があります。2

OIS では、ジャイロスコープがカメラの動きを感知します。画像の動きとそれに伴うぶれを減らすために、レンズがジャイロスコープの角度に応じて動きます。クローズドループ AF では、回路上の加速度センサーが重力や振動による影響を測定し、補正してくれます。磁気センサーがレンズの位置を判定するので、モーションの補正が正確に設定されます。

強力な磁場が OIS やクローズドループ AF に干渉する可能性

レンズ位置のセンサーは磁場に反応します。これらのセンサーに磁石を近付けると、磁場がセンサーに干渉し、一時的にセンサーが無効になる場合があります。そのせいでセンサーの精度が低下し、レンズの可動範囲が制限されることがあります。その場合でも、カメラでほかの補正機能を使って写真を撮影できますが、OIS やクローズドループ AF の効果は得られません。

磁気の干渉を防ぐ方法

他社製のアクセサリの中には、強力な磁石や磁気を帯びた金属板を iPhone の背面カメラの近くに配置したものがあります。こうした磁石や金属板は、二つ折りカバーを閉じたり、分解可能なケースをつなげたり、固定器具 (自動車用マウントなど) に取り付けたりする用途で使われます。カメラがその性能を最大限に発揮できるように、iPhone の背面カメラの近くで磁石や磁性金属を使うようなアクセサリはなるべく使用を控えてください。

それでもカメラが正しく動作しない場合は

iPhone ケースやその他の磁気を帯びたアクセサリを取り外しても iPhone カメラが正しく動作しない場合は、こちらの記事で対処法を調べてください。

1. OIS は、iPhone 6 Plus、iPhone 6s Plus、iPhone 7 以降 (iPhone SE (第 2 および第 3 世代) を含む) に搭載されています。iPhone 11 以降の超広角カメラ、iPhone 7 Plus および iPhone 8 Plus の広角カメラは OIS を搭載していません。

2. クローズドループ AF は、iPhone XS 以降 (iPhone SE (第 2 および第 3 世代) を含む) に搭載されています。

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