Time Machine で使えるバックアップディスク
Time Machineでは、対応するすべてのストレージデバイスにMacをバックアップできます。
Macに接続した外付けストレージデバイス
Time Machineでは、Macのポート(USB、Thunderbolt、FireWire)に接続された外付けのストレージデバイスにバックアップできます。
これは、Time MachineでMacをバックアップする際の最も一般的な設定です。

ネットワーク経由のバックアップ先として共有しているMac
Time Machineでは、ネットワーク上の別のMacの内蔵ディスク、またはそのMacに接続されている外付けストレージデバイスにバックアップできます。
どちらかのMacにmacOS Catalina以前のバージョンが搭載されている場合、この方法は推奨されません。なぜなら、ネットワーク経由のTime Machineのバックアップ先またはバックアップ元となるMacでmacOS Catalina以前のバージョンのmacOSが使用されている場合、AFP(Apple Filing Protocol)が使われますが、AFPは今後のmacOSのバージョンで非対応となるためです。
macOS Ventura 13以降
Time Machineのバックアップ先として使うMacで、Appleメニュー >「システム設定」の順に選択します。
サイドバーで「一般」をクリックし、右側で「共有」をクリックします。
「ファイル共有」をオンにします。入力画面が表示されたら、管理者のパスワードを入力します。
「ファイル共有」の横にある
をクリックします。「共有フォルダ」リストの下にある
をクリックし、Time Machineのバックアップ先として使いたいフォルダまたは外付けデバイスを選択します。追加したフォルダまたはストレージデバイスを「control」キーを押しながらクリックし、表示されるメニューから「詳細オプション」を選択します。
「Time Machineバックアップ先として共有」を選択し、「OK」をクリックします。
これで、同じネットワークに接続されている別のMacコンピュータでTime Machineを設定する際、共有フォルダまたはストレージデバイスをバックアップディスクとして選択できます。
macOS Monterey 12またはmacOS Big Sur 11
Time Machineのバックアップ先として使うMacで、Appleメニュー >「システム環境設定」の順に選択します。
「共有」をクリックします。
左側のサービスのリストから「ファイル共有」を選択します。
右側の「共有フォルダ」のリストで、追加ボタン(+)をクリックし、Time Machineのバックアップ先として使いたいフォルダまたは外付けストレージデバイスを選択します。
追加したフォルダを「control」キーを押しながらクリックし、表示されるメニューから「詳細オプション」を選択します。
「Time Machineバックアップ先として共有」を選択し、「OK」をクリックします。
これで、同じネットワークに接続されている別のMacコンピュータでTime Machineを設定する際、共有フォルダまたはストレージデバイスをバックアップディスクとして選択できます。
NAS(ネットワークアタッチストレージ)デバイス
Time Machineでは、SMBネットワークプロトコル経由のTime Machineに対応する他社製のNASデバイスにバックアップできます。Time Machineで使うための設定については、NASデバイスのマニュアルを参照してください。
AFP(Apple Filing Protocol)経由でのNASデバイスへのTime Machineバックアップは推奨されません。AFPは今後のmacOSのバージョンで非対応になります。
AirMac ExtremeベースステーションまたはTime Capsule
この方法は推奨されません。この方法ではAFP(Apple Filing Protocol)が使われますが、AFPは今後のmacOSのバージョンで非対応となるためです。
Time Machineでは、ネットワーク上のAirMac Time Capsuleの内蔵ディスクにバックアップできます。MacでTime Machineを設定するときに、バックアップディスクとしてTime Capsuleを選択するだけです。
Time Machineでは、ネットワーク上のAirMac Extremeベースステーション(802.11acモデル)やAirMac Time CapsuleのUSBポートに接続した外付けのストレージデバイスにもバックアップできます。
ストレージデバイスがMac OS拡張(ジャーナリング)フォーマットになっていない場合は、そのデバイスをMacに接続して、ディスクユーティリティで再フォーマットします。
ストレージデバイスをベースステーションのUSBポートに接続してから、その電源を入れます。
AirMacユーティリティを開きます(「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにあります)。
ベースステーションを選択し、「編集」をクリックして設定内容を表示します。
設定ウインドウの「ディスク」タブをクリックします。
パーティションのリストからバックアップディスクを選択し、「ファイル共有を使用」を選択します。
ネットワーク上の複数のユーザがTime Machineでこのディスクにバックアップする場合は、「共有ディスクのセキュリティを保護」ポップアップメニューを使って、それぞれが各自のバックアップだけを見られるように(ほかの人に自分のバックアップが見られないように)しておけます。メニューから「アカウント」を選択し、追加ボタン(+)をクリックしてユーザを追加してください。
「アップデート」をクリックしてベースステーションを再起動し、設定を適用します。