Mac OS X Server 10.2, 10.3: Web パフォーマンスキャッシュについて学習する

  • 最終更新日: 16 3月, 2004
  • 記事: TA21432
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対象製品

Mac OS X Server 10.3

Web パフォーマンスキャッシュは、各種の Web サーバ関数とやり取りします。この記事では、パフォーマンスキャッシュのデフォルトの設定について説明します。Mac OS X Server の各種 Web サービスを設定するときにこの情報が参考になるでしょう。

特に明記しない限り、この記事の情報は Mac OS X Server 10.2 以降に適用されます。

Web パフォーマンスキャッシュに関する重要事項

Web パフォーマンスキャッシュは、Mac OS X Server 10.3 ではデフォルトで有効になっています。これにより、一定の状況下では Web サーバのパフォーマンスが向上しますが、以下のことを認識しておく必要があります。
  • 仮想ホストに対して Web パフォーマンスキャッシュを有効にしていると、webperfcache という名前のプロセスが実行し、設定済みの TCP ポート(通常はポート 80)でリスナーを引き継ぎます。その後、Apache Web サーバは別の TCP ポート(通常はポート 16080)でリッスンするように設定されます。リクエストはすべて webperfcache プロセスによって受信され、メモリ内キャッシュからサービスが提供されるか、または Apache Web サーバにリレーされます。後者の場合、Web パフォーマンスキャッシュはその後、Apache Web サーバからレスポンスを受信し、それをメモリ内キャッシュに保存し(キャッシュ可能で、その仮想ホストのキャッシングが有効になっている場合)、リクエストの送信元に返します。

  • Web パフォーマンスキャッシュは、Apache の KeepAlive(固定接続)のメカニズムと互換性がありません。デフォルトでは、KeepAlive メカニズムは使用不可能に設定されており、「サーバ管理」アプリケーションからは調節することができません。対象の Web サイトの KeepAlive を使用可能にしたい場合は、テキストエディタを使って「/etc/httpd/httpd.conf 」の KeepAlive 設定を変更し、「サーバ管理」を使って対象となるすべての Web サイトに対して Web パフォーマンスキャッシュを無効にしてください。

  • リクエストに Cookie ヘッダが含まれている場合、Web パフォーマンスキャッシュは、そのリクエストはキャッシュ不可能であり、リクエストのレスポンスをキャッシュに格納しません。

  • Web パフォーマンスキャッシュは、画像ファイル、オーディオファイル、ビデオファイルなど、キャッシュ可能な項目の有効期限に従います。デフォルトでは、これらはすべて 1 時間後に期限切れになるように設定されています。Web パフォーマンスキャッシュが有効になっているビジーな Web サイトを運営しており、1 時間に 1 回 Apache Web サーバの負荷が重くなっている場合は、画像ファイル、オーディオファイル、ビデオファイルがすべて一度に期限切れになったことが原因であると考えられます。これらの種類のファイルの有効期限をずらすことによって、負荷プロファイルを平準化することができます。これらは、Apache の ExpiresByType 命令で調節できます。この命令は「サーバ管理」アプリケーションでは設定できないため、テキストエディタを使って「/etc/httpd/httpd.conf」を編集する必要があります。

  • Mac OS X Server 10.3 のみ:Web パフォーマンスキャッシュは、「/etc/hostconfig」の WEBPERFCACHESERVER の設定に基づいて、Apache 起動項目によってシステムの起動時に開始します。

  • Web パフォーマンスキャッシュは SSL とは互換性がありません。あるサイトに対して Web パフォーマンスキャッシュと SSL の両方を有効にすることはできません。これを行うと Apache が開始できなくなります。

  • Web パフォーマンスキャッシュに関する追加情報は、設定ファイル「/etc/webperfcache/webperfcache.conf」にあります。

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