Mac OS X v10.5.7 以降:管理対象ユーザによるプリンタの追加/削除を許可する
Mac OS X 10.5.7 以降では、クライアントコンピュータ上でネットワークプリンタを追加したり削除するアクセス権は、lpadmin グループのメンバーシップによって管理されます。このグループのメンバーシップを管理することで、管理対象ユーザアカウントがプリンタを追加したり削除する権限を制御できます。
管理対象のユーザがワークステーション上でネットワークプリンタを追加したり削除できるようにするには、そのワークステーションのローカルの lpadmin グループに該当ユーザを追加します。
ネットワークユーザの場合
ワークステーションが常にネットワーク上にある場合は、管理対象のネットワークグループをローカルの lpadmin グループに追加します。そのグループのメンバー全員が、このワークステーション上でネットワークプリンタを追加したり削除できるようになります。
次のターミナルコマンドを実行してください。
dseditgroup -o edit -n /Local/Default -u admin -p -a printerusers -t group lpadmin
「admin」は対象ワークステーションのローカル管理者のアカウント名 (アカウントのパスワード入力が求められます)、「printerusers」は対象ネットワークグループ名に置き換えます。
モバイルユーザの場合
管理対象のネットワーク外からワークステーションを使用できる場合は (モバイルアカウントのユーザ)、ローカルの lpadmin グループに 1 人または複数のユーザアカウントを追加する必要があります。追加したアカウントを使うと、場所を問わずそのワークステーション上でネットワークプリンタを追加したり削除することができます。
次のターミナルコマンドを実行してください。
dseditgroup -o edit -n /Local/Default -u admin -p -a student -t user lpadmin
「admin」は対象ワークステーションのローカル管理者アカウント名 (アカウントのパスワード入力が求められます)、「student」は対象ネットワークユーザ名に置き換えます。