突然再起動した後で「/Volumes」のマウントポイントが重複する
Mac OS X または Mac OS X Server が突然再起動した場合、その時点で「/Volumes」に表示されていたマウントポイントが削除されずに、新しい (「偽の」) マウントポイントが名前の末尾に「1」を付けた形で表示される場合があります (「My Volume 1」など)。そのせいで、2 番目のボリュームにあるファイルのパスを使うアプリケーションで問題が起きることがあります。
Mac OS X Server で、「/Volumes」から重複したマウントポイントを削除するには、次の手順を実行してください。注:「偽の」マウントポイントは、必ずしも名前の後ろに「1」が付いているボリュームであるとは限りません。Finder で「情報を見る」(またはコマンドラインで du -sk) を使って、サイズが小さい方のマウントポイントを判断します。小さい方が「偽の」共有ポイントの可能性があります。
サーバで、root または管理者ユーザとして Finder にログインします。
root としてログインしたら、ワークグループマネージャを開いてローカル管理者ユーザとしてログインし、すべてのファイルサービスを停止します。
Finder で、「/Volumes」に移動します。
「偽の」マウントポイントのフォルダをデスクトップまたは別のボリュームにコピーします。こうしておけば、手違いで偽の共有ポイントに配置されているデータがあった場合でも紛失しなくて済みます。
空の「偽の」マウントポイントフォルダを「/Volumes」から削除します。認証情報を求められたら、必要な情報を入力します。
サーバを再起動します。
コマンドラインから変更する方法
または、以下の手順でコマンドラインを使って対処することもできます。
サーバをシステム終了して再起動します。
シングルユーザモードで起動します。
次のコマンドを入力し、「return」キーを押します。
mount -uw /
次のコマンドを入力し、「return」キーを押します。
cd /Volumes
次のコマンドを入力し、「return」キーを押して、偽のマウントポイントのコンテンツを移動します。
mv "FalseVolumeName" /
「reboot」と入力し、「return」キーを押します。
コンピュータが再起動し、ボリュームが正常にマウントされます。
「偽の」マウントポイントからデータをすべてコピーして、あるべきボリュームに戻したら、起動ボリュームから "FalseVolumeName" フォルダを削除してかまいません。