Apple製デバイスが自動接続する既知のワイヤレスネットワークの決定方法

既知のワイヤレスネットワークとは、デバイスで接続したことのあるネットワークや、デバイス管理サービスなどを通じてデバイスに管理対象ネットワークとしてインストールされているネットワークのことです。既知のどのワイヤレスネットワークに自動接続するかを決定する際に、デバイスは以下の順序で接続に優先順位を付けます。

1. よく利用するネットワーク

既知のワイヤレスネットワークには、ユーザーの操作内容に応じてスコアが付けられます。ネットワークに手動で接続した場合、そのスコアが上がります。ネットワークへの接続を手動で切った場合、そのスコアは下がります。スコアが最高のネットワークが、よく利用するネットワークになります。

2. プライベートネットワーク

プライベートワイヤレスネットワークとは、自宅や職場で設定されているネットワークのことで、インターネット共有も含まれます。直近で接続したネットワークが最も優先されます。

3. 公開ネットワーク

公開ワイヤレスネットワークは、ホテル、空港、カフェなどの公共の場所で、誰でもアクセスできるように用意されています。Passpoint(Hotspot 2.0)やEAP-SIMネットワークがこれに該当します。既知の公開ネットワークには、通信事業者やその提携会社が整備している管理対象ネットワークが含まれることもあります。

複数の公開ワイヤレスネットワークまたはプライベートワイヤレスネットワークの中から選択する必要がある場合は、さらに以下の基準が適用されます。

4. 構成方法

デバイス管理サービスを使って構成されているプライベートワイヤレスネットワークが、手動で接続したネットワークよりも優先されます。

5. サポートしている中で最高のWi-Fi規格

以下の優先順序になります。

  • Wi-Fi 7ネットワーク

  • Wi-Fi 6EおよびWi-Fi 6ネットワーク

  • Wi-Fi 5ネットワーク

  • 以下同様の順序

6. 周波数帯

以下の優先順序になります。

  • 6GHz

  • 5GHz

  • 5GHz(DFS)

  • 2.4GHz

7. セキュリティ

以下の優先順序になります。

  • WPA Enterprise(全バージョン)

  • WPA Personal(全バージョン)

  • WEP(全バージョン)

  • 過去2週間以内に手動で接続していない公開(セキュリティ保護されていない)ワイヤレスネットワークには、過去24時間以内にデバイスに管理対象ネットワークとしてインストールされた場合を除き、自動接続されません。

8. 信号強度

信号が最も強いワイヤレスネットワークが最も優先されます。信号強度やRSSIについては、こちらの記事を参照してください

iPhoneやiPadの再起動後、Wi-Fiの認証情報はデバイスのロックを解除した後で利用できるようになります。ロックを解除すると、デバイスが既知のワイヤレスネットワークに自動接続できるようになります。

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