ソフトウェア・アップデート・サービスに関する条件
macOS Server でローカルのソフトウェア・アップデート・サーバを構成しておけば、Apple ソフトウェアのアップデートをローカルサーバからダウンロードし、インストールできます。
ソフトウェア・アップデート・サーバをホストするための条件
DNS (Domain Naming Service)
ソフトウェア・アップデート・サービスを利用するには、サーバが DNS に登録されていて、正しく解決されることが必須条件です。クライアントはサーバの DNS 名を使って、アップデートをダウンロードします。
サーバとポート
同期モジュールは、宛先ポート 80 で、以下に示す公開ソフトウェア・アップデート・サーバにアクセスします。
http://swscan.apple.com
http://swquery.apple.com
http://swdownload.apple.com
http://swcdn.apple.com
サーバ (http://swcdn.apple.com) は現時点では、アップデートをホストする Akamai コンテンツ配信ネットワークにリダイレクトされるようになっています。http://swcdn.apple.com のリダイレクト先の IP アドレスは、時間帯または地域によって異なる場合があります。
OS X Mountain Lion 10.8 以降では、同期モジュールはさらに、宛先ポート 443 で以下の公開ソフトウェア・アップデート・サーバにアクセスします。
https://swdist.apple.com
プロキシ
認証プロキシサーバは、同期モジュールではサポートされていません。つまり、アップデートはサーバでミラー化されません。同期モジュールは非認証の透過型プロキシサーバでも動作しますが、Apple では、ソフトウェア・アップデート・サーバから、上記に挙げた公開ソフトウェア・アップデート・サーバに直接アクセスすることを推奨します。
インターネットへの専用のネットワーク接続
サーバが専用のインターネット接続でソフトウェア・アップデート・サーバを使えることが必要です。上記の「サーバとポート」セクションに挙げた URL にサーバから直接アクセスできるようにしておくことを推奨します。ソフトウェア・アップデート・サーバは、Apple のコンテンツサーバに接続できない場合、24 時間後に予定されている次回の同期の最中に再び接続しようとします。