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OS X Server (Yosemite) で作成された Xsan ボリュームの推奨設定を指定する

OS X Server (Yosemite) で作成された Xsan ボリュームの推奨値を設定する方法について説明します。

始める前に

この記事は、Server バージョン 4.0 で作成されたボリュームに適用されます。Server 4.0.3 以降で作成されたボリュームは、この問題の影響を受けません。

OS X Server v4.0 で作成されたボリューム

OS X Server (Yosemite) で作成された Xsan ボリュームには、特定のボリューム構成設定が指定されていません。快適に利用できるように、以下の手順でボリューム構成設定の推奨値を指定してください。

1. 「/ライブラリ/Preferences/Xsan」から、ボリュームの現在の .cfgp ファイルのバックアップコピーを作成します。

2. 下記のターミナルコマンドを使って、ボリューム構成の推奨値を指定します。

sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c "Add :config:globals:bufferCacheSize string 33554432" /Library/Preferences/Xsan/volumeName.cfgp

sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c "Add :config:globals:inodeCacheSize string 32768" /Library/Preferences/Xsan/volumeName.cfgp

sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c "Add :config:globals:threadPoolSize string 256” /Library/Preferences/Xsan/volumeName.cfgp

sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c "Add :config:globals:maxConnections string 256" /Library/Preferences/Xsan/volumeName.cfgp

3. 次に下記のターミナルコマンドを使って、ボリュームの新しい構成をほかの Xsan メタデータコントローラに適用します。

sudo xsanctl pushConfigUpdate

4. Server App の「Xsan」パネルに移動し、ボリューム一覧から対象のボリュームを選択します。次に、ウインドウ下部の歯車のメニューから「ボリュームを停止」を選択します。

5. ボリュームのステータス表示がオフラインになったら、歯車のメニューから「ボリュームを開始」を選択し、新しい設定が適用された状態で、ボリュームを再起動します。

関連情報

ボリュームの最大接続数を超えると、Yosemite Xsan クライアントがボリュームをマウントしない場合があります。Server 4.0 で作成した Xsan ボリュームは、maxConnections 値 (最大接続数) がデフォルトで「10」になります。詳しくは、こちらの記事を参照してください。

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