Final Cut Pro でステレオスコピック 360º クリップにシェイプマスクを追加する
Final Cut Pro 10.4 でステレオスコピック 360º クリップに適用した色補正にシェイプマスクを追加できます。
ステレオスコピッククリップ用のシェイプマスクを作成するには、そのステレオスコピッククリップの片方のビューで色補正のシェイプマスクを作成します。次に、その色補正のシェイプマスクを手動で片方のビューからコピーし、もう片方のビューにペーストします。
プロジェクトタイムラインで、ステレオスコピッククリップに色補正を追加します。
ビデオインスペクタで、追加した色補正用のシェイプマスクを追加します。
いずれか片方のビューでだけ、マスクを適用したい部分の上にシェイプマスクを配置します。必要に応じて、ほかにもシェイプマスクに調整を加えます。シェイプマスクが 360° クリップの端からはみ出していないか確認してください。はみ出していると、360° の球面が VR ヘッドセットや 360° ビューアで見たときに、継ぎ目なくきれいに表示されなくなります。
プロジェクトタイムラインでクリップを選択し、「編集」>「コピー」の順に選択します。
同じクリップを選択した状態のまま、「編集」>「パラメータをペースト」の順に選択し、「エフェクト」の下でシェイプマスク用の色補正を選択します。ウインドウ内のほかのチェックボックスの選択は解除しておいてください。
「ペースト」をクリックします。シェイプマスクを適用した色補正のコピーが作成されます。
カラーインスペクタの上部にあるポップアップメニューから、色補正のコピーを選択します。たとえば、「カラーホイール 1」をコピーした場合は、ポップアップメニューから「カラーホイール 2」を選択します。
カラーインスペクタの下部にあるリストで、「シェイプマスク」を選択し、黄色い枠線が表示された状態にします。
ビューアで、シェイプマスクをもう片方のビューにドラッグします。両方のビューに色補正のシェイプマスクが適用された状態になります。2 つのビューの間の X 軸上または Y 軸上に顕著な差が生じないように、2 つのシェイプマスクの中心を下層のオブジェクトと合わせてください。