トランスコードしたファイルにウォーターマークが表示されない場合
Compressor 4.2で、ソースファイルが正しくトランスコードされない原因と、その解決方法について説明します。
ソースファイルに以下が含まれている場合:
ビデオのウォーターマークエフェクト
ソースファイルの始めから、ウォーターマークエフェクトの長さよりも遠くに配置されたイン点
このような場合は、ジョブのプレビューやトランスコードしたファイルに、ウォーターマークが表示されません。たとえば、ソースファイルに 2 分の長さのビデオウォーターマークフィルタが設定されており、イン点が 3:00 の位置に設定されている場合、ウォーターマークが表示されないことがあります。
この問題を解決するには、ファイルを2回トランスコードします。1回目のトランスコードでイン点が不要なムービーを作成し、2回目のトランスコードでウォーターマークを追加します。以下の手順で行ってください。
オリジナルのソースファイルからウォーターマークを削除します。イン点は削除しないでください。
ProRes 422 HQなどの高品質な設定にして、バッチをトランスコードします。
Compressorで2つ目のバッチを作成します。
2つ目のバッチにトランスコードしたムービーを追加します。
ソースファイルにビデオウォーターマークを追加します。
2つ目のバッチをトランスコードします。
これで、2つ目のトランスコードしたファイルにウォーターマークエフェクトが含まれるようになります。
詳しくは、Compressor 4ヘルプで、イン点とアウト点を設定してソースファイルの一部をトランスコードする方法とウォーターマークエフェクトについて確認してください。
公開日: