macOS Ventura のエンタープライズ向けの新機能
Apple が macOS Ventura 向けにリリースしたエンタープライズコンテンツについてご案内します。
macOS のアップデートを適用すると、デバイスの安定性、パフォーマンス、互換性が向上します。すべての方にアップデートをおすすめします。デバイスの管理者は、モバイルデバイス管理 (MDM) ソリューションを使ってソフトウェアアップデートを管理できます。
macOS Ventura の一般向けの改善点について詳しくは、こちらの記事を参照してください。
これらのアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、「Apple セキュリティアップデート」を参照してください。
macOS Ventura 13.6.4
Xsan ボリュームの自動マウントが失敗しなくなりました。
macOS Ventura 13.6.2
Apple シリコンを搭載した 14 インチモデルと 16 インチモデルの MacBook Pro で内蔵ディスプレイのデフォルトのリフレッシュレートを変更した後、起動時に画面に何も表示されなくなったり、円で囲まれた感嘆符が表示されたりしなくなりました。
macOS Ventura 13.6.1
Intel プロセッサを搭載した Mac コンピュータが、MDM によって延期されているソフトウェアアップデートに対して「自動アップデート」の設定を使わなくなりました。
macOS Ventura 13.5
内蔵のファイアウォールを使用したときのネットワーク接続の信頼性が向上しました。
ソフトウェアアップデートの延期が MDM で構成されている場合に、「ベースビルドはこのインストール方法とは互換性がありません」というエラーでソフトウェアアップデートが失敗することはありません。
ソフトウェアアップデートを管理者ユーザに制限しても、MDM からのソフトウェアアップデートが失敗することはありません。
利用可能なソフトウェアアップデートが確実に検出されるようになりました。
macOS Ventura 13.4
ソフトウェアアップデートで Apple ID を使ってサインインし、ベータアップデートをインストールできるようになりました。詳しくは、AppleSeed for IT でドキュメントを参照してください。
Safari が WebRTC の優先度プロパティに基づいてネットワークトラフィッククラスを設定するようになりました。
ネットワーク共有上でファイルを移動または名称変更した後で、そのファイルを開けないという問題が解消しました。
一部のカンファレンスルームハードウェアへの HDMI 出力が映像を表示しない問題が解決しました。
ネットワークがオフラインのときに Active Directory モバイルアカウントでログインすると、FileVault のロックが解除された後で反応しなくなっていましたが、この問題が解消しました。
macOS Ventura 13.3
Apple シリコンを搭載した Mac コンピュータのモデル番号を MDM で照会できます。
手動で参加したネットワークよりも、プロファイルベースの Wi-Fi ネットワークの方がデフォルトで優先的に自動接続されます。
プラットフォーム SSO が、別の本人確認プロバイダへの WS-Trust フェデレーションに対応しました。
SD カードがアクセサリセキュリティの対象になりました。
ソフトウェアアップデートのスキャンで、同時スキャンが開始すると、結果が返ってこない問題が解決しました。
MDM に登録されている Mac コンピュータが、ソフトウェアアップデート後に復旧モードで起動することがなくなりました。
Apple T2 セキュリティチップを搭載した Mac で MDM ロックが回避される場合がありましたが、この問題が解決しました。
Cisco AnyConnect を使うと CPU の使用量が高くなる問題が解決しました。
ビデオファイルを Xsan ボリュームに書き出しても、予期せず再起動することがなくなりました。
macOS Ventura 13.2
MDM で緊急セキュリティ対応を制限およびインストールできるようになりました。
CheckInURL
が変更されている場合に、登録プロファイルに対するprofiles renew
コマンドが正常に実行されるようになりました。言語の選択後に macOS 復旧が反応しなくなる問題が解決しました。
Apple ID でサインインしていないのに、Apple ID の設定を変更するようにシステム設定から要求される問題が解決しました。
Webloc ファイルがデフォルトの Web ブラウザで自動的に開くようになりました。
macOS Ventura 13.1
macOS Monterey 12.3 以降を実行している監視対象の Mac コンピュータは、フルインストーラアプリを実行したり、管理者として認証したりしなくても、macOS Ventura 13.1 にアップグレードできます。
macOS が ACME 証明書の MDM ペイロードに対応しました。
「ネットワーク環境」の設定にシステム設定からアクセスできます。
Safari でサイト越えトラッキングが許可されているドメインを MDM で指定できるようになりました。
システム設定でログイン項目を管理および表示する機能が強化されました。
DHCPv6 の使用時の信頼性が向上しました。
Wi-Fi 環境が混み合っている場合にネットワークが途切れがちになる問題が解決しました。
ソフトウェアアップデート後にプリンタが削除される問題が解決しました。
ソフトウェアアップデート後に Rosetta 2 が削除される問題が解決しました。
macOS Ventura 13.0
macOS Ventura では、宣言型デバイス管理やプラットフォーム SSO に対応し、設定アシスタントでのインターネット接続が必須になるなど、数々の新機能が導入されました。
デバイス管理
macOS が、すべての登録形態について宣言型デバイス管理に対応しました。
組織に登録されている Mac コンピュータは、消去後またはリセット後の設定アシスタントの実行中に、ネットワークへの接続が必須になります。
プラットフォーム SSO に対応したため、本人確認サービスのプロバイダが、macOS のログインウインドウを拡張する SSO 機能拡張を開発できるようになりました。
MDM に登録されている Mac の移行アシスタントでは、管理の衝突を回避するため、システム設定やネットワーク設定の転送が自動的に無効になります。
Mac コンピュータは、スリープ中または Power Nap モード中でも、ソフトウェアアップデートのコマンドに反応できます。
「システム設定」でログイン項目やバックグラウンド項目を無効にする機能を MDM で管理でき、通知の件数を減らせます。
MDM の設定で、Bluetooth の変更、手動でのプロファイルのインストール、ユニバーサルコントロール、アクセサリセキュリティを制限できるようになりました。
SystemPreferences ペイロードが廃止された一方で、既存のキーと新しい DisabledSystemSettings キーで引き続き、macOS Ventura の「システム設定」の対応するパネルを無効にすることができます。今後のバージョンの macOS では、このペイロードはサポートされません。
バグの修正とその他の改善点
InstallLater のソフトウェアアップデート通知とスケジュール設定の信頼性が向上しました。
「すべてのコンテンツと設定を許可」を実行した後、アクティベーション画面で Wi-Fi メニューを利用できなくなっていましたが、この問題が解決しました。
ソフトウェアアップデートを開始してもダウンロードされない問題が解決しました。
softwareupdate
をlaunchd
で実行できない問題が解決しました。softwareupdate --install
を実行すると予期せず再起動するという問題が解決しました。アクセシビリティおよび AppleEvents に関する PPPC ペイロードで、ユーザ承認のプロンプトが非表示にならないという問題が解決しました。
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