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Mac OS X、AirMac:互換性のある他社製ワイヤレスカード

Mac OS X で使える他社製ワイヤレス PC カードの種類について説明します。

AirMac 環境で使用できるのは、802.11b または 802.11g いずれかのワイヤレスカードです。お使いの Mac OS X のバージョンに適したカードを選択する必要があります。

AirMac または AirMac Extreme カードスロットを搭載したコンピュータの場合、最もシームレスで安定した使用感を追求するなら、対応する Apple 製カードのご利用をお勧めします。ただし、他社製 PC カードも以下のような状況で役に立つ場合があります。

  • AirMac カードスロットがない以前の PowerBook に Mac OS X をインストールしている場合。

  • PowerBook G4 (Gigabit Ethernet) など、初代 AirMac カード用スロットが装備された新しい PowerBook をお使いの場合。この場合、802.11g へのアップグレードを検討できますが、AirMac カードスロットには AirMac Extreme カードを装着できないため、他社製 PC カードがアップグレードの手段となります。

:AirMac や AirMac Extreme カードスロットには、対応する Apple 製カードしか 装着できない場合があります。この記事で説明する他社製カードは、PowerBook の PCMCIA (または「PC」) スロットにしか装着できない可能性があります。

802.11g カードを使う

他社製ワイヤレスカードの中には、AirMac Extreme カードおよびベースステーションでも採用されている 802.11g プロトコルを使っているものがあります。このプロトコルでは、最大 54 Mbits/秒でデータ転送が可能です。

802.11g カードは、Mac OS X 10.2 以降をお使いの場合に最高のパフォーマンスを発揮します。Apple では特定の他社製カードを認定していません。互換性については、カードのメーカーの Web サイトでご確認ください。

1. システム環境設定の「ソフトウェア・アップデート」機能を使って、最新バージョンの Mac OS X および AirMac ソフトウェアがインストールされいていることを確認します。

2. Mac OS X 10.2 以降がインストールされていないと、802.11g カードを使えない場合があります。Mac OS X 10.2 はオンラインの Apple Store (http://store.apple.com/jp) からご購入いただけます。

3. AirMac カードが取り付けられている場合、他社製カードを使う前に取り外す必要があります。

以前の 802.11b カードを使う

多くの古いワイヤレスカードでは、データを最大 11 Mbits/秒で転送できる 802.11b プロトコルが使われています。初代 AirMac カードおよびベースステーションでも、このプロトコルが使われています。

他社製ドライバソフトウェアのインストールには、Mac OS X で他社製 802.11b カードを使う必要があります。カードのメーカーの Web サイトで Mac OS X ドライバの提供状況についてご確認ください。

:Mac OS 9 用 AirMac ソフトウェアには、Lucent WaveLAN、Agere Orinoco、および一部の他社製 IEEE 802.11b 準拠の PC カード用のドライバが付属していました。このようなドライバは、Mac OS X 用 AirMac ソフトウェアには付属していません。このため、Mac OS 9 から起動したときには 802.11b カードが機能するが、Mac OS X から起動した場合は機能しない可能性があります。

:ワイヤレスインターネット接続には、AirMac カード、AirMac ベースステーション、インターネット接続 (接続料金がかかる場合があります) が必要です。インターネットサービスプロバイダ (ISP) の中には AirMac に対応していないところもあります。America Online (AOL) は、AirMac ソフトウェアバージョン 2.0 以降で利用できます。AOL の互換性の詳細については、記事 106591「AirMac:AOL で使う方法」を参照してください。通信範囲は使用環境により異なります。

関連情報

物理的なデータ転送速度は IEEE 802.11n 仕様に基づいています。実際のデータスループットは、低くなります。通信範囲は使用する場所の条件によって変わります。AirMac Express/Extreme ネットワークを 802.11g 対応のコンピュータで使うと仮定して、ネットワークに 802.11b 対応製品を接続すると、速度が低下し、通信範囲が狭くなります。ワイヤレスネットワークへの接続には、AirMac または AirMac Extreme を搭載したコンピュータか、または Wi-Fi 認定の 802.11a/b/g 対応コンピュータが必要です。

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