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macOS システムのアップデート中に Dock が変更されないようにする

macOS をアップデートまたはアップグレードする際に、Dock が変更されないように防ぐ方法を説明します。

Mac には、Dock に表示される内容を制御するプロパティ・リスト・ファイル (plist) があります。macOS のアップデートでアプリケーションの名前や場所が変更されると、plist が Dock を更新してくれます。macOS のアップデートでアプリケーションが削除されたり主要な機能が新たに追加されたりすると、plist でそのアプリケーションが Dock から削除される場合があります。

代替の plist を使う

こうした挙動を変更したい場合は、代替の plist を使うことができます。構成プロファイルの作成方法についてはこちら、plist の作成方法についてはこちら (英語) を参照してください。その上で、以下の手順で対処してください。

構成プロファイルを使って、代替の plist を設定できます。プロファイルの中で、com.apple.dock ドメインの AllowDockFixupOverride キーを true に設定します。

Apple が提供している plist は、「/システム/ライブラリ/CoreServices/Dock.app/Contents/Resources/com.apple.dockfixup.plist」にあります。このファイルをコピーして変更を加えたものを「/ライブラリ/Preferences」フォルダに配置できます。

構成プロファイルがアクティブになっていて、「/ライブラリ/Preferences」に「com.apple.dockfixup.plist」ファイルがない場合は、オリジナルの plist の設定もカスタマイズ後の plist の設定も適用されません。

アプリケーションが名称変更/移動/削除されている場合

アプリケーションの名前が変更された場合、アプリケーションが削除された場合、またはアプリケーションの場所が変更された場合は、オリジナルの plist が Dock のエントリを更新します。カスタマイズした plist を使っている場合、macOS をアップデートした後で Dock に疑問符が表示されることがあります。カスタマイズ後の plist でリンク先のアプリケーションを見つけられない場合に、こうした事態が起こります。

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