Apple製のデバイスで社内ネットワークの'.local' ドメインを開けない場合

社内ネットワークで問題が起きないように、所属組織に公に登録されているDNS名を使ってください。

BonjourのMulticast Domain Name Service(mDNS)は、".local" サフィックスを使って、Bonjourで検出可能なデバイスを識別しています。これについては、Internet Engineering Task Force(IETF)がRequest for Comment(RFC)6762で公開しています。また、Internet Assigned Numbers Authority(IANA)が公開している特殊用途ドメイン名(Special-Use Domain Names)のリストにも記録されています。組織で".local"サフィックスを使っている場合は、Apple製のデバイスでユニキャストのDNS名が解決されなかったり、Active Directoryドメインにバインドされなかったりすることがあります。

組織で社内ネットワークを計画する際は、ドメイン名の利用登録が必要です。組織で未登録のドメイン名を使う場合は、IANAが予約済みの特殊用途ドメイン名はすべて使用を控える必要があります。現在、".home" と ".corp" のDNSサフィックスは特殊用途ドメイン名にはなっていません。IETFやICANNが未登録のサフィックスを特殊用途(Special Use)として指定する可能性があります。

ICANNによる名前衝突の研究について詳しくはこちら、名前衝突の管理に関する提案についてはこちらをご確認ください。

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