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Xsan:「Disk Stripe Group DOWN for this client」エラーのトラブルシューティング

  1. Xsan メタデータコントローラのシステムログに繰り返し次のようなメッセージが表示される場合があります。

    Aug 25 08:37:12 mdc1 fsm[123]: Xsan FSS 'MyVolume[0]': [Node 42] Disk Stripe Group 1 is DOWN for this client. # disks 2 unitmap[1] 0xfffff partaccess 0x1

  2. Xsan Admin で、Xsan クライアントで LUN が認識されないと報告される場合があります。

  3. Xsan Admin でボリュームをマウントできず、「ボリュームの一部のデータ LUN がこのコンピュータに表示されません。Fibre Channel ・ケーブルを確認して、もう一度やり直してください」という警告メッセージが表示される場合があります。

LUN の表示の問題を解決する方法

どの Xsan システムで問題が発生しているかわかっている場合は、次の手順を実行します。

  1. 問題のコンピュータを再起動します。

  2. ファイバーチャネルスイッチの構成をチェックして、SAN コンポーネントが同じファイバーチャネルゾーンにあることを確認します。

  3. こちらの記事を参照してください。

問題のコンピュータの識別方法

どの Xsan システムで問題が発生しているかわからない場合は、Xsan Admin のコンピュータパネルでエラーが表示されているコンピュータがないか確認します。または、「Xsan Admin」で、もしくはメタデータコントローラで次のパスの「cvlog」ファイルを検索して、ボリュームログ (「cvlog」とも呼びます) を参照することができます。

/Library/Logs/Xsan/data/Volume_Name/log/cvlog

Mac OS X 10.6.8 以前が動作している Xsan メタデータコントローラの場合、「cvlog」ファイルは次のパスにある場合があります。

/Library/Filesystems/Xsan/data/Volume_Name/log/cvlog

ボリュームログで、最近表示された「Disk Stripe Group DOWN」警告メッセージを探します。次に、この行の上にある、同じタイムスタンプ、同じノード番号で、「Client Login」という語を含むログエントリを探します。この行には、問題の発生しているシステムの IP アドレスまたはホスト名が記載されています。次のような出力が表示されます。

[0825 08:37:12] 0xabcdef01 (Info) Node [42] [xsanclient1.example.com:55045] Client Login (active 3). [0825 08:37:12] 0xabcdef01 (Warning) [Node 42] Disk Stripe Group 1 is DOWN for this client. # disks 2 unitmap[1] 0xfffff partaccess 0x1

上の出力例の 1 行目に、問題のあるシステム (ノード 42) のホスト名が「xsanclient1.example.com」であることが示されています。

どのシステムで問題が発生しているかわかったら、上の「LUN の表示の問題を解決する方法」セクションに記載されている手順を実行します。

関連情報

ファイバーチャネルの問題のせいで、Xsan クライアントが LUN を表示できない可能性があります。クライアントがすべての Xsan ボリュームのデータ LUN を認識できない場合、このクライアントで Xsan ボリュームをマウントできません。クライアントがボリュームをマウントしようとするたびに、Xsan ボリュームログに、1 つ以上の「Disk Stripe Group n is DOWN」メッセージが続く「Client Login」行が新しいノード番号で表示されます。数字の「n」は、LUN のないストライプグループを示しています。

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