iTunes を使ってコンピュータと iOS/iPadOS デバイスの間でファイルを共有する

お使いのコンピュータと iOS/iPadOS デバイス上のアプリとの間で、ファイル共有機能を使ってファイルを相互にコピーできます。

始める前に

macOS Catalina 以降を使用している場合は、Finder を使って、コンピュータと iPhone または iPad でファイルを共有します。Windows 10 以降を使用している場合は、Apple デバイスを使って、Windows コンピュータと iPhone または iPad でファイルを共有します。

ファイル共有の代わりに、お使いのどのデバイスでも常に最新版の書類を扱えるように、iCloud Drive、Handoff、または AirDrop を活用することをご検討ください。

iCloud Drive を使えば、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、または Windows パソコンからすべての書類に安全にアクセスできるようになります。どのデバイスを使っていても、必要なときに常に最新の書類が手に入ります。

Handoff を活用すると、あるデバイスで書き始めた書類やメール、メッセージの続きを別のデバイスで書くことができます。Handoff は、メール、Safari、マップ、メッセージ、リマインダー、カレンダー、連絡先、Pages、Numbers、および Keynote などの Apple 製アプリで利用できます。他社製アプリの中にも、一部対応しているものがあります。

AirDrop では、近くにあるほかの Apple デバイスと写真、ビデオ、Web サイト、位置情報などを共有できます。

ファイル共有機能を使うために必要な条件

お使いの iOS/iPadOS アプリがコンピュータとのファイル共有に対応しているか確認する

  1. Mac または Windows パソコン上で iTunes を開きます。
  2. iPhone、iPad、iPod touch を付属の USB ケーブルでコンピュータに接続します。
  3. iTunes でデバイスをクリックします。デバイスが見つからない場合は、こちらの記事を参照してください。
    デバイスのボタン。
  4. 左側のサイドバーで「ファイル共有」をクリックします。
    iTunes のウインドウで iPhone が接続され、リストで「ファイル共有」が選択されているところ。
  5. アプリを選択すると、デバイス上のそのアプリで共有できるファイルが表示されます。「ファイル共有」セクションが表示されない場合は、デバイス上にファイル共有対応のアプリがありません。
    iTunes のウインドウに、共有可能な Keynote 書類が数個表示されているところ。

コンピュータから iOS/iPadOS アプリにファイルをコピーする

  1. iTunes で、「ファイル共有」セクションのリストからアプリを選択します。
  2. フォルダまたはウインドウから「書類」リストにファイルをドラッグ&ドロップすると、そのファイルがデバイスにコピーされます。
    iTunes の「書類」リストで「追加」をクリックして、コンピュータからコピーしたいファイルを指定して、「追加」をクリックする方法もあります。指定したファイルがデバイス上の該当のアプリにコピーされます。その App が対応しているファイルだけを選択するようにしてください。対応しているファイルの種類については、該当するアプリのユーザガイドでご確認ください。
    Keynote プレゼンテーションを「Keynote の書類」リストにドラッグ&ドロップしているところ。

iOS/iPadOS アプリからコンピュータにファイルをコピーする

  1. iTunes で、「ファイル共有」セクションのリストからアプリを選択します。
  2. 「書類」リストからファイルをドラッグし、コンピュータ上のフォルダまたはウインドウにドロップすると、それらのファイルがコンピュータにコピーされます。
    コンピュータにコピーしたいファイルを「書類」リストで選択してから「保存」をクリックし、そのファイルの保存先のフォルダをコンピュータ上で探してから、「保存」をクリックする方法もあります。
    ファイルを「Keynote の書類」リストにドラッグ&ドロップしているところ。

共有ファイルを開く

iOS デバイスで、ファイル共有用として選択したアプリを使って、コンピュータからコピーしたファイルを開くことができます。

デバイス上のほかの App や場所からこれらのファイルにアクセスすることはできません。デバイスがコンピュータに接続されていれば、iTunes の「ファイル共有」セクションでファイルのリストを確認できます。

共有ファイルをバックアップする

iCloud (または iTunes) でデバイスをバックアップする際、共有ファイルもバックアップされます。

ファイルを共有しているアプリを iOS デバイスから削除した場合、共有ファイルもデバイスと iCloud バックアップまたは iTunes バックアップから削除されます。共有ファイルがなくならないように、iOS デバイスからアプリを削除する前に、それらのファイルをコンピュータにコピーしておいてください。

共有ファイルを iOS デバイスから削除する

ファイル共有を使って iOS/iPadOS アプリにコピーしたファイルを削除するには、次の手順を実行してください。

  1. Mac または Windows パソコン上で iTunes を開きます。
  2. iPhone、iPad、iPod touch を付属の USB ケーブルでコンピュータに接続します。
  3. iTunes で デバイスを選択します。デバイスが見つからない場合の対処法については、こちらの記事を参照してください。
  4. 「ファイル共有」セクションのリストからアプリを選択します。
  5. 削除するファイルを「書類」リストで選択して、キーボードの「delete」キーを押します。
  6. 削除してもよいか確認するメッセージが表示されたら、「削除」をクリックします。
    iTunes の警告画面に、「選択した書類をお使いの iPhone から削除してもよろしいですか?」と表示されます。「キャンセル」または「削除」が選択できます。

ほかの方法でもアプリからファイルを削除できる場合があります。詳しくは、アプリのユーザガイドを参照してください。

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