この記事はアーカイブ済みで、これ以上更新されることはありません。

Final Cut Server 1.5 にアップグレードするための最良の方法

既存の Final Cut Server を Final Cut Server 1.5 にアップグレードする場合、アップグレードが円滑に進むように下記の最良の方法を確認して、それにそった手順でアップグレードを行ってください。

概要

Final Cut Server 1.5 のインストール時に、インストーラによってバックエンドで Final Cut Server データベースのバージョンとスキーマがアップグレードされます。

通常のインストーラの手順は、次のとおりです。

  1. 既存の Final Cut Server データベースのユーザアクセス可能なバックアップが作成されます。これはユーザが選択した場所に保存されます。

  2. データベースの一時ダンプが作成されます。これは、Final Cut Server がアップグレードされたデータベースを作成するために後で使用します。これは現在の起動ディスクに保存されます。

  3. Final Cut Server ファイルがインストールされます。

  4. アップグレードされた Final Cut Server データベースがインストールされます。

ベストプラクティス

アップグレードが円滑に進むように、以下の最良の方法にそって進めてください。

  • Final Cut Server 管理者は、Final Cut Server 起動ディスクに、インストーラが Final Cut Server ファイルをインストールして、アップグレード処理時にデータベースアップグレード情報を一時的に保存できるだけの十分な空き領域があることを確認する必要があります。

    • Final Cut Server データベースの実際のサイズを確認するには、次のターミナルコマンドを使用します。

    • sudo du -sh /var/db/FinalCutServer/data

  • Final Cut Server のインストールが失敗した場合は、アンインストールして、Final Cut Server 1.5 インストールディスクから再インストールする必要があります。また、Final Cut Server 1.5 のインストール時には、ユーザアクセス可能なバックアップからデータベースを復元する必要があります。

    • ユーザアクセス可能なバックアップの作成に失敗したときは、インストール時にインストール環境から復元できるバックアップが存在しなくなるので、Final Cut Server はアンインストールしないでください。既存の Final Cut Server インストール環境で、Final Cut Server 環境設定パネルからバックアップの作成を試みてください。

    • データベースの移行中にインストーラが処理を完了できなかった場合は、データベースダンプまたはアップグレードされたデータベースを作成するのに必要なスペースが十分に確保されていなかった可能性があります。この場合は、起動ディスクで追加スペースを確保してから、もう一度インストールを試みてください。

    • 注:Final Cut Server ファイルをインストールする前ではなく、その最中または後でインストールが失敗した場合は、バックアップ方法のアンインストールまたは復元のみを行うようにしてください。インストールが適切に行われなかった結果として現われる症状がはっきりしない場合や、インストールの完了後に Final Cut Server が所定の動作をしない場合があります。その場合は、「/var/log/install.log」を調べることで、起こったことを把握する手がかりが見つかる可能性があります。

  • 重要:次のような例外事項に注意してください。

  • アップグレード前に「postgresql.conf」ファイルを変更していた場合は、アップグレード中に元のファイルが保管されます。このファイルは、アップグレード後は「/var/db/FinalCutServer/postgresql_8.2.conf」にあります。

公開日: