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アーカイブ - Mac OS X で Mac が起動しない (Mac OS X 10.3.9 以前)

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症状

Mac をオンにしたのに起動しないと大変イライラしてしまいます。Finder が表示される代わりに、青またはグレイの画面や「壊れたフォルダ」アイコンが表示されたり、カーネルパニックが発生したり、「?」マークが点滅したり、コンピュータが応答しなくなります。このようなとき、どうすればいいでしょうか?ご心配なく。これは一般的に、ユーザご自身で簡単に修復できる問題です。

注意:この記事は Mac OS X 10.3.9 以前に適用されます。

ヒント:コンピュータがまったく起動しない場合は、下記の「何もないグレイの画面が表示される」に進んでください。

解決方法

Mac を再び起動するようにするための第一歩は、現象を特定することです。現象が何かわかれば、修復の作業に入ることができます。Mac をオンにしても起動しない場合の、もっとも一般的な現象を以下に挙げます。現象に対するリンクをクリックして、修復の手順に従ってください。



何もない青い画面が表示される。また、カラーホイールや回転するディスクのように見える進捗インジケータが表示されることもある。

この問題の修復には、いくつかの方法を試してみることができます。ひとつずつ試して、解決方法を見つけ出します。一部は上級レベルのテクニックですが、試してみてください。

  1. Mac OS X は、起動時に Mac OS 9 システムフォルダのフォントをチェックします。Mac OS 9 でフォントファイルが壊れていると、この問題の原因となる場合があります。

    ヒント:Mac OS X 10.2.4 以降のバージョンにアップデートすると、この問題を回避することができます。

    1. Mac OS 9 システムフォルダ または Mac OS 9 CD-ROM ディスク から起動します。コンピュータが Mac OS X からしか起動しない場合は、Safe Mode で起動してください。
    2. Mac OS 9 システムフォルダ (Mac OS X の「システム」フォルダではない) の「フォント」フォルダを、デスクトップにドラッグします。
    3. コンピュータを Mac OS X で再起動 します。
  2. 互換性のない他社製の起動項目を外します。
    1. Mac OS 9 システムフォルダ または Mac OS 9 CD-ROM ディスク から起動します。コンピュータが Mac OS X からしか起動しない場合は、Safe Mode で起動してください。
    2. Mac OS X ハードディスクを開きます。
    3. 「/ライブラリ/StartupItems」と「/システム/ライブラリ/StartupItems」の各フォルダから他社製の起動項目を外します。一時的に Mac OS X の「ユーザ」フォルダに項目を保存してもかまいません。起動項目が他社製のものかアップル製のものかがはっきりわからない場合は、その起動項目を移動しないでください。
    4. コンピュータを Mac OS X で再起動 します。
  3. 互換性のないログイン項目が、この現象の原因となっている可能性があります。
    1. Mac OS X 10.2 ~ 10.3.9 のバージョンでは、Safe Mode で起動します。
    2. アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
    3. 表示」メニューから「アカウント」を選択して、「起動項目」をクリックします。Mac OS X 10.2 では「表示」メニューから「ログイン項目」を選択します。
    4. すべてのログイン項目を選択して、「削除」をクリックします。
    5. アップルメニューから「再起動」を選択します。
    6. これで問題が解決した場合は、ログイン項目を一度にひとつずつ元に戻して現象が再発するか確認します。この方法によって、互換性のない項目を特定できます。上記の手順を繰り返して互換性のない項目を削除します。
  4. 「ネットワーク」環境設定の「TCP/IP アプリケーションを起動するときに自動的に接続する」オプションを選択していると、この問題が起きる場合があります。この設定を含んでいる環境設定ファイルを削除する必要があります。これは、コンピュータのすべてのネットワーク設定をリセットする、上級レベルの手順です。インターネットやお使いのネットワークに再接続するには、「ネットワーク」環境設定を再設定する必要があります。
    1. シングルユーザモード でコンピュータを起動します。
    2. 次の行を入力します。 mount -uw /
    3. 「Return」キーを押します。
    4. 次のいずれかを入力します。

      (Mac OS X 10.2.8 以前)
      mv /var/db/SystemConfiguration/preferences.xml preferences.old

      (Mac OS X 10.3 ~ 10.3.9)
      mv /Library/Preferences/SystemConfiguration/preferences.plist preferences.old

      ヒント:「.plist」と「preferences.old」の間にはスペースが入ります。
       
    5. 「Return」キーを押します。
    6. 次の行を入力します。 reboot
    7. 「Return」キーを押します。
  5. これでもまだコンピュータが起動したときに青い画面が表示される場合は、以下の手順に従います。
    1. シングルユーザモード でコンピュータを起動します。
    2. 次の行を入力します。 mount -uw /
    3. 「Return」キーを押します。
    4. 次の行を入力します。
      mv /Library/Preferences/com.apple.loginwindow.plist preferences2.old

      ヒント:「.plist」と「preferences」の間にはスペースが入ります。
       
    5. 「Return」キーを押します。
    6. 次の行を入力します。
      mv /Library/Preferences/com.apple.windowserver.plist preferences3.old
       
    7. 「Return」キーを押します。
    8. 次の行を入力します。 reboot
    9. 「Return」キーを押します。
  6. 特定のアクセス権を再設定します。
    1. シングルユーザモード でコンピュータを起動します。
    2. fsck を使ってボリュームをチェックします。
    3. 次の行を入力します。 mount -uw /
    4. 「Return」キーを押します。
    5. 次の行を入力します。 chmod 1775 /
    6. 「Return」キーを押します。
    7. 次の行を入力します。 reboot
    8. 「Return」キーを押します。

    重要:上記のいずれかの手順で問題が解決した場合、ここで作業は終了です。
  7. Mac OS X の自動ログイン機能を使っている場合 (コンピュータを起動するときにパスワードを入力する必要がありません)、以下の手順に従ってください。この機能を使っていない場合は、手順 8 に進んでください。

    1. シングルユーザモード でコンピュータを起動します。
    2. fsck を使ってボリュームをチェックします。
    3. 「Return」キーを押します。
    4. 次の行を入力します。 mount -uw /
    5. 「Return」キーを押します。
    6. 次の行を入力します。 「cd /Users/[対象となるユーザ名]/Library」と入力します。

      ヒント:「[対象となるユーザ名]」のところには、ご自分のアカウント、またはこの問題が起こっているアカウントのユーザ名を入力してください。たとえば、ユーザ名が「theta」である場合は次のように入力します。
      cd /Users/theta/Library
    7. 「Return」キーを押します。
    8. 次の行を入力します。 「mv Preferences Preferences_old」と入力します。
    9. 「Return」キーを押します。
    10. 「mv Caches Caches_old」と入力します。
    11. 「Return」キーを押します。
    12. 次の行を入力します。 reboot
    13. 「Return」キーを押します。

      ここで正しくログインできたら、以下の手順を使って問題を特定します。
       
    14. コンソールユーティリティを開きます。これは、「ユーティリティ」フォルダ (「/アプリケーション/ユーティリティ」) にあります。
    15. ファイル」メニューから、「ログを開く」を選択します。
    16. 移動先フィールドに次のように入力します。 /var/log/system.log次に、「開く」ボタンをクリックします。
    17. 編集」メニューから「検索」を選択します。
    18. 「検索」ウインドウで「parse failed」と入力して、「次へ」ボタンをクリックします。
    19. 以下と類似するエントリを探します。


      {DATE} Dock[500] CFLog (0): CFPropertyListCreateFromXMLData(): plist parse failed; the data is not proper ISO-8859-1. The file name for this data could be: com.apple.dock.plist -- /Users/us/Library/Preferences/ The parser will retry as in 10.1, but the problem should be corrected in the plist. {DATE} trident crashdump: Crash report written to: /Users/us/Library/Logs/CrashReporter/Dock.crash.log

    20. 検索した各「parse failed」メッセージで、「~/Library/Preferences_old」フォルダから、対応する .plist ファイルを削除します。ティルダ記号「~」はユーザのホームフォルダを表します。
    21. 手順 s と t を繰り返し、「parse failed」メッセージに関連するすべての .plist ファイルを削除します。
    22. Finder で「~/Library/Preferences」フォルダの名前を「Preferences_new」に変更します。
    23. 「Preferences_old」の名前を「Preferences」に変更します。
    24. アップルメニューから「ログアウト」を選択します。ログインパネルが表示されたら、ログインし直します。

    重要:問題が解決したら、ここで作業は終了です。解決しない場合は、手順 9 に進んでください。

  8. コンピュータが起動するたびにログインしている場合は、以下の手順に従ってください。

    1. シングルユーザモード でコンピュータを起動します。
    2. fsck を使ってボリュームをチェックします。
    3. 「Return」キーを押します。
    4. 次の行を入力します。 mount -uw /
    5. 「Return」キーを押します。
    6. 次の行を入力します。 「cd /Users/[対象となるユーザ名]/Library」と入力します。

      ヒント:「[対象となるユーザ名]」のところには、ご自分のアカウント、またはこの問題が起こっているアカウントのユーザ名を入力してください。たとえば、ユーザ名が「theta」である場合は次のように入力します。
      cd /Users/theta/Library
    7. 次の行を入力します。 「mv Preferences Preferences_old」と入力します。
    8. 次の行を入力します。 reboot
    9. 「Return」キーを押します。

      正しくログインできたら、以下の手順を使って問題を特定します。
    10. コンソールユーティリティを開きます。これは、「ユーティリティ」フォルダ (「/アプリケーション/ユーティリティ」) にあります。
    11. ファイル」メニューから、「ログを開く」を選択します。
    12. 移動先フィールドに「/var/log/system.log」と入力し、「開く」ボタンをクリックします。
    13. 編集」メニューから「検索」を選択します。
    14. 「検索」ウインドウで「parse failed」と入力して、「次へ」ボタンをクリックします。
    15. 以下と類似するエントリを探します。


      {DATE} Finder[500] CFLog (0): CFPropertyListCreateFromXMLData(): plist parse failed; the data is not proper ISO-8859-1. The file name for this data could be: com.apple.HIToolbox.plist -- /Library/Preferences/ The parser will retry as in 10.1, but the problem should be corrected in the plist. {DATE} trident crashdump: Crash report written to: /Users/us/Library/Logs/CrashReporter/Finder.crash.log

    16. 検索した各「parse failed」メッセージで、「/Library/Preferences_old」フォルダから、対応する .plist ファイルを削除します。
    17. 手順 o と p を繰り返し、「parse failed」メッセージに関連するすべての .plist ファイルを削除します。
    18. Finder で「/Library/Preferences」フォルダの名前を「Preferences_new」に変更します。
    19. 「Preferences_old」の名前を「Preferences」に変更します。
    20. アップルメニューから「ログアウト」を選択します。ログインパネルが表示されたら、ログインし直します。

  9. 問題が解決しない場合は、下記の「何もないグレイの画面が表示される」に進んでください。




「壊れたフォルダ」アイコン、禁止サイン、「カーネルパニック」メッセージが表示される。

カーネルパニック が発生すると、パニックが発生する直前の画面表示の上に黒地に白い文字が表示されます。「Unresolved kernel trap」などで始まるメッセージが表示される場合もあります。

「壊れたフォルダ」アイコンは、Mac OS X 10.2 以降では下図の禁止サインに置き換えられました。



この現象は、一般にファイルやフォルダが移動されたり、置き換えられたり、壊れたりした場合に起こります。また、コンピュータで特定のハードウェアやソフトウェアを使っている場合にも起こる可能性があります。この問題を修復するには、「Mac OS X:起動時の「壊れたフォルダ」アイコン、禁止サイン、カーネルパニック」に記載されている手順を試してください。それでも問題が解決しない場合は、以下の手順を試してください。

  1. Mac OS X インストール CD から起動しようとしている場合は、お使いになっているコンピュータに対して OS のバージョンが古くないかを確認します。最近の機種では、Mac OS X の 以前のバージョン を使えません。
  2. 「アプリケーション」、「システム」、「ライブラリ」など、システムにインストールされたフォルダの名前を変えたり、場所を移動したりした場合は、元の場所に戻したり、元の名前に直したりしてください。
  3. Mac OS X システムファイルのアクセス権を変更しないでください。アクセス権を変更すると、カーネルパニック を引き起こす原因となることがあります。
  4. 以下のハードウェアが、起動時にカーネルパニックメッセージを作成している場合があります。下記のハードウェアを使っている場合は、そのハードウェアが問題を起こしていないかどうか確認してください。
  5. 最近インストールしたアプリケーション のインストーラがこの問題を引き起こしている場合があります。
  6. Mac OS X 10.2.1 にアップデートした後でこの問題が発生した場合は、こちらの記事 を参照してください。
  7. 問題がときどき (断続的に) 起こるだけである場合は、正しく起動した後で以下の手順を実行してください。

    1. Finder の「移動」メニューから、「フォルダへ移動」を選択します。
    2. 「/System/Library/Extensions/」と入力します (かぎかっこなし)。
    3. 「Return」キーを押します。
    4. 「Extensions」ウインドウで、「BootCache.kext」という名前のファイルを見つけます。
    5. 「BootCache.kext」ファイルを削除します。管理者パスワードの入力を促すメッセージが表示される場合があります。

    6. 次回の起動時に「BootCache.kext」ファイルが再作成されるため、起動処理の時間が通常より長くかかる可能性があります。

  8. 問題が解決しない場合は、下記の「何もないグレイの画面が表示される」に進んでください。




何もないグレイの画面が表示される

  1. 最新のファームウェアが、コンピュータにインストールされていることを確認します。最新のバージョンについては、「ダウンロード」ページをチェックしてください。
  2. アップルのキーボードとマウス以外のすべての周辺機器装置の接続を外します。これには ADB、シリアル、USB、FireWire、SCSI、PCMCIA などの装置が含まれます。これで問題が解決する場合は、一度に 1 つずつ接続を戻して再起動し、どの装置が問題の原因になっているかを特定します。
  3. メモリ (RAM)、マイクロプロセッサアップグレードカード、PCI カードなどの他社製ハードウェアを取り外してみてください。これで問題が解決する場合は、一度に 1 つずつ戻して再起動し、問題を特定します。他社製のプロセッサアップグレードカードが使われている場合、アップルでは Mac OS X のサポート対象としていません。
  4. Mac OS X インストールディスクから起動し、ディスクユーティリティを使ってハードディスクをチェックします。また、必要に応じて、fsck を使ってください。
  5. コンピュータのパワーマネージメントユニットをリセットしても問題ない場合は、リセットします。リセットの手順は、Knowledge Base 内に記載されています。
  6. 追加のヒントは、こちらの記事 で参照できます。




点滅する「?」マーク が表示される。

起動時に表示される点滅する "?" マーク」を参照してください。


起動時のその他の問題を解決するための手順

  1. Ethernet ケーブルが接続されている場合は、一時的に接続を外して再起動します。NetInfo を使っている場合は、Directory Setup アプリケーションを使って、一時的に使用を停止してください。
  2. 以下の Mac OS X システムファイルやフォルダ を削除したり名前を変更したりしないでください。
    • アプリケーション (表示フォルダ)
    • automount (非表示フォルダ)
    • ライブラリ (表示フォルダ)
    • mach_kernel (非表示ファイル)
    • システム (表示フォルダ)
    • ユーザ (表示フォルダ)
  3. 上記の「何もないグレイの画面が表示される」の手順に従ってください。
最終更新日: 2011/06/27
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  • 最終更新日: 2011/06/27
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