iPadとiPadバッテリーに関する安全性の認定資格
この記事では、iPadバッテリーとiPadが準拠している国際的な安全規格について説明します。
iPadバッテリーに関する安全性の認定資格について
iPadは、内蔵バッテリーを1回充電すれば、終日使えるように考えて作られたポータブルデバイスです*。この性能を支えるため、iPadはリチウムイオンバッテリー技術を採用しています。別途明記のない限り、既存モデルおよび今後発売されるモデルのリチウムイオンバッテリー搭載iPadはすべて、国際的な安全基準を満たすように設計されています。iPadのバッテリーはすべてテストと認定を受けており、以下の規格に準拠しています。これらの規格は、耐空性とポータブルのエレクトロニックフライトバッグの使用に関する、米連邦航空局刊行による「Advisory Circular AC 120-76E」に規定されている安全性とテストの条件を満たしています。
United Nations(UN)Transport Regulations UN38.3:航空輸送時のバッテリーについての安全性試験。
Underwriters Laboratory(UL)2054:通常使用におけるリチウムイオンバッテリーの安全性規格。62368-1は、IT(情報技術)機器におけるバッテリー使用についての安全性規格。
IEC 62368-1および国際規格IEC/EN 62368-1:IT(情報技術)機器におけるバッテリー使用についての安全性規格。
Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)1725:モバイル機器で使われるリチウムイオンバッテリーパックの安全性規格。
国際規格IEC 62133-2:アルカリまたはその他の非酸電解液を含む二次電池およびバッテリーに関する安全性規格。
iPadの安全性に関する評価認定について
iPadは、情報通信機器向けの安全規格(Safety of Information Technology Equipment)、IEC 62368-1、IEC 60950-1に準拠しています。多くの国や地域がこれらの安全基準を採用しています。
UL 62368-1(米国)
CSA 62368-1(カナダ)
EN62368-1(ヨーロッパ)
AS/NZS 62368:1(オーストラリアおよびニュージーランド)
* バッテリー駆動時間は使用条件とシステム構成によって異なります。