Macの「バッテリー充電の最適化」と充電上限について
バッテリーの耐用年数を延ばすため、Macは「バッテリー充電の最適化」機能によって毎日の充電の傾向を学習し、所定の条件下で、フル充電になるタイミングを遅らせます。さらに、充電上限を設定して、Macがフル充電とみなす上限を設定することができます。
に「充電保留中」または「上限[%]まで充電されました」と示されている場合は、Macで「バッテリー充電の最適化」が有効になっているか、または充電上限が設定されています。
Macのバッテリーの経年劣化
バッテリーの耐用年数には「化学的経年劣化」が関係してきます。これには、単にバッテリーの製造日からの時間の経過だけではなく、温度の履歴や充電パターンなどの要因が複雑に組み合わさって影響してきます。充電式バッテリーはすべて消耗品で、化学的経年劣化が進むにつれて性能が低下します。リチウムイオンバッテリーの化学的経年劣化が進むと充電可能な容量が低下し、その結果、バッテリーの寿命が短くなり、最大瞬時給電能力(ピーク電力)も低下します。Apple製品で使用されているバッテリーと、バッテリーのパフォーマンスを最大化する方法について、詳しくはこちらを参照してください。
バッテリー充電の最適化
macOS Big Sur 11以降が必要です
「バッテリー充電の最適化」は、Macがフル充電したままの時間をなるべく短くして、バッテリーの劣化を防ぎ、長持ちさせることを狙いとした機能です。この機能は、オンデバイスで機械学習機能を使って毎日の充電の傾向を学習し、Macが長い時間、電源に接続されるだろうと予測されるときなど、所定の条件下で、80%まで充電したら、その後の充電を遅らせます。「バッテリー充電の最適化」は、フル充電が必要だと予測される時間までにMacがフル充電されるようにする機能です。Macがフル充電とみなす上限を設定するには、充電上限を設定します。
この機能によって、80%を超える充電が遅れている場合、 に「充電保留中」と表示されます。Macをすぐに100%まで充電する必要がある場合は、メニューから「今すぐフル充電」を選択します。
この機能のオン/オフを切り替えるには、「バッテリー」設定の「バッテリー充電の最適化」設定を使います。たとえば、macOS Ventura 13以降では、以下の手順を実行します。
Appleメニュー から「システム設定」を選択します。
サイドバーで「バッテリー」をクリックします。
「充電」(または「バッテリーの状態」)の横の をクリックします。
「バッテリー充電の最適化」のオン/オフを切り替えます。
オフにする際は、明日までオフにするかどうかを選択できます。
macOS Tahoe 26.4以降をお使いの場合は、充電上限を設定することもできます。
「完了」をクリックします。
充電上限
macOS Tahoe 26.4以降が必要です
充電上限を設定して、Macがフル充電とみなす上限を設定することができます。選択した上限との差が数パーセント以内になるまでMacが充電されると充電が停止され、 に「上限[%]まで充電されました」と表示されます。電源に接続している間にバッテリー残量が5%を下回ると、充電が再開され、選択した上限との差が数パーセント以内になるまでまた充電されます。
Macが上限まで充電されていても、100%まで充電する必要がある場合は、 から「今すぐフル充電」を選択します。
充電上限を設定するには、以下の手順を実行します。
Appleメニュー から「システム設定」を選択します。
サイドバーで「バッテリー」をクリックします。
「充電」の横の をクリックします。
充電上限を80%から100%の間で選択します。
「完了」をクリックします。
関連情報
「バッテリー充電の最適化」や充電上限が設定されている場合でも、Macはバッテリーの充電状態の推測精度を維持するため、ときどき100%まで充電されます。