Apple ID の 2 ステップ確認

アカウントで 2 ファクタ認証を使えない場合、たとえば、デバイスで iOS 8 または OS X Yosemite 以前をお使いの場合などは、その代わりに、2 ステップ確認で Apple ID のセキュリティ対策をすることができます。

iOS 9 または OS X El Capitan 以降をお使いの場合は、おそらく 2 ステップ確認ではなく 2 ファクタ認証をご利用でしょう。ご自分で使っているセキュリティ対策がどちらかわからない場合は、こちらの手順で確認してください。

2 ステップ確認は 2 ファクタ認証と同じものですか?

いいえ。2 ファクタ認証の方が新しいセキュリティ強化の仕組みで、iOS、macOS、tvOS、watchOS、Apple の Web サイトに直接組み込まれています。利用するユーザ側にとってもより効率的になっていて、セキュリティの強化が求められる特定の機能を使う場合には、2 ファクタ認証が必須になります。iOS 9 または OS X El Capitan 以降を搭載したデバイスを 1 台以上所有している iCloud ユーザなら、2 ファクタ認証を利用できます。

お手元の Apple 製デバイスを iOS 9 以降または OS X El Capitan 以降にアップデート可能な場合は、代わりに 2 ファクタ認証を設定してください。Apple ID で 2 ステップ確認を使っていて、iOS 11 以降または macOS High Sierra 以降にアップデートした場合、セキュリティ設定は状況に応じて自動的に 2 ファクタ認証にアップグレードされます。

2 ステップ確認は古いセキュリティ機能で、Apple 製のデバイスをお持ちでない方、デバイスをアップデートできない方、その他の理由で 2 ファクタ認証を利用できない方を対象に提供しています。Apple ID に新たに 2 ステップ確認を設定することはできませんが、すでに使用中の場合は使い続けられます。

Apple ID の 2 ステップ確認とは?

2 ステップ確認は、たとえ Apple ID のパスワードを盗まれてもアカウントに不正アクセスしたりアカウントを悪用したりできないようにするためのセキュリティ機能です。

2 ステップ確認を有効にすると、以下のことをする際に、お使いのいずれかのデバイス、または承認されている別の手段を用いて、本人確認をしていただくことが必須になります。

  • Apple ID のアカウントページにサインインする

  • 新しいデバイスで、または iCloud.com から iCloud にサインインする

  • iMessage または FaceTime* にサインインする

  • 新しいデバイスで、iTunes、Apple Books、App Store で買い物をする

  • Apple ID 関連の問い合わせをする

* 国または地域によっては FaceTime を利用できない場合があります。

仕組みは?

2 ステップ確認を設定する際に、信頼できるデバイスを 1 台 (または複数) 登録します。信頼できるデバイスとは、お客様ご自身の管理下にあり、SMS や「iPhone を探す」を使って 4 桁の確認コードを受信できるデバイスのことです。SMS 対応の電話番号を少なくとも 1 つ提示する必要があります。

デバイスを登録すると、Apple ID の管理ページにサインインして Apple ID を管理するときや、iCloud にサインインするとき、新しいデバイスを使って iTunes、Apple Books、App Store で買い物するときに、パスワードと 4 桁の確認コードの両方を入力して本人確認することが必要になります。

ユーザ名 j.appleseed@icloud.com が表示されているところ

通常通りに Apple ID とパスワードを入力します。

電話端末に 1234 と表示されているところ

ご利用のデバイスの 1 つに確認コードが送信されます。

確認コード 1234 が表示されているところ

本人確認のためにコードを入力して、サインインを完了します。

いったんサインインしたら、これまで通りアカウントの管理や購入ができます。パスワードと確認コードの両方を正しく入力しないとアカウントへのアクセスが拒否されます (サインインできません)。

また、14 文字の復旧キーが発行されますので、印刷して安全な場所に保管しておいてください。信頼できるデバイスや SMS 対応の電話番号にアクセスできなくなったときやパスワードを忘れてしまったときは、この復旧キーを使ってアカウントにアクセスできます。

セキュリティ質問は覚えておく必要があるのですか?

2 ステップ確認を有効にしている場合は、セキュリティ質問を作成したり覚えておいたりする必要はありません。パスワード、信頼できるデバイスや SMS 対応の電話番号に送信された確認コード、復旧キーの 3 つだけで本人確認がなされます。

どの SMS 対応電話番号を認証すればよいのですか?

各アカウントにつき少なくとも 1 つの SMS 対応電話番号を確認しておく必要があります。できれば、日頃 iPhone やその他の携帯電話で使っている SMS 対応電話番号をすべて認証しておくとよいでしょう。また、配偶者や家族など、身近な方の SMS 対応電話番号も認証しておくとよいでしょう。一時的に自分のデバイスにアクセスできなくなった場合でも、代わりにその番号を使うことができるからです。

固定電話や Web ベース (VOIP) の電話サービスは 2 ステップ確認には使えません。

SMS 対応の電話番号を追加または削除する

  1. appleid.apple.com にアクセスし、Apple ID とパスワードを入力します。

  2. 「サインインとセキュリティ」セクションで「アカウントセキュリティ」をクリックします。

  3. 「信頼できる電話番号を追加」No alt supplied for Image をクリックします。

  4. 番号を追加するには、電話番号を入力してから「続ける」をクリックします。

  5. 電話番号にテキストで送信された確認コードを入力します。

  6. 番号を削除するには、削除したい電話番号の横にある「この信頼できる電話番号を削除」No alt supplied for Image をクリックします。

「iPhone を探す」の通知機能を使って確認コードを受信するには?

「iPhone を探す」を有効にしておけば、どの iOS デバイス上でも「iPhone を探す」の通知機能を使って確認コードを受信できます。「iPhone を探す」の設定方法については、こちらの記事を参照してください。

2 ステップ確認を利用するにあたって覚えておくべきことは何かありますか?

2 ステップ確認は、お客様の Apple ID のセキュリティ (安全性) を簡単に強化する仕組みです。この機能を有効にすると、パスワード、信頼できるデバイスまたは SMS 対応の電話番号に送信された確認コード、または復旧キーを使わない限り、他人が自分のアカウントにアクセスしたりアカウントを管理したりすることができなくなります。また、パスワードのリセット、信頼できるデバイスの管理、新しい復旧キーの作成がご本人にしかできなくなります。Apple サポート担当者は、ほかのサービスについてはサポートを承りますが、お客様の代わりにこの 3 項目を変更したり復旧したりすることはできませんので、この点をあらかじめご了承いただきますようお願いいたします。そのため、2 ステップ確認をご利用の際には、次の内容につきましては、すべてお客様の責任になりますのでご理解ください。

  • 自分のパスワードを覚えておく

  • 信頼できるデバイスの (物理的な意味での) セキュリティに気をつける

  • 復旧キーを安全な場所に保管する

上記の 3 項目 (パスワード、信頼できるデバイスまたは SMS 対応電話番号、復旧キー) のうちの 2 つに同時にアクセスできなくなった場合は、その Apple ID を永久に使えなくなるおそれがあります。

復旧キーを保管する場所は?

復旧キーは、自宅、職場、またはその他の安全な場所に保管してください。キーを複数コピーし、複数の場所に保管しておくことをおすすめします。そうすることで、復旧キーが必要になった時にすぐに見つけることができ、またコピーを紛失した場合も予備があるので安心です。復旧キーはデバイスやコンピュータ上には保存しないようにしてください (権限のないユーザが簡単にアクセスできるおそれがあるため)。

新しい復旧キーが必要になった場合は、作成方法をご確認ください。

復旧キーをなくしてしまった場合は?

信頼済みのデバイスのいずれかで Apple ID パスワードを使って Apple ID のアカウントページにサインインし、新しい復旧キーを作成していただけます。

  1. appleid.apple.com にアクセスします。

  2. パスワードと信頼できるデバイスを使ってサインインします。

  3. 「サインインとセキュリティ」セクションで「復旧キー」>「復旧キーを変更」をクリックします。

新しい復旧キーを安全な場所に保管してください。以前の復旧キーは機能しなくなり、パスワードのリセットやアカウントへのアクセスには使えなくなります。「サインインとセキュリティ」セクションに「復旧キー」が表示されない場合は、2 ステップ確認を使っていません。

2 ステップ確認のコードの入力に対応していない App でアカウントにサインインするには、どうすればよいですか?

Apple ID のアカウントページで App 用パスワードを作成し、サインインしたい App のパスワードフィールドに入力することができます。これで、確認コードの入力に対応していない App を使う場合も、安全にサインインすることができます。たとえば、他社製のメール、連絡先、カレンダー App を使って iCloud にサインインする場合に App 用パスワードを使えます。

App 用パスワードの作成方法と使い方について

Apple ID のパスワードを忘れてしまった場合は?

iforgot.apple.com でパスワードをリセットできます。

Apple サポートでは、お客様の代わりにパスワードをリセットすることはできません。パスワードをリセットするには、復旧キーがあることと、最低 1 台の信頼できるデバイスにアクセスできることが必要です。

信頼できるデバイスを紛失したり手放したりしたときは?

デバイスにアクセスできなくなったときは、できるだけ早く信頼できるデバイスのリストからそのデバイスを削除してください。こうすることで、そのデバイスが悪用されるのを防ぐことができます。

信頼できるデバイスにアクセスできなくなったときは?

信頼できるデバイスにアクセスできなくても、パスワードと復旧キーを使って、またはパスワードと SMS 対応の電話番号を使ってアカウントにアクセスできます。

  1. appleid.apple.com にアクセスして「サインイン」をクリックし、Apple ID とパスワードを入力します。

  2. 「本人確認」画面で、「信頼できるデバイスにアクセスできませんか?」を選択します。

  3. ポップアップウインドウで復旧キーを入力します。

  4. 「デバイス」セクションを表示して、本人確認用に今後使わないデバイスを削除します。

2 ステップ確認をオフにする方法は?

各デバイスで引き続き iCloud にサインインした状態であることを確認してください。Apple ID のパスワードの入力画面が表示される場合があります。

  1. appleid.apple.com にサインインします。

  2. 「サインインとセキュリティ」セクションで「アカウントセキュリティ」をクリックします。

  3. 「2 ステップ確認をオフにする」をクリックします。もう一度クリックして確定します。

  4. 新しいセキュリティ質問を作成し、誕生日を確認します。

Apple ID の 2 ステップ確認がオフになったことを確認するメールが届きます。

2 ステップ確認から 2 ファクタ認証に切り替える方法は?

2 ステップ確認をお使いの場合、iOS 11 以降または macOS High Sierra 以降にサインインした時点でアカウントが自動的に 2 ファクタ認証にアップデートされます。2 ステップ確認から 2 ファクタ認証にアカウントを手動で切り替えることもできます。以下の手順を実行してください。

どちらの機能を使用中か調べる

2 ファクタ認証と 2 ステップ確認のどちらを設定してあるかわからない場合は、以下の手順で確認してください。

  1. appleid.apple.com にサインインします。

  2. 「サインインとセキュリティ」セクションで、「アカウントセキュリティ」の下に「2 ステップ確認」または「2 ファクタ認証」と表示されているか確認します。

  3. 2 ステップ確認がオンになっている場合は、引き続き以下の手順にそってオフに切り替え、その上で 2 ファクタ認証を有効にしてください。2 ファクタ認証がオンになっている場合は、すでに設定完了です。

2 ファクタ認証をオンにする

2 ファクタ認証をオンにする前に、2 ステップ確認をオフにしてください。また、各デバイスで引き続き iCloud にサインインした状態であることを確認してください。Apple ID のパスワードの入力画面が表示される場合があります*。

Apple ID の 2 ファクタ認証を設定する方法について

* Mac に Apple ID でログインしている場合は、2 ファクタ認証を設定する前に Mac のログインパスワードを変更しておく必要があります。

2 ステップ確認はどこで使えますか?

2 ステップ確認は、以下の国や地域で既存のアカウントに対して利用できます。

  • アルバニア

  • アルジェリア

  • アンゴラ

  • アンギラ

  • アンティグア・バーブーダ

  • アルゼンチン

  • アルメニア

  • オーストラリア

  • オーストリア

  • バハマ

  • バーレーン

  • バングラデシュ

  • バルバドス

  • ベルギー

  • ボリビア

  • ボツワナ

  • ブラジル

  • 英領バージン諸島

  • ブルガリア

  • カメルーン

  • カナダ

  • ケイマン諸島

  • 中央アフリカ共和国

  • チャド

  • チリ

  • 中国本土

  • コロンビア

  • コンゴ民主共和国

  • コンゴ共和国

  • コスタリカ

  • コートジボワール

  • クロアチア

  • キプロス

  • チェコ共和国

  • デンマーク

  • ドミニカ

  • ドミニカ共和国

  • エクアドル

  • エジプト

  • エルサルバドル

  • エストニア

  • エスワティーニ

  • フィジー

  • フィンランド

  • フランス

  • ガンビア

  • ドイツ

  • ガーナ

  • ギリシャ

  • グレナダ

  • グアム

  • グアドループ

  • グアテマラ

  • ギニア

  • ギニアビサウ

  • ガイアナ

  • ホンジュラス

  • 香港

  • ハンガリー

  • アイスランド

  • インド

  • インドネシア

  • アイルランド

  • イスラエル

  • イタリア

  • ジャマイカ

  • 日本

  • ヨルダン

  • カザフスタン

  • ケニヤ

  • コソボ

  • クウェート

  • ラオス

  • ラトビア

  • レバノン

  • リヒテンシュタイン

  • リトアニア

  • ルクセンブルグ

  • マカオ

  • 北マケドニア

  • マダガスカル

  • マレーシア

  • マリ

  • マルタ

  • マルティニク

  • モーリシャス

  • メキシコ

  • モルドバ

  • モントセラト

  • モロッコ

  • ナミビア

  • オランダ

  • ニュージーランド

  • ニカラグア

  • ニジェール

  • ナイジェリア

  • ノルウェー

  • オマーン

  • パキスタン

  • パラオ

  • パナマ

  • パラグアイ

  • ペルー

  • フィリピン

  • ポーランド

  • ポルトガル

  • プエルトリコ

  • カタール

  • レユニオン

  • ルーマニア

  • ロシア

  • セントクリストファー・ネイビス

  • セントルシア

  • セントビンセント・グレナディーン諸島

  • サントメ・プリンシペ

  • サウジアラビア

  • セネガル

  • セーシェル

  • シエラレオネ

  • シンガポール

  • スロバキア

  • スロベニア

  • 南アフリカ

  • 韓国

  • スペイン

  • スリランカ

  • スリナム

  • スウェーデン

  • スイス

  • 台湾

  • タンザニア

  • タイ

  • トリニダード・トバゴ

  • チュニジア

  • トルコ

  • タークス・カイコス諸島

  • ウガンダ

  • ウクライナ

  • アラブ首長国連邦

  • 英国

  • 米国

  • ウルグアイ

  • ベネズエラ

  • ベトナム

  • イエメン

  • ジンバブエ

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