iPhone や iPad で省データモードを使う
iOS 13 以降では、省データモードを有効にして、バックグラウンドでのネットワーク使用量を制限し、モバイルデータ通信や Wi-Fi の通信量を節約できます。
モバイルデータ通信やインターネットのプランでデータ通信量が制限されている場合や、データ速度が遅いエリアにいる場合は、省データモードを使うことをお勧めします。
省データモードを有効にする方法
省データモードは、モバイルデータ通信と Wi-Fi とで別々に有効にすることができます。省データモードの設定は、通信事業者によって異なる場合があります。以下からご自分のプランの種類を選び、該当する手順を実行してください。
LTE/4G (モバイルデータ通信)
「設定」を開いて「モバイル通信」をタップします。
「通信のオプション」をタップし、「省データモード」をオンにします。
5G (モバイルデータ通信)
「設定」を開いて「モバイル通信」をタップします。
「通信のオプション」をタップし、「データモード」を選択してから「省データモード」をオンにします。
デュアル SIM
「設定」を開いて、「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップします。
いずれかの番号をタップします。
「省データモード」をオンにします。
Wi-Fi
「設定」を開いて「Wi-Fi」をタップします。
接続している Wi-Fi ネットワークの横にある
をタップします。「省データモード」をオンにします。
各 Wi-Fi ネットワークの「省データモード」の設定は、iCloud を通じてすべてのデバイスに反映されます。
省データモードにした場合の変化
省データモードでは、各種のアプリがそれぞれの方法でデータ通信量を抑えます。一般には、以下のような対策が施されます。
アプリは、積極的に使っているときでなければ、データ通信の使用を控えます。
「アプリのバックグラウンド更新」はオフになります。
コンテンツのストリーミング時の品質が低下する場合があります。
自動ダウンロードと自動バックアップが無効になります。
iCloud 写真などのサービスはアップデートを一時停止します。
iOS の標準付属のアプリやサービスは、以下の方法で省データモードに対応します。
App Store:ビデオの自動再生、自動アップデート、自動ダウンロードが無効になります。
ミュージック:自動ダウンロードと高音質ストリーミングが無効になります。
ポッドキャスト:フィードのアップデートの頻度が制限され、エピソードは Wi-Fi 接続時にのみダウンロードされます。
News:記事のプリフェッチが無効になります。
iCloud:アップデートが一時停止され、自動バックアップと iCloud 写真のアップデートが無効になります。
FaceTime:ビデオのビットレートが低帯域幅に合わせて最適化されます。
関連情報
こちらの記事を参照して、モバイルデータ通信の利用状況を確認する方法や、全部のアプリまたは個別のアプリでモバイルデータ通信を使うかどうかを切り替える方法について確認してください。
こちらの記事を参照して、Wi-Fi の接続状況が悪いときに、Wi-Fi アシストを使って自動的にモバイルデータ通信に切り替える方法を確認してください。