OS X Server:メールの自動転送の有効と無効を切り替える

OS X Server のメールサーバ機能では、ユーザのメールを自動転送できます。

OS X Server (Mountain Lion) での手順

  1. Server.app で「ユーザ」に移動しユーザを 1 人選択します。

  2. ギアマークをクリック (または「control」キーを押しながらユーザ名をクリック) し、「メールオプションを編集」を選択します。

  3. 「メールの処理」ポップアップメニューから「転送済み」を選択します。

  4. 「適用先メールアドレス」フィールドに転送先のメールアドレスを入力します。

Lion Server での手順

アカウントの自動転送を有効にする

自動転送のアカウントを有効にするには、サーバのターミナルで次のコマンドを実行します。最初のコマンドによって、インタラクティブモードに切り替わります。

sudo serveradmin command mail:command = setAutoForward mail:userID = (the_users_shortname) mail:fwdAddress = (the_emailaddress_to_forward_to_)

「control + D」を押して、コマンドを実行します。

「control + D」を押してコマンドを実行すると、userID、GUID、および新しく設定された自動転送のアドレスが返されます。たとえば、次の手順で実行します。

mail:userID = " mailuser1"

mail:userGUID = "A961DAFE-2FE5-4EEC-A2CB-CB6511E9B28D"

mail:fwdAddress = "my-user-ID@example.com"

ユーザが存在しない場合は、次のメッセージが返されます。

mail:error = "user not found"

アカウントの自動転送を無効にするには

上で説明したコマンドを使用しますが、アドレス値は空にします。

sudo serveradmin command mail:command = setAutoForward mail:userID = mailuser1 mail:fwdAddress = ""

「control + D」キーを押して、コマンドを実行します。

上と同じメッセージが返されますが、mail:fwdAddress が空です。下記はその例になります。

mail:userID = " mailuser1"

mail:userGUID = "A961DAFE-2FE5-4EEC-A2CB-CB6511E9B28D"

mail:fwdAddress = ""

間違った ID が使用されたか、ID が存在しない場合は、次のメッセージが返されます。

mail:error = "user not found"

現在自動転送されているアカウントを確認するには

次のコマンドを実行します。

sudo serveradmin command mail:command = getAutoForward

このコマンドを実行すると、ユーザの GUID と自動転送されているアドレスのリストを返します。下記はその例になります。

$ sudo serveradmin command mail:command = getAutoForward

mail:1080C8CF-5432-4302-B3B7-0EEFB79106AD:fwdAddress = "my-userID-1@example.net"

mail:2DD1FB33-340F-408F-8C2A-D77B0A2431C7:fwdAddress = "my-userID-2@example.net"

関連情報

代わりの手段として set_user_mail_opts コマンドを使うこともできます。このコマンドの使用方法やオプションは、man set_user_mail_opts コマンドで参照してください。

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