MacBook Proでグラフィックスのパフォーマンスを設定する

MacBook Proでグラフィックスのパフォーマンスを調整する方法について説明します。

MacBook Proモデルの多くは、グラフィックスシステム(統合型グラフィックスプロセッサとディスクリートグラフィックスプロセッサ)を2基搭載していて、その2基を切り替えてグラフィックスのパフォーマンスを最適化するソフトウェア機能を備えています。

該当するコンピュータでは「グラフィックスの自動切り替え」オプションがデフォルトで有効になり、実行中のアプリケーションに最適なグラフィックスシステムに自動的に切り替わります。このオプションを使うと、バッテリーが長持ちします。

性能に優れたディスクリートグラフィックプロセッサを、macOS Ventura以降で常時使用したい場合は、Appleメニュー  >「システム設定」の順に選択し、サイドバーで「バッテリー」をクリックしてから、「オプション」ボタンをクリックします。

システム設定の「バッテリー」パネルにオプションシートが表示されているところ。「グラフィックスの自動切り替え」が有効になっている。

macOS MontereyおよびBig Surでは、Appleメニュー  >「システム環境設定」の順に選択して「バッテリー」をクリックした後、「バッテリー」タブをクリックして、「グラフィックスの自動切り替え」のチェックボックスの選択を解除します。macOS Catalina 10.15以前では、この設定項目はシステム環境設定の「省エネルギー」パネルにあります。

macOSのシステム環境設定の「バッテリー」ウインドウで「グラフィックスの自動切り替え」が選択されているところ。

外付けのディスプレイをMacに接続している場合、そのディスプレイの接続を解除するまでは、高性能のグラフィックスプロセッサが使われます。

グラフィックスの設定を変更できない場合

「グラフィックスの自動切り替え」オプションが表示されない場合、そのコンピュータにはグラフィックスシステムが1基しか搭載されていません。

関連情報

MacBook Proで使用中のグラフィックスプロセッサを調べる方法についてはこちらの記事、旧モデルのMacBook Proでグラフィックスパフォーマンスを設定する方法についてはこちらの記事を参照してください。

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